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柚木麻子の最新刊・直木賞候補作まとめ|『逃亡者は北へ向かう』と文庫おすすめ5選【2025年版】

作家
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こんにちは、松風知里です。

今回ご紹介するのは、作家・柚木麻子さん。彼女の最新刊『逃亡者は北へ向かう』と、直木賞候補歴のある注目作品、そして文庫で楽しめるおすすめの5冊を、やさしく丁寧にご案内していきますね。

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柚木麻子 学歴と経歴まとめ

1981年東京都世田谷区生まれ。立教大学文学部卒業後、2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。その後も次々と話題作を発表し、これまでに7回も直木賞候補となっている実力派です。

直木賞と芥川賞、それぞれどんな違いがあるの?という方はこちらもどうぞ。
▶️ 芥川賞と直木賞の違いはなに?どっちがすごい?両方ノミネートはできるかも調査

最新刊『逃亡者は北へ向かう』について

2025年2月27日に発売されたこの作品は、第173回直木賞候補作(※正式発表:2025/6/12)として注目されています。

壊れた道、選べなかった人生――それでも明日を迎えるために、人は北を目指すんです。

東日本大震災直後の東北を舞台にした『逃亡者は北へ向かう』は、殺人を犯し逃亡する男と、娘を津波で失った刑事、そして家族を探す漁師という三者の視点から描かれるクライムサスペンス

けれど、その物語は単なる逃亡劇にとどまりません。

被災した著者だからこそ描ける、震災の記憶と人の痛み、そして静かに前へ進もうとする力強さが、胸に深く届いてくるんです。

「もし自分だったら」と考えずにはいられない物語に、思わずページをめくる手が止まらなくなるはず。

もし今、喪失や選択の重さに悩んでいるなら――この物語が、きっとあなたの心に寄り添ってくれますよ。

\\極限の逃亡劇、震災の闇に迫れ!//

柚木麻子さんの最新刊は、第173回直木賞にノミネートされています。ノミネート作品全体の情報はこちらからどうぞ。
▶️ 第173回 芥川賞・直木賞の候補作まとめ|2025年上半期のノミネート作品を徹底紹介!

受賞歴と直木賞候補作品をピックアップ

柚木麻子さんは、直木賞候補としてもたびたび名前が挙がる実力派。
以下に代表作をご紹介します。

フォーゲットミー・ノットブルー

友情は、時に甘くて、時にほろ苦いものですよね──そんな揺れる気持ちをそっと描いたのが、柚木麻子さんの短編『フォーゲットミー・ノットブルー』です。

女子校という閉ざされた世界の中で生まれる憧れや嫉妬、そしてすれ違い。

その繊細な心の機微が見事に描かれ、第88回オール讀物新人賞を受賞しました。

他人との距離感自分の本音にふと気づかされるような物語なんです。

もし、過去の人間関係や思春期の自分に心がチクッとすることがあるなら…この本が優しく寄り添ってくれるかもしれません。

あなたの中にも、かつての少女がきっといます
ページをめくりながら、あの頃の心にそっと触れてみませんか?

\\少女たちの心理戦に共鳴せよ!//

◆2008年第88回オール讀物新人賞受賞

伊藤くん A to E

「どうして“あの人”のことが、こんなにも忘れられないんだろう…」
そんな恋の痛みに心が揺れるとき、手に取ってほしい一冊があります。

柚木麻子さんの『伊藤くん A to E』は、東京を舞台に、ひとりの傲慢な男と5人の女性の視点から綴られる連作短編集。

振り回され、傷つきながらも前を向こうとする彼女たちの姿に、きっとあなたも共感を覚えるはず。

恋愛の不条理さ、自分の弱さ、そして再生──それらすべてを受け止める優しさがこの物語にはあるんです。

直木賞候補にもなったこの作品は、恋に悩むあなたの心をそっと整えてくれるかもしれません。

もし今、誰かに振り回されているなら──ぜひこの本を開いてみてくださいね。

\\全員やばい、でも共感//

◆2013年第150回直木三十五賞候補

本屋さんのダイアナ

「自分を好きになれないすべての人へ」──そんな言葉で始まる『本屋さんのダイアナ』は、少女時代の孤独やコンプレックスを抱えたダイアナと、優等生の彩子が出会い、すれ違いと再会を経て、10年以上にわたる友情を紡いでいく物語です。

現代の“赤毛のアン”とも称される本作は、優しくて痛い成長譚。

直木賞候補にもなったのは、人を受け入れる力と、心を肯定する言葉が、読む人の胸に深く届くからなんです。

もし今、自分を好きになれない気持ちや、人との距離に悩んでいるなら──この一冊が、そっとあなたを癒してくれるかもしれません。

\\心の呪い、解いてみない?//

◆2014年第151回直木三十五賞候補

ナイルパーチの女子会

「ただ“友達”が欲しかっただけなのに」──そんな思いから始まる友情が、どうしてこんなにも苦しく、こじれてしまうんでしょうね。

『ナイルパーチの女子会』は、心の渇きを埋めようとするふたりの女性の関係を描いた物語

相手に求めすぎてしまう不安や執着、そして他人との距離感の難しさが、まるで自分のことのように響いてくるんです。

SNS時代の孤独や、理想と現実のあいだでもがく姿に胸が締めつけられながらも、「自分はどう生きたいのか」をそっと問いかけてくれる──だからこそ、山本周五郎賞を受賞し、直木賞候補にも選ばれたんですね。

もしあなたが今、人とのつながりに悩んでいるなら、この一冊がきっと心の奥深くに届いてくれるはずです。

\\その友情、破滅級。//

◆2015年 第28回山本周五郎賞受賞、第153回直木三十五賞候補

◆2016年 第3回高校生直木賞受賞

BUTTER

「自分の価値を、誰かの物差しで決めていませんか?」

そんな問いかけから始まる柚木麻子さんの小説『BUTTER』は、実在の事件をモチーフに、社会に潜む女性への偏見やルッキズムを深く描いた一冊です。

欲望に忠実な被疑者と向き合う記者の視点を通じて、「美しさ」や「幸せ」の本質に迫ります。

バターの香りが漂う料理描写
にも心がほどけていくんですよね。

直木賞候補にもなったこの物語は、他人の目に悩むすべての人に、自分らしさを見つめ直すきっかけをくれるはず。

まずは一冊、そっとページをめくってみませんか?

きっと、自分の中に眠っていた“本当のわたし”に出会えますよ。

\\女の本音、あなたは見抜ける?//

◆2017年第157回直木三十五賞候補

マジカルグランマ

「“理想のおばあちゃん”なんて、もうやめた!」──そんな言葉から始まる『マジカルグランマ』は、75歳の元女優・正子が人生をやり直す、勇気と希望に満ちた物語なんです。

世間の期待に応えて生きてきた彼女が、夫の死と借金をきっかけに、“本当の自分”として立ち上がっていく姿は、読む人の心をじんわりと温めてくれます。

第161回直木賞候補にもなった本作は、ユーモアとエネルギーに満ち、年齢や固定観念を超えて「生き直す力」をくれるんですよね。

もし今、「こうあるべき」に苦しんでいるなら、ぜひ正子の挑戦をのぞいてみてください。
あなたの心にも、新しい風がそっと吹いてくるかもしれません。

\\75歳、人生が爆発!//

◆2019年第161回直木三十五賞候補

あいにくあんたのためじゃない

「他人に貼られたラベルはもうたくさん」──そんなふうに感じたこと、ありませんか?

柚木麻子さんの『あいにくあんたのためじゃない』は、現代の息苦しさのなかで“自分を取り戻す”ための力をくれる短編集です。

SNS炎上やコロナ禍、偏見に苦しむ人々が、それでも自分の足で立ち上がっていく6つの物語。

第171回直木賞候補に選ばれたのは、そのリアルな痛みと、ユーモア、そしてしなやかな希望の力が込められているから。

もし今、誰かの「正しさ」に心が疲れているなら、この本がそっとあなたの背中を押してくれますよ。無理せず、あなたのペースで読んでみてくださいね。

\\この痛快さ、クセになる!//

◆2024年第171回直木三十五賞候補

文学ジャンルの違いについてもっと知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
▶️ 純文学と大衆文学の違いと特徴は?わかりやすく見分ける方法と作品も!

柚木麻子の文庫おすすめ5選

柚木麻子さんの作品には、大きく分けて2つの魅力があります。
元気をくれる前向きな物語と、女性同士の心の闇を描いたブラックな物語。
その両極を楽しめる文庫本を厳選してご紹介しますね。

ランチのアッコちゃん

「ちょっと疲れたな」と感じたときに、そっと寄り添ってくれる一冊があります。
それが柚木麻子さんの『ランチのアッコちゃん』。

舞台は東京・麹町の出版社。
失恋で元気をなくしていた派遣社員の三智子が、営業部長のアッコさんから「一週間、ランチを交換しましょう」と誘われたことから物語は始まります。

ランチという小さな冒険が、三智子の世界を少しずつ広げていくんです。

アッコさんの言葉やおいしそうな料理、そして人とのあたたかな交流に触れるうちに、「日常の中にこそ、変わるきっかけがあるんだな」と気づかされていきます。

なんとなく張り合いのない日々に疲れていたら──アッコさんのランチに誘われる気持ちで、この物語をひらいてみてくださいね。

きっと明日が、少しだけ楽しみになりますよ。

\\あなたの明日に効く一冊!//

その手をにぎりたい

「恋も仕事も、あの時代を全力で生きた」──そんな言葉がしっくりくる、青子の10年の物語。

舞台はバブル真っただ中の東京

挫折や失恋に何度も心が折れそうになりながらも、「自分の手で未来をつかみたい」と願い、懸命に走り続ける姿に、きっとあなたも励まされるはずなんです。

自分の「好き」を貫くこと、変わりゆく時代のなかで本当の自分を見つけていくこと。

その一歩一歩が、10年という時間のなかで少しずつ花開いていく──そんな成長の物語です。

もし今、人生に迷いや疲れを感じているなら、青子の物語にそっと寄り添ってみてください。ページをめくるごとに、あなたの心にもやさしい光が差し込むと思いますよ。

\\昭和女子の生き様全開!//

嘆きの美女

「私だって、変われるかもしれない」──そんな想いがふと芽生える一冊があります。

柚木麻子さんの『嘆きの美女』は、劣等感や嫉妬に悩むオタク女子・耶居子が、ひょんなことから“美女たち”と共同生活を送ることになり、少しずつ自分を変えていく成長物語。

美しい女性たちと過ごすなかで、女同士ならではの微妙な感情がリアルに描かれ、それが逆に、心の奥をそっと癒してくれるんです。

誰かと比べて苦しくなること、ありますよね。
でもこの物語は、自分らしさ」に気づくきっかけをくれるんです。

もし今、ほんの少しでも前に進みたい気持ちがあるなら。どうか耶居子の物語を手に取ってみてください。
変化のヒントは、すぐそばにあるかもしれません。

\\心の毒も笑いに変える一冊!//

私にふさわしいホテル

「認められたい。でも、なぜかうまくいかない」──そんな想いを抱えていませんか?

柚木麻子さんの『私にふさわしいホテル』は、注目されずにくすぶる新人作家・加代子が、自腹で山の上ホテルにこもり、野心と嫉妬に揺れながらも自分の夢をつかもうとする物語

女性同士の見えない闘いや承認欲求の苦しみが、驚くほどリアルに描かれていて、読みながら「私だけじゃない」と心がほどけていくんです。

人と比べて落ち込むとき、夢を追うことに不安を感じるとき…そんなときにこそ読んでみてほしい一冊。

自分の信念を貫く勇気と、ふさわしい場所を見つける力が、きっとあなたの中にも見つかるはずですよ。

\\この闘い、他人事じゃない!//

ねじまき片想い

「自分の心にねじを巻けるのは、自分だけ」──そんな言葉が胸に残る、恋と仕事に奮闘する女性の物語があります。

舞台は浅草の老舗おもちゃ会社。
主人公・富田宝子は、片想いの相手・西島さんに気づかれないまま、ひたむきに日々を重ねていきます。

その姿がなんとも健気で、いじらしくて…読みながら、自然と応援したくなるんです。

誰かのために頑張ること、自分の心にそっとねじを巻き直すこと──宝子の物語は、そんな前向きな力を静かに届けてくれます。

もし今、あと一歩が踏み出せないでいるなら…この本が、あなたの背中をそっと押してくれるかもしれませんよ。

\\推しは“わたし”だった//

柚木麻子の小説をKindleで読む方法

重たい本を持ち歩かずに、いつでもどこでも読書できるのがKindleの魅力ですよね。

Kindleの使い方や登録方法に不安がある方は、こちらの記事もご参考に。
▶️ Amazon Kindle Unlimitedの使い方・料金・解約方法を徹底解説!初心者向けガイド

特におすすめなのが「Kindle Unlimited」
月額980円で200万冊以上の本が読み放題。中には柚木麻子さんの作品も含まれています。

まずは30日間の無料体験から始めてみてくださいね。
Kindle無料アプリをスマホやタブレットに入れるだけで、読書の幅がぐんと広がりますよ。

オーディオブック派の方にはこちらも。
▶️ Amazonオーディブル完全マニュアル【2025年版】|無料体験期間・メリット・解約手順

まとめ|柚木麻子の作品で心を動かす一冊と出会うために

柚木麻子さんの作品は、日常に潜む感情の揺れを丁寧に描き出しながら、私たちに「自分らしく生きる勇気」をそっと手渡してくれるんです。

「最新刊を読みたい」「どれから手に取ればいいか迷っている」という方に、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

さあ、あなたの心に響く一冊と出会ってみませんか?

作家
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このブログを書いている人

松風知里

 

本と心をつなぐ、言葉の案内人

松風知里

★大阪在住の読書ブロガー・まつかぜちりです

★年間100冊以上の読書と、年間3〜5本の執筆をライフワークにしています

Kindleで小説・読書術の本を出版しています

★読書によって感じたこと、心に残る言葉を丁寧に綴っています

★「読む・書く・つなぐ」をテーマに、やさしく心に届く読書体験をお届け中です

★古本のオンライン書店『柚香の森』を主宰し、心に響く文芸書のセレクトを行っています|覗いてみる

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