「読書したいのに、どうしても集中できない…」
こんなふうに思ったこと、ありますよね?
特に読書初心者の方は、「本を読みたい気持ちはあるのに、集中力が続かない」と悩んでいることが多いのではないでしょうか。
実は、読書に集中できないのは、あなたが意思が弱いからではないんです。
現代はスマホやSNS、情報があふれる時代。私たちの脳は常に多くの刺激を受けていて、その中で静かに本を読むことは、想像以上に集中力を要することなんです。
だからこそ、「集中できない自分」を責める必要はありません。
この記事では、集中力が続かない原因をひも解きながら、初心者でも実践しやすい読書に集中する方法を7つ、やさしくお伝えしますね。

この記事でわかること
- 脳が疲れて集中できないときの対処法
- 目的があいまいだと読書に集中できない理由と初心者の落とし穴
- 集中力はトレーニングできる|初心者でも身につく読書に集中する習慣
- 読書に集中できない人必見!初心者でもはかどる読書術7つの方法とアイテム
- 集中力を高める読書におすすめの本3選|脳と心が整う読書アイテムとしての一冊
脳が疲れて集中できないときの対処法

「読書を始めてもすぐに集中力が切れてしまう…」
そんなとき、もしかすると脳が疲れているサインかもしれません。
わたしたちの脳は、仕事や家事、スマホの通知などで常に情報を処理しつづけています。
その状態で本を読もうとしても、集中して読めないのは当たり前なんですよね。
とくに夕方以降、脳が疲れている時間帯に読書をしようとすると、「読みたいのに頭に入らない」「ページをめくっても内容が残らない」…ということが起きやすくなります。
◆体験談|仕事終わりの読書がまったく続かなかった頃
以前の私は、夜寝る前に読書の時間を取っていたのですが、どんなに読みたかった本でも5分ほどで眠くなってしまったり、集中できずに同じページを何度も読み返すことがよくありました。
「読書って、こんなに集中するのが難しいんだっけ?」と自信をなくしてしまったことも…。
でもある日、朝のすっきりした時間に10分だけ読書をしてみたら、驚くほど集中力が続いたんです。
脳が元気な時間帯を選ぶことが、読書に集中する方法のひとつだと気づかされました。
▶「読書をするとすぐに眠くなってしまう…」そんなお悩みをお持ちの方は、読書中に眠くなる原因と対策7選も、あわせてチェックしてみてくださいね。
目的があいまいだと読書に集中できない理由と初心者の落とし穴

「読書に集中したい」と思って本を開いても、なぜか気が散ってしまう…。
そんなとき、じつは「なぜこの本を読むのか」という目的がはっきりしていないことが多いんです。
特に読書初心者の方は、「読まなきゃ」「本を読む人になりたい」と思う気持ちが強い一方で、具体的に何を得たいのかがあいまいだと、集中力が続かないという壁にぶつかりがちです。
◆体験談|目的を持って読んだら、自然と集中できた
以前の私は、本を「なんとなく」で選んで、読むのも「とりあえず」な感じでした。
その結果、読書に集中できないままページをめくることが多くて、「読んでいるのに頭に入らない…」と悩んでいたんです。
でもあるとき、「この本を読んで、どんな自分になりたいか?」を意識してみました。
たとえば、「感情をうまく言葉にしたい」と思ってエッセイを選んだり、「集中力を高めたい」と思って実用書を選んだり。
そうすると、読む前から気持ちが整って、自然と集中して読めるようになったんです。
初心者でも、「目的を持つだけ」で読書はグッと楽になりますよ。
▶「本を読もう」と思っても集中できない・モチベーションが続かない…。そんなお悩みがある方は、読書が続く人のシンプルな習慣化のコツをチェックしてみてくださいね。
集中力はトレーニングできる|初心者でも身につく読書に集中する習慣

集中力って、特別な人だけが持っているものだと思っていませんか?
実はそれ、誤解なんです。
集中力は「筋肉」と同じで、少しずつ鍛えていける力。
特に読書は、初心者でも日々のちょっとした習慣で集中する方法を身につけられる、とても良いトレーニングになるんですよ。
◆体験談|1日10分から始めた読書習慣
私は以前、読書が好きなのに「時間がない」「続かない」と思い込んでいて、本を読むことにすらプレッシャーを感じていました。
でも、「1日10分だけ」と決めて読書をはじめたことで、少しずつ変わってきたんです。
スマホを手放して、静かな時間に本を開く。
すると少しずつ、「集中できる」時間が増えてきて、気づけば30分読んでいる日もあるくらいになっていました。
集中して読めないと悩んでいる方も、無理なく始められる小さな読書の習慣が、きっと集中力アップにつながりますよ。
読書に集中できない人必見!初心者でもはかどる読書術7つの方法とアイテム

ここからは、私自身が試して効果を感じた、初心者にもやさしい読書に集中する方法7選をご紹介しますね。
どれも特別な道具やテクニックは必要ありません。気軽に取り入れられるものばかりです。
① 朝の時間に読むと集中しやすい
脳がいちばんスッキリしている朝は、読書初心者にもおすすめの時間帯。
集中力が高まりやすく、自然と読書がはかどります。
② スマホを遠ざけて、読書に集中できる環境をつくる
通知やSNSが気になってしまうと、集中力はすぐに切れてしまいます。
スマホを別の部屋に置くだけでも、集中して読める時間がグッと増えますよ。
③ タイマーを活用して「集中する時間」をつくる
25分間だけ読書に集中し、5分休憩する「ポモドーロ・テクニック」は理にかなっているんです。短い時間でも、意識できるのでメリハリが生まれて集中しやすくなります。
④ 読書の前にストレッチや深呼吸を取り入れる
気持ちを切り替える“スイッチ”として、軽いストレッチや深呼吸がおすすめ。
集中できないと感じたときほど、いったん心と体を整えると◎。
⑤ 「読書の目的」をひとことメモする習慣をつける
読む前に「今日は何を得たいか」をメモしておくだけで、集中力がグッと高まります。
初心者こそ、このひと手間が読書の効果をぐっと上げてくれますよ。
⑥ つまみ読みOK!完璧主義をやめて読書が楽に
「最初から最後まで読まないと…」と思うと、集中力がかえって下がってしまうことも。
気になるところから読む“つまみ読み”も立派な読書です♪
⑦ 読書専用の場所やアイテムを決める
お気に入りの椅子、膝掛け、読書灯…。
ちょっとした“読書アイテム”が、集中する空間をつくってくれます。初心者でも取り入れやすい工夫ですよ。
▶読書に集中したいけれど、部屋の明かりが気になってしまう…そんなときは、拡散しにくい読書灯のおすすめ7選と選び方のポイントをチェックしてみてくださいね。
集中力を高める読書におすすめの本3選|脳と心が整う読書アイテムとしての一冊
読書に集中したくても、集中力が続かない…。
そんなときこそ、「集中力ってどうやって鍛えるの?」を教えてくれる本を読んでみるのがおすすめです。
ここでは、私自身も「読書に集中できない」と悩んでいた時期に出会い、心から役立った3冊をご紹介しますね。
どれも初心者でも読みやすく、読書そのものが“集中する方法”になるような、心強い読書アイテムです。
スマホ脳/アンデシュ・ハンセン
読書に集中できない原因が「スマホ」にあることに気づかせてくれた一冊でした。現代の私たちは、スマホやSNSにどうしても気を取られがちですよね。
この本では、その仕組みをわかりやすく、やさしく教えてくれるんです。
読書中にスマホを手放す大切さを実感し、実際にこの本を読んだ後からは、集中力がぐっと改善されました。「スマホを置いて読書する時間」が、脳をリフレッシュさせる貴重な時間だということを知り、読書の時間をもっと大切にしようと思えるようになりました。
▶電子書籍での読書を始めたい方は、Kindle Unlimitedの登録方法を確認してみてくださいね。
▶より快適な読書体験をしたい方には、Kindle端末の選び方も参考になりますよ。
アンデシュ・ハンセンは1974年1月24日生まれ、スウェーデン・ストックホルム出身の精神科医、作家、講演者です。脳科学やメンタルヘルスに関する著作が世界的に評価され、代表作『スマホ脳』は37カ国で販売され、特にスウェーデンで大ヒット。メディア出演や講演活動を通じて、デジタル依存やストレス問題に警鐘を鳴らし、運動や生活習慣改善を提案しています。
自分を操る超集中力/メンタリストDaiGo
集中力が続かない方にこそ読んでいただきたい、実践型の集中トレーニング本です。
「どうしても読書に集中できない…」と感じている初心者の方にこそおすすめ。
この本では、脳を集中状態に切り替えるためのルーティンや習慣づくりが豊富に紹介されています。
実際に私も、読書に集中できなかった時期にこの本を読み、少しずつ集中力を高めることができました。特に脳の切り替え方や習慣の作り方がとても参考になりました。
読書を習慣にしたい人にも、集中する方法のヒントがたっぷり詰まっていますよ。
メンタリストDaiGo(本名:松丸大吾)さんは1986年生まれで静岡県出身。慶應義塾大学で心理学と人工知能を学び、大学院を中退後、メンタリズムと出会う。2009年からテレビ出演を始め、著書やYouTube活動で成功。累計発行部数は400万部超、YouTube登録者は216万人以上。企業研修や講演も行う。
読書脳/樺沢紫苑
読書は「集中力を育てる」だけでなく、「脳と心のメンテナンス」にもなるーーー。
「この一冊で、改めて読書が心を整えてくれる時間だと実感できました。精神科医・樺沢先生のアプローチが心に響きました。
「1日30分の読書を続けると、脳がリフレッシュされ、メンタルが安定する」という内容が科学的に語られていて、
初心者でも安心して読めるやさしい文章が魅力。
集中して読めないときこそ、読書が心を整えてくれる。そんな視点を与えてくれます。
樺沢紫苑(かばさわしおん・1965年生)さんは、日本の精神科医、作家、映画評論家であり、メンタルヘルス分野で多岐にわたる活動を行っています。1991年に札幌医科大学を卒業後、アメリカのイリノイ大学に留学。帰国後は東京で樺沢心理学研究所を設立し、YouTubeやSNSで情報発信。著書は47冊以上、累計95万部を超えるベストセラー『アウトプット大全』シリーズなどを出版しています。
▶音声で読書を楽しむ方法や、Audibleの使い方について知りたい方はこちらをチェックしてください。
まとめ

「読書に集中できない」「集中力が続かない」…そんなお悩みは、初心者さんにもよくあること。
集中して読めない日があっても大丈夫。
小さな工夫を重ねていけば、読書に集中する方法はきっと見つかります。今日から少しずつ、あなたらしい読書習慣を育てていきましょうね!