「伏尾美紀さんって、どんな作家なんだろう」
『北緯43度のコールドケース』や『百年の時効』を読んで、経歴や出身大学が気になった方もいるのではないでしょうか。
伏尾美紀さんは、2021年に『北緯43度のコールドケース』で第67回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューしたミステリー作家です。
出身大学については、大学名そのものは公表されていません。ただ、本人が2026年のインタビューで「地元の大学」に進学したことを明かしています。
そして2025年刊行の『百年の時効』は、2026年に複数の文学賞・ミステリー賞を受賞。伏尾美紀さんを知るうえで、ますます気になる一冊になりました。
この記事では、伏尾美紀さんのプロフィールをwiki的に整理しながら、経歴や出身大学、代表作、初めて読む方におすすめの順番までご紹介します。
気になる一冊を見つけながら、伏尾美紀さんの作品世界をゆっくりたどってみてくださいね。
伏尾美紀wiki的プロフィール

伏尾美紀(ふしお・みき)さんは、1967年北海道生まれ、北海道在住の小説家です。
会社員として働いたのち、産業翻訳の仕事に携わり、2021年に『北緯43度のコールドケース』で第67回江戸川乱歩賞を受賞。同作で作家デビューしました。
プロフィールを整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 伏尾美紀 |
| 読み方 | ふしお・みき |
| 生年 | 1967年 |
| 出身 | 北海道 |
| 居住地 | 北海道 |
| 大学 | 地元の大学へ進学・大学名は非公表 |
| 経歴 | 会社員、産業翻訳者を経て作家へ |
| デビュー | 2021年『北緯43度のコールドケース』 |
| 主な受賞 | 江戸川乱歩賞、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞 |
伏尾美紀さんの作品を読んでいると、事件の謎だけではなく、捜査をする人の時間や、組織の中で揺れる心まで丁寧に描かれていることに気づきます。
派手さだけで引っぱるのではなく、じわじわと物語の中へ連れていかれる。
そんなところが、伏尾作品の魅力なんですよね。
伏尾美紀の出身大学は?

伏尾美紀さんの大学名は公表されていません。
ただし、2026年に公開された本人へのインタビューで、高校卒業後に地元の大学へ進学したことが語られています。
大学時代にはアーチェリー部に所属し、アルバイトなどもしながら学生生活を送っていたそうです。
そのため、現在確認できる情報としては、
「地元の大学へ進学したことは本人が明かしているものの、具体的な大学名は公表されていない」
というのが、いちばん正確です。
作家さんの大学名は気になるところですが、確認できない部分まで推測せず、公表されている範囲で見ていきたいですね。
伏尾美紀の経歴|江戸川乱歩賞受賞から現在まで
伏尾美紀さんの作家としての歩みは、2021年の『北緯43度のコールドケース』から始まります。
『北緯43度のコールドケース』で作家デビュー
『北緯43度のコールドケース』は、第67回江戸川乱歩賞を受賞した作品です。
応募時のタイトルは「センパーファイ―常に忠誠を―」。受賞後に現在のタイトルへ改題され、2021年10月に講談社から刊行されました。
物語の中心となるのは、北海道警察の警察官・沢村依理子。
未解決事件を追う緊張感だけでなく、警察組織の中で働く一人の女性の葛藤や成長も描かれています。
伏尾美紀さんをデビュー作から読んでみたい方には、まずこの一冊が自然な入口です。
『数学の女王』は沢村依理子シリーズ第2作
2023年には『数学の女王』が刊行されました。
講談社では、『北緯43度のコールドケース』に続くシリーズ第2作として紹介されています。
その後、2025年6月13日に文庫化され、タイトルは『数学の女王 道警 沢村依理子』となりました。
沢村依理子シリーズを読むなら、
『北緯43度のコールドケース』
↓
『数学の女王 道警 沢村依理子』
の順で読むと、人物関係や依理子の歩みも追いやすくなります。
『最悪の相棒』では新たな警察小説へ
2025年4月には『最悪の相棒』が刊行されました。
沢村依理子シリーズとは別の物語なので、『北緯43度のコールドケース』を読んでいなくても楽しめます。
伏尾美紀さんの警察小説は、事件だけではなく、そこで組むことになった人と人との距離や、それぞれが背負っているものにも目を向けているんですよね。
シリーズとは違う伏尾作品を読んでみたい方に向いています。
『百年の時効』は2026年に3つの賞を受賞
そして、現在の伏尾美紀さんを語るうえで外せない作品が『百年の時効』です。
2025年8月20日に幻冬舎から刊行された、548ページの長編警察小説です。
物語の始まりは、1974年に起きた一家殺傷事件。
未解決のまま50年が過ぎ、事件に関わったとみられる人物の死をきっかけに、止まっていた捜査が再び動き始めます。
昭和、平成、令和。
ひとつの事件を追い続け、次の世代へ捜査をつないでいく人々の時間が描かれています。
そして2026年、『百年の時効』は、
- 第28回大藪春彦賞
- 第47回吉川英治文学新人賞
- 第79回日本推理作家協会賞「長編および連作短編集部門」
を受賞しました。
ひとつの作品がこれだけ重ねて評価されたことを考えると、いま伏尾美紀さんを知るなら、代表作のひとつとして押さえておきたい一冊です。
長編なので少し身構えるかもしれません。
けれど、長い年月を抱えた事件だからこそ、そのページ数も物語の時間そのもののように感じられるのかもしれませんね。
いま評価を集めている伏尾美紀さんの作品から読みたい方には、『百年の時効』がおすすめです。
『百年の時効』が受賞した第47回吉川英治文学新人賞については、同じ回の候補作もまとめています。
→「第47回 吉川英治文学新人賞 候補一覧|発表時期・ノミネート作・受賞作(結果)まで追う」
伏尾美紀の代表作|読む順番は?
伏尾美紀さんの本は、すべてを刊行順に読まなければならないわけではありません。
ただし、沢村依理子シリーズについては順番に読んだほうが人物の変化を追いやすくなります。
迷ったら、こんな選び方がおすすめです。
| 読みたいもの | おすすめ作品 |
| デビュー作から読みたい | 『北緯43度のコールドケース』 |
| 沢村依理子シリーズを続けたい | 『数学の女王 道警 沢村依理子』 |
| 別の警察コンビを読みたい | 『最悪の相棒』 |
| 受賞作から読みたい | 『百年の時効』 |
初めてなら『北緯43度のコールドケース』
作家としての原点から知りたいなら、『北緯43度のコールドケース』から。
北海道の空気、未解決事件を追う時間、組織の中で葛藤する沢村依理子。
伏尾美紀さんの警察小説らしさを、最初の一冊から味わえます。
いまの代表作からなら『百年の時効』
一方、2026年の受賞をきっかけに伏尾美紀さんを知った方なら、『百年の時効』から入るのもいいと思います。
50年前の事件を追いながら描かれるのは、犯人を見つけることだけではありません。
捜査を続けること。
誰かから誰かへ受け継ぐこと。
長い時間が過ぎても、終わらないものがあること。
そんな物語にじっくり浸りたいときに、手に取りたい一冊です。
Kindle・Audibleで伏尾美紀作品を読むには

伏尾美紀さんの作品は、紙の本だけでなく、電子書籍やオーディオブックで楽しめるものもあります。
特に『百年の時効』は、紙版・電子書籍に加えてAudible版も配信されています。Audible版は2026年2月27日に配信が始まり、再生時間は約22時間です。
548ページの長編なので、
家では紙やKindleで読む。
移動中や家事の時間は耳から聴く。
そんなふうに、自分の暮らしに合わせて選ぶのもいいですよね。
なお、Kindle UnlimitedやAudibleの読み放題・聴き放題の対象作品は変わることがあります。利用するときは、Amazonの商品ページで現在の対象状況を確認してくださいね。
Kindle Unlimitedについて詳しく知りたい方はこちら。
→「Amazon Kindle Unlimitedとは?料金・解約・使い方を初心者向けに解説」
耳から読書を楽しんでみたい方はこちら。
→「Amazonオーディブル完全マニュアル|無料体験期間・メリット・解約手順」
寝る前に読むか聴くか迷っている方には、こちらの記事もどうぞ。
→「寝る前読書はKindle?Audible?向いている人の違いをやさしく解説」
まとめ|伏尾美紀は『百年の時効』でも注目される警察小説作家
伏尾美紀さんは、1967年北海道生まれの小説家です。
2021年、『北緯43度のコールドケース』で第67回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューしました。
出身大学については、本人が地元の大学へ進学したことを明かしていますが、具体的な大学名は公表されていません。
その後、『数学の女王』『最悪の相棒』と作品を重ね、2025年刊行の『百年の時効』は、2026年に大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞しました。
初めて読むなら『北緯43度のコールドケース』から。
いま評価されている作品から入りたいなら『百年の時効』から。
事件の謎だけではなく、捜査に向き合う人の時間や心まで描く物語が気になったら、まずは一冊から伏尾美紀さんの世界をたどってみてくださいね。

