こんにちは。読書ブロガー・ビブリオセラピストの松風知里です。
「読書好きなのに読解力が伸びない」──そんな悩みを抱えている方、多いんですよね。
本が大好きでたくさん読んでいるのに、なんだか内容が頭に残らない。
登場人物の心の動きや、物語の背景がうまくつかめない……そんなもどかしさを感じたこと、ありませんか?
実は、「読書量」だけでは読解力はなかなか育たないんですよね。
でも安心してください。
大切なのは“質”を意識した読み方なんです。
この記事では、読書好きなのに読解力が伸びないと感じている方に向けて、その原因と解決法をわかりやすくご紹介します。
読書をどう読み進めるかという体験をより良いものにする工夫をたっぷり盛り込んでいます。
読書好きなのに読解力が伸びない原因とは?量より質がカギです

たくさん読んでいるのに読解力がつかない──その理由は、「読み方」にあるんです。
ここでいう「読解力」とは、ただストーリーを追うだけでなく、登場人物の気持ちを読み取り、作者の意図や背景に想いを馳せ、自分の考えと結びつけて理解する力のこと。
読み飛ばしや速読に偏りすぎると、どうしても表面的な理解にとどまりがちなんですよね。
そこで大切なのが、“一文を味わうように読む”という姿勢。たとえば──
- 気になった言葉に線を引く
- 何度か読み返してみる
- 自分なりの感想を書き留めておく
そんなちょっとした積み重ねが、ぐっと理解を深めてくれるんです。
📚読解力に必要なのは、“読む量”より“読み方の質”。もっと深く知りたい方は、こちらの総まとめ記事もおすすめです。
→読解力を鍛える本と方法を完全解説!子どもから大人まで使える読書術と学習アプリも紹介
読解力を伸ばす!読書の質を高める具体的な習慣とコツ

読書好きなのに読解力が伸びないと感じている方へ。
ここでは、読み方の「質」を意識することで、理解力や思考力を育てるための実践的なコツをご紹介します。
◎「丁寧に読む」ことを習慣に
・一文を噛みしめるように読む
・わからない言葉はその場で調べる
・途中で考えを整理するために小休止する
◎「読書ノート」で感想を残す
読後のアウトプットは記憶を深めてくれるんです。
たとえば……
- 印象に残ったフレーズ
- 登場人物への共感・違和感
- 本を読んで気づいた自分の変化
ノートに手書きでも、Kindleでハイライトして後でまとめるのもOK。
自分なりの“対話”をもつことが、読解力アップの大きな一歩になります。
▶詳しくはこちら:読解力を鍛える大人のための無料アプリ3選!メリット、デメリットや口コミも
▶読後の感想や気づきをもっと深めたい方はこちら:読書アウトプットやり方・方法|知識が定着する&おすすめ本5選!Kindle対応!
読解力アップに役立つ!Kindle・Audibleの便利機能

読書好きなのに読解力が伸びないと感じている方にこそ、活用してほしいのが電子書籍やオーディオブック。
ここでは、読書の質をサポートしてくれるKindleやAudibleの便利な機能をご紹介します。
◎Kindleの「ハイライト」と「メモ」機能
気になった表現に印をつけておくと、あとから振り返るのがとてもラク。
読書メモも一元管理できて便利なんですよ。
▶参考記事:Amazon Kindle Unlimitedの使い方・料金・解約方法を徹底解説!初心者向けガイド
◎Audibleで“聴く読書”を取り入れる
オーディオブックは、忙しい方や活字が苦手な方にぴったり。
プロのナレーションによって、声の抑揚や間の取り方から、登場人物の感情や物語の雰囲気がより感じ取れるんです。
また、耳からの情報は、集中力が散漫になりがちなときにも心に届きやすいという効果もあるんですよ。
▶Audibleを詳しく知りたい方はこちら:Amazonオーディブル完全マニュアル【2025年版】|無料体験期間・メリット・解約手順
読書好きが陥りやすい読解力の落とし穴とその対策
読書好きの方こそ、「量をこなすこと」に意識が向きがち。
でも、情報過多の今の時代、読み流すだけではなかなか“自分のもの”にならないこともあるんです。
ポイントは、「深く読む時間」をしっかりつくること。
スマホを手放して、静かなカフェや図書館、公園など“自分だけの読書空間”を持ってみてくださいね。
その時間が、あなたの読解力を静かに育ててくれるはずです。
▶ゆっくり読書できる場所を探している方はこちら:本を読む場所おすすめ8選!自宅以外でも一日中ゆっくり読書できるのはここ
まとめ:読書好きでも読解力が伸びないと感じたら「質」を意識しよう
読書は、数よりも「どんな風に読んだか」が大切。
- 一文を大切に読むこと
- 感じたことを自分の言葉で残すこと
- ツールをうまく使って楽しく読み続けること
そんな日々の積み重ねが、読解力をゆっくり育ててくれます。
「読めてるつもりだけど、ちゃんと理解できているのかな……」
そんな不安を感じた時こそ、読み方を見直すチャンスです。
焦らなくて大丈夫。
あなたの読書が、もっと深く、もっと自分らしいものになりますように。
本と過ごす時間が、あなたの心をそっと支えてくれますように──
松風知里