読書の場所、どこが落ち着きますか?
本を読む場所って、思った以上に大事ですよね。
静かで落ち着ける場所だと、物語の世界にすっと入っていけるもの。
特に、自宅以外で一日中ゆっくり読書できる場所を探している方も多いのではないでしょうか?
この記事ではとっておきの読書スポットをご紹介していきます。

本来なら、自宅でゆっくり読書できればいいけれど、そうはいかない場合もある。
だから本を読むときって場所が大事!
静かすぎず、うるさすぎず。
トイレや飲み物が近くにあるのほうがいい!

知里ちゃん、希望言いすぎだよ

でも大事なことじゃない?

場所によって気持ちよく読書できるかどうか決まってくるよね。
本を読む場所おすすめ8選
本を読む場所を自宅以外の場所として、次の8つを厳選しました。
それぞれの本を読む場所に魅力があり、きっとあなたの読書スタイルにぴったりの場所が見つかるはずです。
電車の中

本を読む場所として、電車の中は意外にも集中しやすい環境です。
移動中の電車って、じつはとっておきの読書タイムになるんです。
目的地までの時間が限られているからこそ、「今この時間だけは本に集中しよう」って気持ちになれて、不思議とすっと物語の世界に入れるんですよね。
しかも、長距離の移動ならなおさら。本をたっぷり読める貴重なチャンスにもなります。周りの音があまり気にならない方なら、電車の中はまさに“静かで動く図書室”のような空間。
疲れたときは窓の外に目を向けて、景色をぼんやり眺めるのもリフレッシュになりますよ。
カフェ・喫茶店

カフェは、本を読む場所としても人気が高く、自分のペースで読書が楽しめます。カフェや喫茶店って、自分のペースでゆったり過ごせるのが魅力ですよね。
お好きなドリンクを手に、ふと開いた本にすっと心が引きこまれていく──そんな読書時間は、ちょっとしたごほうびのよう。
周りに人はいても、それぞれが思い思いに過ごしている空間だからこそ、自分の世界に入り込みやすいのかもしれません。
滞在時間の目安は1〜2時間ほど。混雑状況やお店の雰囲気も気にかけながら、静かな時間を楽しめるといいですね。
読書に夢中になって少し疲れたときには、美味しいスイーツでひと息入れるのもおすすめですよ。

私は読書に集中したいときはカフェ一択です!
図書館

静けさが魅力の図書館は、本を読む場所として理想的な環境が整っています。静かで、本の香りに包まれた図書館は、まるで読書好きさんのためにあるような場所ですよね。
落ち着いた空間で、時間を気にせず本と向き合える──そんな贅沢なひとときを過ごせるのが、図書館の魅力です。
借りたい本がなかったときは、検索システムや予約を活用すれば、思いがけない本との素敵な出会いにつながるかもしれません。また、返却棚もポイントです!
専門書や絶版本など、ネットでは見つけにくい本に出会えるのも図書館ならでは。冷暖房完備の学習スペースもありがたいですよね。

引越しして図書館が遠くなったから、ちっとも利用してないや。
近くにあるときはよく通ってたけどね。
関連:>>「本は買う?借りる?」迷うあなたへ、読書の楽しみを広げるヒントをお届け!
公園

公園は、自然に囲まれながら本を読む場所として楽しめる貴重なスポットです。
木陰のベンチで、そよ風に吹かれながらページをめくる──そんな読書の時間って、想像するだけで心がふっと軽くなりますよね。
公園は、自然の音や香りに包まれながら本の世界に入れる、素敵な読書スポット。
草花が咲き、蝶々が舞い、鳥のさえずりがBGMになる場所です。
湖や川のそばのベンチに座って、お気に入りのドリンクやパンを持っていけば、ちょっとしたピクニック気分にも。屋外の読書ならではの解放感があります。
ただ、遊具がある公園では子どもたちの声が元気に響くこともあるので、静かに読みたい方はタイミングや場所を少し選んでみてくださいね。
虫よけスプレーや帽子、日焼け止めなどを用意しておけば、より安心して自然の中での読書を楽しめますよ。

公園はお手洗いの有無で決めることがほとんど。
それから、季節問わず”虫よけスプレー”は必須です。
外の空気を吸いながらの読書は、気持ちが清々して、なおかつ没頭したときに自然に溶け込んでいく感じが好き。
ブックカフェ

本を読む場所としての自由度が高いブックカフェは、気軽に本と出会える場所です。
ブックカフェって、本好きさんにとってはまるで小さな楽園のような場所。気になった本を手に取って、そのままページをめくれるって、ちょっとわくわくしませんか?
読んでみて「これはいいな」と思ったらその場で購入もできますし、「ちょっと違うかも…」と感じたらそっと棚に戻して、また次の本を探すのも自由。
ドリンクを片手に、肩の力を抜いて、心地よい空間でゆっくりと本と向き合える時間は、まさに贅沢な読書タイムです。
本を買うことにこだわらず、ただ“読むことを楽しむ”というスタイルが許されている場所──それがブックカフェの一番の魅力かもしれません。

ブックカフェは本を持参しなくても、その時の気分でカフェ内にある本を選んで読むのを気に入っていいます。
どんな本と出会えるのか?この出会いにワクワクしますね!
海辺・山のリゾート
自然に囲まれたリゾート地は、本を読む場所として感性が刺激される特別な空間です。旅先で本を読むと、不思議と心に深く残ることがあります。
海や森の静けさの中でページをめくっていると、日常とは少し違う感覚で物語に触れられるんですよね。
たとえば、波の音を聞きながら読んだ詩、山の空気に包まれながら読んだ恋愛短編──その時の情景ごと、心にやさしく刻まれていくような気がします。
ロマンスやエッセイ、ファンタジーや短篇集など、旅気分に寄り添う本をひとつカバンにしのばせて出かけてみてはいかがでしょうか?
ページをめくるたびに、新鮮な空気や風景がそっと背中を押してくれる。
そんな、特別な読書の時間がきっと待っていますよ。

景色に見入っちゃいそうだけど、この制約のない世界で、景色も本も楽しめるのは幸せだよね!
読書会・朗読会

読書会や朗読会は、本を読む場所に加えて、人と本をつなぐ出会いの場でもあります。本が好きな人たちと出会える場所──それが読書会や朗読会です。
ひとりで読むのも素敵だけれど、誰かと本の話を共有する時間って、思った以上に心があたたかくなるんですよね。
「この一冊が好き」「この作家さんの言葉に救われた」そんな想いを語り合ったり、他の人のおすすめ本に耳を傾けたり。新しい視点に出会えるのも、こうした集まりならではの楽しさです。
古本屋さんやブックカフェ、地域の図書館などで開催されていることも多いので、イベント情報をチェックしてみてくださいね。
事前に予約が必要だったり、参加費がかかる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
気負わず、肩の力を抜いて参加できる雰囲気が多いので、初めての方もきっと楽しめますよ。読書をきっかけに、人とつながる楽しさを感じてみてくださいね。
読書好きさんが自然と集まるイベントなので、気分転換におすすめです!
温泉旅館

本を読む場所として、温泉旅館の静けさと自然の恵みは特別な体験をもたらしてくれます。
温泉でぽかぽかに温まったあと、ふと本を手に取る──そんな瞬間って、なんだか特別な気持ちになりませんか?
文豪の川端康成や三島由紀夫、夏目漱石も、温泉旅館にこもって執筆をしていたそうです。そんな風に、自然に囲まれた非日常の空間で過ごす読書時間は、まるで物語の登場人物になったような感覚に。
お風呂上がりの心も体もゆるんだ状態で読むと、同じ本でもいつもより深く染みわたるように感じられるから不思議です。
お気に入りの詩や短編集、静かに心を揺らすような恋愛小説をゆったり読んでみるのもおすすめ。
温泉旅館は、屋内のぬくもりと、自然に包まれる開放感の両方を感じながら、本の世界に浸れる場所です。
非日常の中で本を読むって、ほんとうに贅沢な時間なんですよ。
読書にぴったりの場所とは?本を読む環境が変える集中力
本を読む場所によって、集中力や感じ方が変わることもあります。
静けさや空気の流れ、椅子の心地よさなど、環境が整うことで、読書がより深いものになるんです。
だからこそ、自宅以外で過ごせる、おすすめの読書場所をいくつか知っておくと、とても役立ちますよ。
読書好きの私が試した「自宅以外の本を読む場所」体験談

◎電車の中
電車の中では、本を読む場所としても意外に適していると感じます。通勤電車の中で読んだ一冊のミステリー小説が、今でも忘れられません。
朝の混雑した車内、ぎゅうぎゅうの空気の中でも、イヤホンで環境音を流して本を開けば、周りの喧騒がすっと消えていくんです。
とくに長距離移動のときは、本を2冊くらいバッグに入れておくと、車窓の景色とあいまって、物語の世界にたっぷり浸れます。
読み終わったときに、旅先に着く感覚も、なんだか物語とリンクしていて気持ちがよくて──これが、私の“電車読書”の楽しみです。
通勤時間を読書の時間に変えたい方はこちらも参考にどうぞ。
▶ 通勤電車を読書空間に!文庫本おすすめ5選|社会人向け通勤読書で読みやすい本
◎カフェや喫茶店
カフェや喫茶店では、本を読む場所として理想的な空間だといつも感じています。お気に入りのドリンクを片手に、物語の世界にすっと入り込める心地よさがあります。
以前、雨の日の午後にふらりと入った喫茶店で、小さな丸テーブルと窓際の席に案内されたことがありました。
コーヒーの香りと静かなジャズ、窓に伝う雨音があいまって、読んでいた恋愛小説の切ない場面が、まるで自分の体験のように心に響いたんです。
あの時間は、今でも“読書の中で一番やさしい午後”として記憶に残っています。
カフェでの読書が気になる方は、滞在マナーや読書に向いている時間帯についてもチェックしてみてくださいね。
▶ カフェで読書するのは何時間まで?カフェで読書が迷惑にならないための滞在時間とマナーやカフェ以外の場所も
◎図書館
図書館では、本を読む場所として昔から親しんできた大切な空間があります。
家の近所にあるこぢんまりとした市立図書館によく行っていました。あの静かで落ち着いた空間に入ると、自然と気持ちが整い、本に向かう姿勢も変わってくるんです。
とくに雨の日、図書館の窓辺で読んだノンフィクション本は、雨音とページをめくる音が心地よく響いて、今でも印象に残っています。
メリットはなんといっても、集中できる環境と、読みたい本がすぐに探せる蔵書の豊富さ。しかも、空調が整っていて快適です。
ただ、気になるデメリットもあります。人気の本は予約待ちになることもありますし、閉館時間が早いので、うっかり時間を忘れて読みふけってしまうと、途中で追い出されることも…。
それでも、あの静けさと本の香りに包まれる時間は、何度でも味わいたくなる大切なひとときです。
▶ 学校図書館と公共図書館の違いはなに?図書館初心者でも安心!利用ルールとスムーズに使いこなすコツ
◎温泉旅館
温泉旅館では、非日常の静けさの中で、本を読む場所としてこれ以上ない贅沢を味わえました。
以前、山あいの静かな温泉地に泊まったときのことが忘れられません。
露天風呂でゆっくり温まったあと、部屋に戻って湯上がりの火照った体で手に取ったのは、谷川俊太郎さんの詩集『はるかな国からやってきた』でした。
縁側に腰を下ろして、虫の声や遠くの川の音を聞きながらページをめくっていると、詩のひとつひとつがまるで自分の感情と重なって、胸の奥まで染み渡ってくるようで……。
自然に囲まれた非日常の空間で本を読むという体験は、本の内容だけでなく、そのとき感じた山の緑の濃さ、湿った土の匂い、そして縁側に響く虫の声までもが、まるで詩の一部のように心に刻まれていくんです。
谷川俊太郎さんの詩をもっと味わいたい方はこちらもどうぞ。短くて深い言葉が、あなたの心にもそっと届くはずです。▶ 谷川俊太郎の有名な詩集から短くて深い詩を知ろう!今すぐ読みたい詩集5選
読んだ本の感想を、もっと自分の中に残しておきたいな…そんな気持ちがふっとわいたら、まずは「読書ノート」を始めてみませんか?
簡単な書き方や続けやすいコツなど、気負わず楽しめるヒントをこちらでご紹介しています。
▶︎ 読書ノートの書き方は簡単でOK!おすすめの続けるコツ・記録法・メリットをまるっと紹介
自宅以外でも読書をもっと楽しむための行動ステップ

おすすめの本を読む場所が見つかったら、ぜひ試してみてください。
たとえば、「今日はこの本をカフェで読もう」と決めて出かけてみるだけで、いつもと違った読書の楽しさが広がります。
また、自宅でも快適に読書するために、ベランダや窓際に小さな読書スペースをつくってみるのも素敵ですよ。お気に入りのクッションや照明、飲み物などを用意すれば、そこがあなただけの小さな図書室になります。
さらに、電子書籍ならどこでも読書ができて便利。
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本を読む場所おすすめと、自宅以外での読書スタイルの見つけ方 まとめ
今回ご紹介した「本を読む場所おすすめ8選」は、すべて自宅以外でもゆったり過ごせる場所ばかり。
読書をもっと自由に、心地よく楽しむヒントになればうれしいです。
どんな本を、どんな場所で読むか。その組み合わせによって、読書はもっと味わい深いものになります。
あなたにとってのお気に入りの本を読む場所が見つかりますように。そして、そこで読んだ一冊が、心に長く残るものになりますように。