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本を読むのが遅いのはダメ?遅読のメリットと自分のペースで楽しむコツ

本を読むのが遅いのはダメ?遅読のメリットと自分のペースで楽しむコツ 本との向き合い方
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本を読んでいると、なかなかページが進まない。

一冊読み終えるまでに何日も、場合によっては何週間もかかってしまう。

そんなとき、

「私って読むのが遅すぎるのかな」
「もっと速く読めるようになったほうがいいのかな」

と気になることがありますよね。

でも、本を読む速さは人それぞれです。

物語の情景を思い浮かべながら読む人もいれば、気になる文章に立ち止まったり、少し前へ戻ったりしながら読む人もいます。

読むのが遅いからといって、読書が苦手とは限りません。

この記事では、本を読むのが遅くなる理由や、ゆっくり読むからこそ味わえること、そして「もう少し読みやすくしたい」と感じたときの工夫をご紹介します。

読む速さよりも、自分に合った読書のペースを見つけるヒントになればうれしいです。

本を読むのが遅いのはダメ?

結論からいえば、本を読むのが遅いからといって、悪いわけではありません。

一冊を一日で読む人もいれば、一週間かける人、一か月かけて少しずつ読む人もいます。

小説なら、登場人物の気持ちを考えたり、情景を思い浮かべたりしているうちに、自然と読む速度がゆっくりになることもありますよね。

好きな文章に出会って、もう一度読み返すことだってあります。

それも、読書の一部だと私は思っています。

何冊読んだかだけではなく、

「この一文が好きだった」
「あの場面が今も残っている」

そんなものが一つでもあれば、その本を読んだ時間には十分意味があります。

なぜ本を読むのが遅くなるの?

読む速度がゆっくりになる理由は、一つではありません。

一文ずつ丁寧に読んでいる

言葉の意味や文章の流れをきちんと受け取りながら読む人は、自然と速度もゆっくりになります。

特に文学作品は、出来事だけを追うのではなく、情景や人物の気持ちを味わう楽しさがあります。

急いで先へ進まなくてもいいんですよね。

頭の中で情景を思い浮かべながら読んでいる

小説を読むとき、風景や人物の表情まで頭の中で思い浮かべる方もいます。

まるで自分の中で映画をつくるように読んでいると、一ページにかかる時間は長くなります。

でも、それは「遅い」のではなく、物語をじっくり味わっているとも考えられます。

何度か前の文章へ戻っている

「あれ、この人は誰だったかな」
「さっきの文章をもう一度読みたい」

そんなふうに戻りながら読むこともあります。

複雑な小説や登場人物の多い作品では、私もつい戻ることがあります。

すぐ先へ進むことより、理解しながら読むほうが楽しい本もありますよね。

もし「何度読んでも内容が頭に入ってこない」こと自体が気になる場合は、こちらの記事も参考になります。

▶ 頭に入る本の読み方5選|読んでも忘れる人へ、記憶に残るコツをやさしく解説

今の自分には少し難しい本を読んでいる

文章が難しい本や、なじみのないテーマの本では、読む速度が落ちることがあります。

これは読解力がないからとは限りません。

知らない言葉や背景を考えながら読むのですから、時間がかかるのは自然です。

「今はちょっと重たいな」と感じたら、いったん別の本へ移ってもかまいません。

本にも、読むタイミングがあります。

疲れていたり、集中しにくかったりする

仕事や家事を終えたあとに本を開いても、なかなか先へ進まない日があります。

そんな日は、本ではなく自分のほうが少し疲れているのかもしれません。

5ページだけ読んで閉じる日があってもいいんです。

読書中に集中が途切れることが多い方は、こちらの記事へつなげるのが自然です。
▶読書に集中できない?初心者でも集中力が続く7つの方法

本を読むのが遅い人だからこそ味わえること

「遅読には必ずこんな効果があります」と言い切る必要はありません。

けれど、ゆっくり読む時間の中だからこそ感じやすい楽しさはあります。

言葉に立ち止まる時間がある

一冊の中には、なぜか心に引っかかる言葉があります。

物語そのものより、たった一行が何年も残っていることもありますよね。

ゆっくり読む人は、そうした言葉の前で立ち止まる時間を持ちやすいのだと思います。

先を急がず、

「これはどういう意味だろう」
「私はどう感じるだろう」

と考える時間も、読書の楽しさの一つです。

登場人物の気持ちを考えながら読める

物語をゆっくり追っていると、人物の行動に、

「どうしてこんなことを言ったのだろう」

と考えることがあります。

正解が書かれていなくても、その余白を自分なりに考えてみる。

私は、こういう時間こそ小説を読む面白さだと思っています。

読み終えたあとにも物語が続く

少しずつ時間をかけて読んだ本は、読んでいない時間にも思い出すことがあります。

料理をしているときや、電車に乗っているときに、

「あの人はこのあとどうなるのかな」

とふと思う。

本を閉じても、物語の続きを頭の中で考えているんですよね。

そんな読み方も、なかなかいいものです。

読むのが遅くて困るときにできること

ゆっくり読むこと自体は問題ありません。

ただ、

「積んでいる本をもう少し読みたい」
「仕事で必要な本なので、少し効率よく読みたい」

という場合もありますよね。

そんなときは、無理に速読を目指すのではなく、少しだけ読み方を変えてみましょう。

10分だけ読む

「今日は50ページ読もう」と決めるより、

10分だけ本を開く

くらいのほうが気楽です。

結果的に30分読める日もあれば、10分で終わる日もある。

それで十分です。

本を読む目的を決める

実用書なら、

「今日はこの疑問について知りたい」

と決めて読むと、必要なところが見つけやすくなります。

最初から最後まで一字一句読む必要のない本もあります。

一方で小説は、物語の流れそのものを楽しむものです。

小説まで無理に飛ばし読みする必要はありません。

今の自分が読める本へ替える

読みたい本と、今読める本は同じとは限りません。

難しい長編を読みたい気持ちはあるけれど、今は短編しか入ってこない。

そんな時期もあります。

一度別の本へ移って、また読みたくなったときに戻ればいいんです。

途中で本を変えることは、読書をあきらめることではありません。

読書する場所を整える

スマホの通知が気になるなら少し離しておく。

落ち着かない場所なら、椅子を変えてみる。

ほんの小さなことでも、読むことに使える時間は変わります。

たくさん読まなければ、と焦って本を積んでしまっている方には、こちらの記事も良いと思います。
▶積読本は何冊あっても大丈夫!読みたくて買った本を積む理由と快適に楽しむコツ

遅読と速読は使い分けたほうがいい?

すべての本を同じ速度で読む必要はありません。

たとえば、仕事で必要な資料なら必要なところを中心に読む。

知識を確認するための実用書なら、目次から必要な章へ進む。

でも、小説やエッセイなら、好きなところで立ち止まりながら読む。

そんなふうに、本によって読む速さが違ってもいいと思います。

「遅読と速読をうまく使い分けなければ」と難しく考えなくても、

この本は急いで読みたいのか、ゆっくり味わいたいのか

くらいで十分です。

小説や漫画を読むのが遅くても大丈夫?

小説も漫画も、読む速さにはかなり個人差があります。

漫画でも、絵をじっくり見たり、セリフを読み返したりすれば時間はかかります。

小説なら、文章から風景を思い浮かべる時間もありますよね。

ですから、

「○分で一冊読めなければ遅い」

という基準をつくる必要はありません。

自分が楽しめているなら、その速度で大丈夫です。

本を読む速さよりも大切にしたいこと

読書を続けていると、どうしても「何冊読んだか」が目に入ります。

SNSには一年に100冊、200冊読む人もいます。

でも、一冊の中に心に残るものがあったなら、それもまた立派な読書です。

ページを戻ったっていい。
途中で考え込んでもいい。
一週間同じ本を読んでもいい。

本は、誰かと競争するために読むものではありません。

自分の時間の中で、自分の速度で言葉を受け取る。

それくらい自由でいいのではないでしょうか。

まとめ|本を読むのが遅くても、自分のペースでいい

本を読むのが遅いからといって、読書が苦手とは限りません。

丁寧に文章を追ったり、情景を思い浮かべたり、好きな言葉に立ち止まったりしているうちに、自然と時間がかかることもあります。

もちろん、「もう少し読みたい」と感じたときには、読む時間や場所、本の選び方を少し変えてみてもいいでしょう。

でも、速く読むことだけが読書の上達ではありません。

一冊から何を受け取ったのか。

その本とどんな時間を過ごしたのか。

私は、そちらのほうを大切にしたいと思っています。

今日も、焦らず自分のペースでページをめくってみてくださいね。

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