津村記久子さんの本、読んだことはありますか?
もしまだなら、ぜひ手に取ってみてください。津村記久子さが描く日常の物語は、どこか自分の生活に重なるような親しみやすさと、ふと考えさせられる深さがあるんですよね。
最新刊『水車小屋のネネ』や『うそコンシェルジュ』も、その魅力がぎゅっと詰まった作品です。どちらも、「ああ、そういう気持ち、わかるな」と思わず共感してしまう場面がたくさんあります。
KindleやAudibleなら、すぐに読んだり聴いたりできるのでおすすめですよ。
忙しい毎日の中で、ほっと一息つける時間を作ってみませんか?

この記事でわかること
- 津村記久子の最高傑作や新刊『水車小屋のネネ』あらすじ
- 津村記久子のおすすめ本7選
- 津村記久子の最新刊本『うそコンシェルジュ』
- 津村記久子を電子書籍Kindleでお得に読む方法
津村記久子の最高傑作
津村記久子さんの魅力を語るなら、私が特に惹かれた2冊を挙げたいと思います。それぞれの内容と心に響くポイントをまとめました。
ただ、どの作品が「最高傑作」かは読む人の感じ方次第。ぜひご自身で確かめてみてくださいね。
君は永遠にそいつらより若い
津村記久子さんのデビュー作
津村記久子さんの『君は永遠にそいつらより若い』は、22歳の大学生・堀貝佐世が主人公。
彼女が卒業間近の数か月間に出会う人々とのやり取りを通じて、心の中にある痛みや生きづらさに向き合う姿が描かれています。
登場人物たちの悩みや葛藤には、「私もこんな気持ちを抱えたことがある」と思わず頷いてしまう場面がたくさんあるんですよね。
私自身、この本を読みながら、自分の若い頃の不安やもどかしさを思い出しました。津村さんの文章は温かく、それでいて鋭く心に響きます。
Kindleなら、すぐにこの素敵な物語に出会えますよ。
◆2005年第21回太宰治賞受賞作品
◆2021年9月17日映画化されました。現在はAmazonのPrime Videoで見ることが出来ます。
水車小屋のネネ
津村記久子さんの『水車小屋のネネ』は、姉妹が人生の岐路で出会う人々や出来事を通じて、支え合うことの尊さを描いた心温まる物語です。
18歳の理佐と8歳の律が、水車小屋のそば屋で新しい暮らしを始めるところから物語は進みます。印象的なのは、ヨウムのネネがまるで時代を越えて見守る存在のように登場し、姉妹と周囲の人々を繋いでいくところなんです。
この本を読むと、日々の中で気づかない小さな幸せや、人との繋がりの温かさに改めて気づかされますし、特に忙しい毎日を送る方には、ふと立ち止まって自分の周りを見つめ直す時間をくれる一冊になるでしょう。
津村記久子さんの柔らかくも奥深い文章が、どんなに疲れていても優しく寄り添ってくれる感覚です。
私はこの物語を読みながら、昔、親切にしてもらった人のことをふと思い出しました。読み終えた後に、きっと誰かに優しくしたくなる、そんな気持ちを抱かせてくれる本だと思います。
Kindleなら、通勤時間や家事の合間など、どんな隙間時間でもこの優しい物語にすぐアクセスできます。
自分に寄り添ってくれるような一冊を、ぜひ手に取ってみてください。
◆2023年第59回谷崎潤一郎賞受賞作品
関連:>>谷崎潤一郎賞を受賞された津村記久子さん。歴代受賞作品7選に入っていますのでこちらもご覧くださいね
関連:>>津村記久子さんのこれまでの経歴やプライベートなこと。作家本人のことをもっと知って津村文学の世界へどうぞ!
津村記久子のおすすめ本7選
津村記久子さんの作品を初めて読む人や、もっと深く知りたい人に向けたおすすめ本7冊をご紹介しますので、読書の参考にしてくださいね。
ミュージック・ブレス・ユー!!
津村記久子さん『ミュージック・ブレス・ユー!!』を読んでみると、音楽を通じて自分を見つけていく主人公アザミの成長に、心が温かくなりますよ。
高校生ならではの葛藤や友情、そして音楽への情熱が生き生きと描かれていて、まるで自分もその場にいるかのような感覚に浸れるんです。
音楽の力を感じながら、自己表現や人間関係を学んでいく過程に、きっと共感できる部分があるはずです。
個人的にも、音楽が自分にとってどれだけ大切な存在かを再確認することができ、読後は心が軽くなるような気持ちになりました。青春時代のあの頃を思い出させてくれる、そんな素敵な一冊です。
この本があなたにとっても、今の自分を見つめ直すきっかけになるかもしれません。音楽の力を信じたくなる、そんな温かい本です。もしこの本を手に取った時、ふと思うかもしれません。「これ、私にぴったりだ」と。
そんな予感がする本ですから、いつでもすぐに読めるようにしておくのもいいかもしれませんね。
◆2008年 第30回野間文芸新人賞受賞作品
◆咲くやこの花賞文芸その他部門受賞作品
ポトスライムの舟
津村記久子さんの『ポトスライムの舟』は、まるで自分の生活にぴったり重ね合わせて読んでしまうような一冊です。
主人公のナガセは、日々の生活に追われながらも、心の中で小さな夢を持ち続けます。
彼女の物語は、私たちが抱える「もっとこうなりたい」という気持ちに寄り添ってくれるんです。特に、友人との繋がりや、モラハラに悩むりつ子の姿が心に残ります。どんな状況でも、希望を持ち続けることの大切さを教えてくれます。
私も、この本を読んで「今の自分にも、少しずつでも進んでいける勇気が湧いたな」と感じました。どんな日常にも、小さな希望やチャンスが眠っているんだと思うと、心が温かくなりますよね。
現代の社会を生きる女性にとって、この本のメッセージはとても響くと思います。
電子書籍で読むと、すぐにその優しさに触れられますし、通勤中やちょっとした隙間時間に読めるので、Kindleがとても便利ですよね。
◆2009年第140回芥川賞受賞作品
ワーカーズ・ダイジェスト
『ワーカーズ・ダイジェスト』は、津村記久子さんが描く、現代を生きる女性たちのリアルで心温まる物語。
主人公の奈加子と重信、二人の32歳が仕事や人生の悩みを抱えながら、偶然出会い、共感し合いながら成長していく姿が描かれています。
この本を読めば、日常の中に隠れた小さな幸せに気づけるようになるんです。また、働くことに対する新しい視点や、現状維持の大切さを教えてくれます。心に寄り添い、温かい気持ちになれるこの作品は、同世代の読者に強く共感を呼ぶはずです。
津村記久子さんならではのリアルな描写と、優しさが詰まった文章はとても読みやすく、自然に引き込まれます。
現代社会で働く女性たちの姿に、きっと自分のことを重ねて感じるはずです。
心に温かい力をもらいたいときにぴったりな一冊です。ぜひ気軽に読んでみてくださいね。
◆2011年第28回織田作之助賞受賞作品
関連:>>津村記久子さんの『水車小屋のネネ』をはじめ、新たな才能が光る織田作之助賞受賞作の魅力を紹介。次の一冊がきっと見つかります!
給水塔と亀
『給水塔と亀』は、津村記久子さんが描く、心に優しく寄り添ってくれる一冊です。
定年退職後、故郷の海辺の町で新しい生活を始める60歳の男性が主人公。過去と向き合いながらも、新しい挑戦に踏み出す姿がとても温かく描かれています。懐かしい給水塔や出会った亀と共に、少しずつ変わっていく主人公の姿に、私たちもどこか共感を覚えるんじゃないでしょうか。
特に、人生の後半で何か新しい一歩を踏み出す勇気が持てないと感じている方には、この物語がきっと勇気を与えてくれるはずです。
日常の中で感じる小さな喜びに気づくことができる、そんな心の余裕を取り戻せるかもしれません。
私も読んでいて、ふと自分の日常が大切に思えてきました。この本を読んで、少しでも前向きな気持ちになれると思いますよ。
もし「今、これを読んでみたい」と思ったら、ぜひKindleで手軽に読むことをおすすめします。どこでも気軽に読めるので、心が落ち着く時間を過ごせること間違いなしです。
◆2013年第39回川端康成文学賞受賞作品
おすすめ:>>川端康成文学賞の傾向と歴代受賞作から厳選した5作品を紹介。再開の背景も知ることができる、文学ファン必見の内容です!
この世にたやすい仕事はない
『この世にたやすい仕事はない』は、津村記久子さんが描く、現代社会に生きる私たちが共感できる物語なんですよね。
主人公の女性が、燃え尽き症候群を経て5つの仕事を経験し、そこから新たな自分を見つけていく様子が、どこか温かくも鋭いユーモアで描かれています。主人公の女性の目を通して、普段目にしない仕事の裏側が見えてきて、「仕事ってこんなに多様なんだ」と気づかされます。
私も読んでいると、思わず自分のキャリアや挑戦してきたことを振り返り、「今、こうしている自分も間違っていないんだ」と感じました。
今、新たな一歩を踏み出したいあなたにもぴったりな本だと思います。
忙しい日々の中でちょっとした休憩が欲しい時にも、Kindleでサクッと読めるので、ぜひ手に取ってみてください。
『Prime Video』はAmazonプライム会員(月額600円)なら見ることができます。作品によってはレンタル、購入、無料があります。Amazon Prime Videoから月額料金990円で「NHKオンデマンド」を観ることができます。
◆2016年 芸術選奨新人賞受賞作品
◆2017年NHKドラマ化されましたが、現在、NHKオンデマンドで配信されています!
サキの忘れ物
『サキの忘れ物』は、津村記久子さんが描く心温まる短編集です。
千春という主人公が、ある日偶然手に取った本をきっかけに、少しずつ自分の人生に向き合い始める姿に、私は心を動かされました。彼女は、高校を辞めた後、病院併設の喫茶店でアルバイトをしながら、ふとした出会いや出来事を通じて、成長していくんですね。大きなドラマが起こるわけではなく、むしろ日常の中の小さな変化に気づくことが、物語の魅力だと思います。
この本を読んでいると、ふと「自分も何気ない毎日の中に、もっと目を向けてみよう」と感じさせてくれます。
ちょっとした出来事が、自分を変えるきっかけになるんだなと、心にじんわりと響いてきますよ。そんな温かな気持ちに包まれることができるので、日常の中で自分のことを振り返る時間がほしい人にぴったりだと思います。
そして、Kindleで気軽に手に取れるから、通勤や家事の合間にもすっと読めるのも嬉しいところ。
忙しい毎日でも、この本を読めば、心がほんのり温かくなる瞬間がきっと訪れますよ。
つまらない住宅地のすべての家
『つまらない住宅地のすべての家』は、津村記久子さんが描く、ちょっとした日常の中に隠れた複雑な人間関係と心の葛藤が丁寧に描かれた作品なんです。
物語は、静かな住宅街に住む住民たちが、何気ない出来事をきっかけに少しずつ自分自身を見つめ直し、他人との関わりを見つめ直していくというもの。
物語の進行が穏やかでありながら、登場人物たちの心情の揺れ動きや秘密が次第に明らかになっていく様子に引き込まれることでしょう。私もこの作品を読んで、「普通に見える日常の裏には、誰にも見せない顔があるのだな」と改めて感じました。そして、きっと誰かの心の中に、少しでも自分を重ねられる瞬間があるはずです。
日常生活に疲れたとき、ふと手に取って読み始めると、自分と向き合うきっかけになるかもしれません。ページをめくるたびに心がほっと温かくなる瞬間があるんですよね。
そんな素敵なひとときを過ごすためにも、Kindleならいつでもどこでも読めますし、Audibleで聴きながら通勤中にも楽しめますよ。
ぜひ一度、手に取ってみてくださいね。
津村記久子の最新刊本 うそコンシェルジュ
『うそコンシェルジュ』は、日常の小さな嘘がどれほど人間関係に影響を与えるかを、丁寧に描いている津村記久子さんの作品です。
主人公のみのりは、些細な嘘で周囲の人々を助ける「うそ請負人」。みのりの心情や葛藤に触れながら、私たちもまた、嘘が持つ力とその影響について深く考えさせられるんですよね。
みのりが抱える「嘘をつくことへの罪悪感」や、「人を助けるために嘘をつく」ことの難しさに、きっと共感する部分があるはず。
私自身も、この作品を読んで「小さな嘘も、実は大きな意味を持つんだな」と気づかされました。だからこそ、この本が今の自分にぴったりだと思える瞬間がきっとあるはずです。
登場人物たちの悩みや成長が、どこか自分のことのように感じられて、読み終わった後は、少し心が軽くなったような気持ちになります。
『うそコンシェルジュ』を読むことで、あなたもきっと、周りの人々の「本当」と「嘘」に敏感になり、心の中でちょっとした変化を感じるでしょう。
通勤中やお休みのひとときに、気軽に手に取ってみてください。
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津村記久子を電子書籍Kindleでお得に読む方法

津村記久子さんの本をkindle無料アプリをダウンロードして、もっとお得に読書してみませんか?
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まとめ
津村記久子の最高傑作はどれ?おすすめ本7選と新刊うそコンシェルジュもについて、以下の4つの事柄をご紹介しました。
- 津村記久子の最高傑作や新刊「水車小屋のネネ」のあらすじ
- 津村記久子の他のおすすめ本7冊を紹介します。読書の参考にしてくださいね
- 津村記久子の最新刊本『うそコンシェルジュ』
- 津村記久子を電子書籍Kindleでお得に読む方法
津村記久子さんの作品は、私たちの日常の中にある小さな喜びや悲しみを優しく描いています。
この記事で紹介した本を手に取れば、きっと彼女の作品の魅力に気づくはずです。
これをきっかけに、津村記久子さんの魅力に触れて、もっとたくさんの物語を楽しんでくださいね。