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雨の日になると憂鬱になるのはなぜ?心をととのえる読書術|大人の女性へ贈る本5選

本の選び方
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雨の日になると、どうしてこんなにも気分が沈んでしまうのでしょうね。
「雨の日って、なんだか憂鬱…」──そんなふうに感じるのは、あなただけではありません。

私も、雨音に包まれながら、心が重たくなる時があります。

気圧のせいなのか、気持ちまでどんよりしてしまって、「今日は何もしたくないな」って、ふと立ち止まってしまうんです。

でも、そんな気分が落ち込む時こそ、私は一冊の本を開くようにしています。
無理に元気になろうとしなくてもいい。ただ、ページをめくるだけで、ほんの少しずつ心が整っていくことがあるんです。

本の言葉がそっと気持ちに寄り添ってくれる──それが、私が大切にしている「読書セラピー(ビブリオセラピー)」の力なんです。

今回は、そんな雨の日にぴったりの読書時間を過ごせるように、“雨の日に読む本”を5冊ご紹介します。
雨音の下で本と向き合う時間が、あなたにとってやさしい避難所となりますように。

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雨の日に読む本が、憂鬱な気分をやさしく整えてくれる理由とは?

気分が落ち込む時こそ、本の中にある静かな言葉が、あなたの心の避難所になってくれるんです。

気分が落ち込む、憂鬱な雨の日には、無理に元気を出そうとしなくてもいいんです。

大切なのは、静かに「自分と向き合う時間」を持つこと。
そして、その小さな居場所として本を開くことは、心をふっとやわらげてくれるんですよね。

読むことは、心の中に「静かな逃げ場」をつくることでもあるんです。

雨の日に憂鬱になるのはなぜ?気分が落ち込む時に起こる心と体の変化

大人の女性は、日々の暮らしの中で多くの役割をこなしながら、気づかぬうちに心も体も疲れを溜めてしまいがち。

特に、雨の日は気圧の変化や光の少なさが影響して、自律神経が乱れやすくなり、気持ちが沈んでしまうことがあるんです。

それは「甘え」でも「弱さ」でもなくて、ちゃんと理由のある自然なことなんですよね。

雨の日に読む本が、憂鬱な気分をやさしくほぐす理由とは?

静かに本を開いてみると、不思議と気持ちがほぐれていくことがあります。
それは、誰かの言葉が、あなたの心の奥にある小さな痛みや迷いを代弁してくれるからなんです。

小説でもエッセイでもいいんです。
誰かの視点や感情に触れることで、自分の心が「今ここにいていい」と安心できる。

そんな“癒しの作用”が、読書にはあるんです。

雨の日に心をととのえてくれた2冊

「本を読むだけで、本当に心が軽くなるの?」
そんなふうに思う方もいるかもしれませんね。
でも実は、私自身も、何度となく読書に助けられた雨の日を経験してきたんです。

ここでは、気分が沈んでいたある雨の日に、私の心をそっとととのえてくれた2冊をご紹介します。
同じように疲れてしまったあなたにも、きっと寄り添ってくれる言葉があるはずです。

西の魔女が死んだ/梨木香歩

雨の午後って、憂鬱。どうしてこんなに心がふさがるんでしょうね。
あの日も、仕事や人間関係の疲れがじんわりと心にしみて、何も手につかないまま、ただ窓の外の雨を眺めていました。

そんなとき、積読本のなかから手に取ったのが『西の魔女が死んだ』だったんです。
森の中で静かに暮らすおばあちゃんと少女のやりとりが、まるで深呼吸をするように、私の気持ちをすこしずつほどいてくれて…。

気がつくと、「今のままでも、きっと大丈夫」──そんなふうに思えるようになっていました。

ページを閉じる頃には、雨の音までもがやさしく感じられて。
この本に出会えたことで、雨の日が少しだけ好きになれた気がするんです。

日日是好日/森下典子

あわただしい日々の中で、ふと「私、いまどこに向かっているんだろう」と立ち止まってしまったこと、ありませんか?
そんなとき、私が手に取ったのが──森下典子さんの『日日是好日』でした。

茶道のお稽古を通して描かれる「今、この瞬間を大切にする」という静かなメッセージが、雨の日のしんとした空気と重なって、私の心にすっと染み込んできたんです。

読み終えたときには、憂鬱な気分が不思議なくらいやわらいでいて「焦らなくてもいい」「今日という日を、丁寧に味わっていこう」と思えるようになりました。

雨の日に読む本5選|心をととのえる本たち

雨音に包まれる静かな時間。そんなときこそ、自分の気持ちにそっと寄り添ってくれる一冊に出会いたいですよね。

ここでは、読むだけで呼吸が深くなるような本、雨のリズムに似た静けさをくれる物語、そして“何もしなくていい”と許してくれるようなエッセイを、ジャンルや気分に合わせて5冊ご紹介します。

ダメをみがく/津村記久子

「できない自分も、ダメな自分も、そのままでいい」──そんなふうに思えたら、どんなに心が軽くなるでしょうか。

『ダメをみがく』は、津村記久子さんと深澤真紀さんの対談集。

「女子力」や「普通」にしばられ、自分を責めてしまう大人の女性たちに向けて、そっと手渡される一冊です。

とくに、気分が落ち込みやすい雨の日に読むと、心がじんわりとほどけていくのを感じるんです。

失敗や不器用さも「人生の一部」と思えるようになって、読むほどに「まあ、これでいいか」と力が抜けていくんですよね。

もし今、自分を好きになれなかったり、生きづらさを感じていたりしたら──この本の言葉が、あなたの味方になってくれるかもしれません。

そんなやさしい読書時間、雨音をBGMに味わってみませんか?

\ダメな日こそ、読んでみて/
津村記久子さんについて

津村記久子(つむら きくこ)さんは1978年大阪市生まれの小説家。大谷大学卒業後、会社勤めをしながら執筆を続け、2005年に『君は永遠にそいつらより若い』で太宰治賞を受賞しデビュー。以降、芥川賞や谷崎潤一郎賞など数々の文学賞を受賞。働くことや日常の風景をリアルかつユーモラスに描き、幅広い読者の共感を集めている現代日本文学の代表的作家のひとりです。

紅茶好きで引っ越し先が兵庫県?というちょっと意外な一面やエッセイもご紹介しています。▶ 津村記久子の引っ越し先は兵庫県?結婚相手や紅茶好きな理由も

四季彩図鑑 ~写真でつづる日本の伝統色/北山建穂・永方佑樹

雨の日、なんとなく気分が沈んでしまう。憂鬱──そんな時、静かにページをめくってみませんか?

『四季彩図鑑 ~写真でつづる日本の伝統色』は、写真家・北山建穂さんが日光の風景を切り取った一瞬の美しさと、詩人・永方佑樹さんのことばが響き合う、美しいビジュアルガイドです。

藍色の夕暮れ、水田に映る朱砂、何気ない田園の色まで…日本の四季には、名もある豊かな色が宿っていることに気づかされます。

雨音に包まれながら、この本をそっと開くと、静かな色と詩が心をととのえてくれるんです。まるで呼吸が深くなるように、ゆっくりと。

自然や色彩が好きな方、忙しさの中でひと息つきたい方、そして、大切な人への贈り物を探しているあなたにも──。

どうぞ一冊の中に、あなたの日常にやさしい彩りを見つけてみてくださいね。

\癒しの色をめくってみて/
北山建穂さんについて

北山建穂(きたやま・たてほ)さんは1974年栃木県日光市生まれ・在住の写真家。下野写真協会会員で、第3回写真出版大賞受賞。代表作『四季彩図鑑』は全国学校図書館協議会選定図書に選ばれ、台湾でも翻訳出版され話題に。日本の伝統色と自然風景を融合させた作品で注目され、NHK番組にも出演。シリーズで続刊を発表中。

永方佑樹さんについて

永方佑樹(ながえ ゆうき)さんは東京都出身の詩人・作家で、慶應義塾大学大学院修了後、パリでの留学経験を経て詩作を開始。2012年に詩と思想新人賞、2019年に『不在都市』で歴程新鋭賞を受賞。詩とテクノロジーを融合させた立体詩やアートプロジェクトに国内外で参加し、2024年には小説『字滑り』で芥川賞候補に。現在は大学講師や詩誌編集委員としても活躍中です。

写真と言葉で彩られたこの本の美しさに惹かれた方には、詩人・永方佑樹さんの作品世界にもぜひ触れてみてください。▶ 永方佑樹の字滑りはどんな作品?詩人で大学院卒の経歴や詩集√3と不在都市もご紹介!

雨の日の心理学/東畑開人

突然、心に雨が降る日がありますよね。
誰かのつぶやきや沈黙に、どう寄り添えばいいのか戸惑うこと、きっとあると思うんです。

『雨の日の心理学』は、臨床心理士・東畑開人さんが、そんな“心の雨”と向き合う方法を、物語のようにやさしく教えてくれる1冊です。

舞台は、どこにでもある町のカルチャーセンター。

降りしきる雨のなかで、町の心理士が語る「心のケア」のお話は、専門的でありながら、どこか親しみがあって──

自分を守るための“傘”を差し出すヒントが、そっとページの中に置かれているんです。

もしあなたが、大切な人の心の変化に戸惑ったことがあるなら。

あるいは、自分の気持ちがうまく言葉にならないことがあったなら──この本は、きっとやさしく寄り添ってくれるはずです。

心に小さな傘を差す準備として、ぜひ読んでみてくださいね。

\雨の日の心を守る一冊/
東畑開人さんについて

東畑開人さん(とうはたかいと・1983年生まれ)は、東京都出身の臨床心理学者・臨床心理士。京都大学大学院で教育学博士号を取得後、精神科クリニック勤務を経て、大学教員やカウンセリングルーム主宰として活動。専門は臨床心理学・精神分析・医療人類学。著書に『居るのはつらいよ』『野の医者は笑う』などがあり、大佛次郎論壇賞や紀伊國屋じんぶん大賞を受賞している。

旅猫リポート/有川浩

別れの切なさを、優しさで包んでくれる一冊

大切な存在との別れほど、心を揺さぶるものはありませんよね。

でも、そんな時こそ読んでほしいのが、有川浩さんの『旅猫リポート』なんです。

ナナという猫と青年サトルの旅は、日本各地の思い出と人との絆をめぐる、静かであたたかな物語。
ナナの語り口はユーモアたっぷりで、でもどこか切なくて…その視点が、ふしぎとこちらの心までほぐしてくれるんですよね。

雨の日は、外の世界と少し距離を置ける貴重な時間。そんな時にこの本を読むと、不思議と心がやわらかく整っていくんです。

ペットとの別れ、家族や友人との時間、人と人の優しさ──そうしたすべてが、ぎゅっと詰まったこの一冊。
感動したい方はもちろん、ただ“静かに癒されたい”あなたにも、そっと寄り添ってくれます。

ナナとサトルの旅が、あなたの心にも、小さな光を灯してくれますように。

\心を癒す旅へ/
有川浩さんについて

有川浩(ありかわ ひろ)さんは1972年生まれ、高知県出身の小説家。2003年に『塩の街』で電撃ゲーム小説大賞を受賞しデビュー。『図書館戦争』『阪急電車』『三匹のおっさん』などヒット作多数。自衛隊を題材にした「自衛隊三部作」でも注目を集め、映像化作品も多い。2019年からは「有川ひろ」名義で活動し、演劇ユニットも主宰するなど幅広く活躍している。

おじさんのかさ/佐野洋子

雨の日って、どうしてこんなに気持ちが重たくなるんでしょうね。

でも、そんな日にふと手に取ってほしいのが、佐野洋子さんの絵本『おじさんのかさ』です。

主人公は、立派な傘を持っているのに、それを絶対に開こうとしないおじさん。
けれど、子どもたちの無邪気な傘遊びを目にしたことで、彼の心に小さな変化が起きるんです。

そして思い切って傘を開いたその瞬間、世界が少し違って見えはじめる──そんなお話です。

この絵本は、大人の私たちにも、「こだわりを手放してみよう」とやさしく伝えてくれます。
雨の日の憂鬱さを楽しさに変える魔法のような一冊。
心がほぐれ、「今の自分も、これからの自分も大切にしていい」と思わせてくれます。

雨の日がちょっと苦手な方、変わりたいけれど一歩が踏み出せない方──どうか、この本にそっと背中を押してもらってくださいね。
\こだわりを手放す読書を/

佐野洋子さんについて

佐野洋子さん(1938年生〜2010年没)は、日本の絵本作家・エッセイスト。中国・北京生まれで、幼少期を大連などで過ごしました。武蔵野美術大学を卒業後、ベルリンでリトグラフを学び、1973年に絵本作家として本格デビュー。代表作に『100万回生きたねこ』『おじさんのかさ』などがあり、紫綬褒章や小林秀雄賞など数々の賞を受賞しました。

📖 そのほかの季節にも、心に寄り添う一冊があります。月ごとのおすすめ本をまとめたこちらの記事も、ぜひのぞいてみてくださいね。👉 季節の本おすすめ|大人の女性へ贈る12か月の物語まとめ

まとめ|その日の自分に、そっと似合う一冊を

気分が沈みがちな雨の日こそ、自分の心に静かに寄り添ってくれる本を選んでみてください。

大切なのは、読むことで少しでも「ほっ」とできること
そして、そのままのあなたでも大丈夫って、思えるようになること。憂鬱から解放されること。

今日ご紹介した5冊が、あなたの雨の日にやさしい時間を届けてくれますように──。

紹介した本の多くは、Kindle Unlimitedでも読むことができます。

使い方や料金、無料体験について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。▶ Amazon Kindle Unlimitedの使い方・料金・解約方法を徹底解説!初心者向けガイド

やさしく心をととのえる1冊を、今すぐ手元に

「今すぐ読みたい」と思っても、外は雨で憂鬱。本屋さんに行く気力もない──そんな日こそ、KindleやAudibleが、あなたの読書時間をそっと支えてくれるんです。

スマホやタブレットにアプリを入れれば、すぐに読書が始められますし、声で聴けるAudibleなら、目を閉じていても物語にふれることができます。

ほんの少しでも「読んでみたい」と思った一冊があれば、どうか自分の心の声に、そっと従ってみてくださいね。
その時間は、きっとあなたの心をやさしく整えてくれるはずです。

また、目を閉じて本を聴く「Audible(オーディブル)」も、雨の日の読書スタイルにぴったりです。はじめての方はこちらのガイドをご覧ください。▶ Amazonオーディブル完全マニュアル【2025年版】|無料体験期間・メリット・解約手順

📖 そのほかの季節にも、心に寄り添う一冊があります。月ごとのおすすめ本をまとめたこちらの記事も、ぜひのぞいてみてくださいね。👉 季節の本おすすめ|大人の女性へ贈る12か月の物語まとめ

本の選び方読書の悩み
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このブログを書いている人

松風知里

 

本と心をつなぐ、言葉の案内人

松風知里

★大阪在住の読書ブロガー・まつかぜちりです

★年間100冊以上の読書と、年間3〜5本の執筆をライフワークにしています

Kindleで小説・読書術の本を出版しています

★読書によって感じたこと、心に残る言葉を丁寧に綴っています

★「読む・書く・つなぐ」をテーマに、やさしく心に届く読書体験をお届け中です

★古本のオンライン書店『柚香の森』を主宰し、心に響く文芸書のセレクトを行っています|覗いてみる

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