「うちの子、文章を読んでも意味をうまく理解できていないかも…」そんなふうに感じることはありませんか?
小学生高学年になると、教科書や問題文の内容が難しくなり、ただ読むだけでは理解しにくくなることもあります。読解力がつくと、国語だけでなく算数や理科、社会の記述問題にも強くなります。
この記事では、読解力を鍛える方法と、おすすめの本を紹介します。
KindleやAudibleを活用した読書習慣の作り方もあわせてお伝えしますね。

この記事でわかること
- 読解力とは?小学生高学年でなぜ重要なのか
- 読解力を鍛えるための3つの方法
- 小学生高学年の読解力を上げるおすすめ本6選
- Kindle・Audibleを活用して、もっと読書習慣を定着させよう!
読解力とは?小学生高学年でなぜ重要なのか

読解力とは、文章の意味を正しく理解し、筆者の意図をつかみながら、どのように話が展開されているのかを把握して、自分の考えを深める力のことなんです。
この力がないと、問題文を読んでも「何を聞かれているのか?」と戸惑ってしまいます。
しかし、読解力があれば、文章の流れを整理し、筆者の意図を的確に読み取ることができるようになりますよ。
国語の成績向上はもちろん、論理的な思考力や情報を正しく理解する力も身につくので、早いうちから意識して鍛えていきたいですね。
読解力を上げるためには、「本を読む習慣」をつけることが何よりも大切。日々の積み重ねが、確かな理解力へとつながります。
読解力を鍛えるための3つの方法

読解力を伸ばすには、ただ本を読むだけではなく、最適な方法を取り入れることが大切です。
音読で文章の流れをつかみ、さまざまな種類の文章に触れ、さらに要約する力を養うことで、深く考えながら読む習慣が身につくんです。
親子での会話を交えながら取り組めば、より楽しく、確実に読解力を高められますよ。
① 音読+親子での対話を取り入れる
音読は、文章の意味を意識しながら読む習慣をつけるのに最適です。
ただし、ダラダラ読んでしまうと意味がなくなってしまうので、適度なスピードを意識し、句読点の部分では一度区切るようにしましょう。
たとえば、お子さんが『この部分、よくわからない』と言ったら、『じゃあ、一緒にもう一度読んでみようか?』と促してみてください。そして『この場面で主人公はどんな気持ちかな?』と問いかけると、内容を深く考えるきっかけになります。
また、読み終わった後に「この文章の大事なポイントは?」と聞いてみるのもおすすめ。
要約することで、文章の構造を意識しながら理解を深めることができます。こうした対話を通じて、自然と読解力が育まれていきます。
② 物語だけでなく、説明文・新聞記事・図鑑なども読む
物語だけでなく、説明文(論理的な文章)にも触れることで、幅広い読解力が身につきます。
例えば、新聞記事を読むと、事実を整理しながら理解する力が養われ、意見を述べる練習にもなります。
図鑑なら、イラストや写真と一緒に情報を得ることで、視覚的にも理解が深まります。
また、説明文を読むときは、段落ごとに要点を整理する習慣をつけるのがポイント。「なぜそうなるのか?」と問いかけながら読むと、論理的な思考が鍛えられます。
親子で『この内容を一言で言うと?』と話し合うのも読解力が鍛えられます。
Kindle Unlimitedなら、新聞・図鑑・論説文など、さまざまなジャンルの本を手軽に読めるので、日常の読解力を養う機会を増やせる便利なツールです。
③ 読んだ内容を「要約する」練習をする
「この本、どんな話だった?」と聞いて、短くまとめる練習は読解力を鍛えるうえでとても大切です。
要約するときは、「誰が・何を・どうした」の3点を意識し、できるだけシンプルにまとめましょう。
例えば、お子さんが『このお話、すごく面白かった!』と言ったら、『どんなお話だった?』と聞いてみてください。最初は『えっと…面白かった!』という感想だけになってしまうかもしれません。そのときは、『誰が主人公で、どんな出来事があったの?』と優しく促すのがポイント。
また、重要な場面を選び、『なぜこの展開になったのか?』『筆者はどんな意図で書いたのか?』を一緒に考えると、文章の構造が理解しやすくなります。要約する際は、ポイントを3つ程度に絞って、無理に細かく説明しすぎないことが大事です。
親子で『この場面が大事だったね』『なぜこうなったと思う?』と話し合うと、より深い考察力も育まれます。最初は1〜2文でもOK!繰り返すうちに、要点を的確にとらえる力が自然と身についていきますよ。
小学生高学年の読解力を上げるおすすめ本6選
読解力を鍛えるには、どんな本を選ぶかがとても大切ですね。小学生高学年のお子さんにぴったりの本を、ジャンルごとに分けてご紹介します。
物語を楽しみながら読解力を伸ばせるもの、説明文や語彙力を強化できるもの、親子で一緒に取り組めるものなど、目的に合わせて選んでみてくださいね。
くちぶえ番長/重松清
★物語を通して感情を読み取る力を鍛えます(推論力・共感力)
『くちぶえ番長』は、ツヨシのクラスに、新しく転校してきたマコト。小さな体で一輪車をスイスイ乗りこなし、くちぶえも見事に吹く女の子。でも何より驚いたのは、転校して早々「わたし、この学校の番長になる!」と堂々と宣言したこと。クラスのみんなはびっくりしたけれど、マコトはただ威張っているわけじゃなくて、本当は誰よりも強くて、優しくて、仲間思いの子だった。
小さい頃にお父さんを亡くし、一人で頑張ることが当たり前だったマコトは、困ったときには必ずそばにいてくれる、頼りになる存在になっていく。
そんなマコトとツヨシが過ごした一年間は、きっと一生忘れられない、かけがえのない友情の物語です。
この物語は、小学校の教室のようなリアルな世界で、友情の大切さや相手の気持ちを考える力を育ててくれます。
この本を読むことで得られること
『くちぶえ番長』は、ただ読むだけでなく、「このときソーダはどんな気持ちだったんだろう?」「どうしてこんな言葉を言ったのかな?」と考えながら読むことで、子どもの読解力がグッと深まる1冊です。
読解力アップのポイント
物語に向き合うことで、文章を読む力だけでなく、人の気持ちを察する力まで鍛えられます。国語のテストや受験の読解問題にも役立つ考え方ですね。試してみてください!
中学受験 まんがで学ぶ! 国語がニガテな子のための読解力が身につく7つのコツ(説明文編)/長尾誠夫
★論理的思考を身につける説明文の読み方を学びます(論理的思考・因果関係の理解)
国語の説明文がちょっと苦手でも、大丈夫!この本はまんが形式なので、楽しく読みながらコツをつかめます。
物語の登場人物と一緒に、「文章の流れをつかむ方法」や「どうしてそうなるのかを考えるコツ」を学んでいくので、気づけば説明文がスラスラ読めるように。
具体的な例題もついているので、実際に試しながら読解力を伸ばせる一冊です。
この本を読むことで得られること
読解力アップのポイント
国語の説明文が苦手な小学生高学年のお子さんにぴったり!「読解力をつける本」を探しているなら、ぜひチェックしてみてください。Kindle版ならすぐに読めて便利です!
全教科対応! 読める・わかる・解ける 超読解力/善方威
★語彙力を増やし、表現力を高めます(語彙力・表現力)
「国語の文章がうまく読み取れない…」「意味がすぐにつかめない…」そんな悩みを解決してくれる一冊です!
この本では、さまざまなジャンルの文章を読みながら、言葉の意味や文章の流れをつかむコツを学べます。
国語だけでなく、算数や理科、社会の問題を解く力も伸びるので、全教科に役立つ「読解力を鍛える方法」がたくさん詰まっています。楽しく学びながら、読解力をぐんとアップさせましょう!
この本を読むことで得られること
読解力アップのポイント
小学生高学年から読解力を上げるための「読解力をつける本」としておすすめ!
Kindle版ならすぐに読めるので、今すぐ始められます。文章を「読める・わかる・解ける」力をつけたいなら、ぜひ試してみてください!
僕らの七日間戦争/宗田理
★物語の要約力を鍛え、文章を整理する力を養います(要約力・文章構造の理解)
夏休み、中学生の少年少女たちが親や先生の理不尽さに反発し、廃工場に立てこもることに。そこを拠点に、大人たちと知恵を絞って対抗する「七日間戦争」が始まります。
自由を求める彼らの奮闘や、仲間との絆、成長がリアルに描かれたスリリングな冒険物語。子どもたちが力を合わせて挑む姿に、思わず夢中になってしまう一冊です。
この本を読むことで得られること
読解力アップのポイント
『僕らの七日間戦争』は、読解力を上げるのにぴったりな読解力をつける本。
小学生高学年から中学生まで楽しめる内容なので、国語の力を鍛えたい人におすすめです。Kindleなら、すぐに読めて便利!物語を楽しみながら、読解力をアップさせてみませんか?
小学生のための読解力をつける魔法の本棚/中島克治
★親子で一緒に取り組める読解力向上本(批判的思考・読書習慣)
ただ読むだけでなく、本の内容を深く理解するコツが、わかりやすく紹介されています。
小学生高学年でも無理なく取り組める工夫がたくさんあり、感想を話し合いながら読むことで、自然と読解力がアップ!親子の会話も広がる、楽しく学べる一冊です。
この本を読むことで得られること
読解力アップのポイント
読解力を上げる方法を探しているなら、まずはこの本から始めてみませんか?
Kindle版なら、手軽に読めていつでも学習できます。読解力をつける本として、小学生高学年のお子さんにおすすめの一冊です!
モモ/ミヒャエル・エンデ
★登場人物の心情を読み取ることで理解力が深まる(読解力、想像力、思考力、考察力)
ある日、不思議な少女モモが町に現れます。彼女は特別な力を持っているわけではありませんが、人の話をじっくり聞くことができる子でした。そんなモモの周りにはたくさんの友達が集まり、みんな幸せに過ごしていました。
しかし、ある時「灰色の男たち」が現れ、人々の時間を奪い始めます。町の人たちは時間に追われ、心を失っていく…。
モモは大切な時間を取り戻すために、たった一人で立ち向かいます。
この本を読むことで得られること
読解力アップのポイント
『モモ』は、小学生高学年の読解力を鍛えるのにぴったりの一冊。
文章を深く味わい、考えながら読む習慣が身につくので、国語の力を伸ばしたい人におすすめです。読解力を上げる方法を探しているなら、ぜひ試してみてください!KindleやAudibleなら、スキマ時間にも読めて便利です。
おすすめ:>>【小学生も使える!】大人の読解力を鍛える無料アプリ3選を紹介。メリット・デメリットや口コミもチェックして、スキマ時間で読解力アップを目指しませんか?
Kindle・Audibleを活用して、もっと読書習慣を定着させよう!

読解力を鍛えるには、たくさんの本に触れることが大切。でも、忙しい毎日の中で、紙の本を何冊も用意するのは大変ですよね。
そこで活躍するのが、KindleとAudibleです。
Kindleなら、軽いタブレットやスマホで何冊もの本を持ち運べるので、通学や外出先でも手軽に読書ができます。
フォントサイズの調整やハイライト機能もあり、子どもが自分のペースで読み進めやすいのが魅力です。
Audibleは、「聞く読書」ができるサービス。物語を耳で聞くことで、登場人物の感情や場面の雰囲気をより深く理解しやすくなります。また、活字が苦手な子でもストーリーを楽しめるので、読書のハードルがぐっと下がります。
どちらも、読解力を伸ばすうえで大切な「継続して読む」ことをサポートしてくれる便利なツール。
ぜひ活用して、読書習慣を無理なく定着させていきましょう!
デジタルツールを使う上での注意点

KindleやAudibleは便利ですが、使い方には注意も必要です。
長時間の使用は目の疲れや集中力の低下につながることもあるため、1回の読書時間を30〜60分程度に設定し、適度に休憩をとることが大切です。
また、寝る前の使用はブルーライトの影響で睡眠の質を下げることがあるため、ナイトモードを活用するか、Audibleのように目を使わずに楽しめる方法を選ぶとよいでしょう。
Audibleなら、目を使わずに耳から物語の世界に入り込めるので、通学中や寝る前にも活用できて便利ですよ。
親子でデジタル読書のルールを決め、紙の本と組み合わせながらバランスよく活用することで、もっと確実に読書習慣を身につけることができます。
Kindle Unlimitedでたくさんの本を手軽に読もう

- Kindle Unlimitedは980円で何冊でも読めるので、読書習慣をつけるのに最適。
まずは無料体験で試してみるといいですよ。気軽に始められるので、お子さんに合うかどうか確認しながら使えます。
- 紙の本が苦手な子でも、スマホやタブレットで気軽に読めるのが魅力です。
特に、Kindleならフォントサイズを調整できたり、ハイライト機能で重要な部分をチェックしたりと、読みやすさを自分に合わせてカスタマイズできます。
Kindle:>>小学生の読解力アップにも◎! Kindle Unlimitedは月額制で本が読み放題。読解力を育てる本も豊富ですが、メリット・デメリットも。実際の口コミや使い心地をチェックしてみませんか?
関連:>>小学生高学年の読解力を鍛える方法に! Kindle Unlimitedなら、読解力をつける本が手軽に読めます。登録や解約の方法も詳しく解説。小学校で読解力を上げる一歩を踏み出してみませんか?
Audible(オーディブル)で「聞く読書」もおすすめ

- 通学時間や寝る前に、耳から物語を楽しめるのがAudibleの魅力。
プロの声優やナレーターが語る物語は、登場人物の感情や場面の雰囲気がリアルに伝わり、まるで映画のワンシーンのように想像力をかき立てます。
特に、声のトーンや間の取り方で物語の奥深さが増し、文字を追うだけでは得られない臨場感が味わえます。「本を読むのは苦手…」という子でも、気づけば物語に夢中になってしまうこと間違いなしです。
- 「読書が苦手…」でも、Audibleなら物語の世界にスッと入り込めます。
登場人物の声色やリズムを感じながら聴くことで、まるで映画を観ているような感覚に。
耳で聞きながら情景を想像することで、イメージする力も自然と鍛えられ、読解力の向上にもつながります。
リラックスした時間に、まるで物語の中にいるような気分を味わえるのが魅力です。
- 目を使わずに読書できるので、寝る前のリラックスタイムにもぴったり。
やさしい語り口のナレーションに耳を傾けているうちに、自然と物語の世界に引き込まれてしまいます。
「あとちょっと…!」と気づけば夢中になり、気持ちよく物語の余韻を感じながら眠りにつくことも。音で楽しむ読書の魅力、ぜひ体験してみてくださいね。
- 活字に慣れていない、長い文章が苦手でも、Audibleなら「聞く」だけで物語の世界に入り込めます。
ワクワクする物語を耳で楽しむうちに、自然と言葉のリズムや表現に親しみ、読書の習慣が身についていきます。
最初は聞くだけでもOK!やがて、自分で文字を追いたくなる瞬間が訪れるはずですよ。
まとめ
読解力を上げる本はこれ!小学生高学年が夢中で読めるおすすめ5選と鍛え方について、以下の3つの事柄をご紹介しました。
- 読解力を上げるには、楽しく読める本を選ぶことが大事
- 音読・要約・親子での会話を取り入れると、さらに効き目アップ
- KindleやAudibleを活用すれば、手軽にたくさんの本に触れられる
「どの本を選べばいい?」と迷ったら、まずはこの記事で紹介したおすすめ本から試してみてくださいね!