「書けないかも…」と感じた瞬間こそ、スタートライン!
こんにちは、松風知里です。
夏休みが近づくと、必ず話題にのぼるのが 読書感想文。
とくに中学生になると「語彙力が足りない」「時間が足りない」──そんな不安が一気にふくらみますよね。
でも安心してください。
2025年版のポイントは “書きやすい本” を選んで “自分の言葉” でまとめること。
この記事では、次の3ステップで “読書感想文がスラスラ書ける道すじ” をご案内します。
- 読書感想文の目的とメリット
- 上手な書き方&コピペNGの理由
- 中学生向け・簡単に読めるおすすめ本3選(2025年版)
「自分にも書けるかも」と思えるヒントを散りばめています。ぜひ最後までお付き合いくださいね。
なぜ読書感想文を書くの?
2025年の読書感想文に取り組む中学生にとって、「書きやすい本」との出会いはとても大切です。
読書感想文は、ただ本を読んで終わるのではなく、自分の中に湧いた思いや考えを“自分の言葉”で整理する学びのチャンス。
ここでは、なぜこの課題があるのかをあらためて見つめてみましょう。
読書感想文は、ただの文章課題ではありません。
本を通して “感じたこと” “考えたこと” を整理し、自分の言葉で発信する練習なんです。
- 読解力アップ … 物語の流れやテーマを理解する力
- 思考力アップ … 自分の意見や疑問を深める力
- 表現力アップ … 人にわかりやすく伝える力
この3つの力は、これからの学習やコミュニケーションにも直結します。
「めんどうだな…」と思う気持ちこそ、成長の芽になるんですよ。
読書感想文を書くときに大切なこと

2025年の読書感想文では、中学生向けで、簡単に読める本を選ぶことが成功のカギになります。
さらに、“自分の言葉”で書くことを意識すれば、コピペに頼らず、心のこもった文章が自然と生まれてきます。
1)書きやすい本を選ぶ
- 主人公やテーマに共感できる
- ページ数や文字量が中学生にちょうどいい
- 心が動く “問い” がある
2)感じたことをメモする
読書中に「いいな」と思ったフレーズをメモ。「なぜ?」と自分に問いかけると、感想の素材が集まります。
📝読書中の気づきは“自分だけの宝物”。感想文の下書きにも活用できますよ。👉 読書ノートの書き方は簡単でOK!おすすめの続けるコツ・記録法・メリットをまるっと紹介
📔読書で心をほどく“自分だけのノート”を作ってみませんか?
読書中にふと心に残った言葉や感情を、そっと書き留めていく──
それだけで、気づかないうちに気持ちがほどけていくんです。
『読書でこころをほどく7日間ノート』、柚香の森にて販売中。
1日1ページ、あなたの読書と心に寄り添う小さなノートです。
▶詳細はこちら『古本のオンライン書店 柚香の森』
3)テンプレに頼りすぎない
導入→あらすじ→感想→まとめは王道。でも大事なのは “自分の声” で書くこと。
素直な言葉ほど読者の心に届くんですよ。
📚読解力がつくと、感想文も書きやすくなります。悩んでいるなら参考にしてみてくださいね👉 読解力を鍛える本と方法を完全解説!子どもから大人まで使える読書術と学習アプリも紹介
感想文は何枚で何文字が目安?
2025年の中学生向け読書感想文は、原稿用紙で2〜4枚(800〜1600字)ほどが一般的。
題名、氏名は文字数に換算されませんが、学校によって枚数が決まっている場合もあるので、まずは確認しましょう。
文字数を気にしすぎず、まずは書きたいことを“自分の言葉”で書き出してみることが大切です。
中学生向けに適した本の選び方

「どれを選んだらいいのかわからない」──そんな声、よく聞きます。
中学生向けの読書感想文には、「書きやすい本」「自分に響くテーマ」「簡単に読めるボリューム感」が揃っていると安心です。
- 共感できる登場人物や設定があること
- 物語の中に問いやメッセージがあること
- 読後に自分と向き合えるきっかけになること
そして、2025年の読書感想文には、課題図書を活用するのもおすすめ。
中学生向けに選ばれた良書がそろっていて、書きやすさの点でも安心なんです。
本記事で書籍をご紹介していますので、参考にしてください。
読書感想文の中学生向けコピペはNG?
他人の文章をそのまま使う“コピペ”は、やっぱりNGです。
読書感想文は「自分の言葉で書くこと」が大前提。
たとえ参考にする文章があっても、自分の経験や感じたことを重ねて、オリジナルの感想に仕上げていくことが大切です。
先生たちは、生徒一人ひとりの書き方をよく見ているもの。
心のこもった言葉のほうが、ずっと伝わります。
2025年版|読書感想文におすすめの中学生向け・書きやすい本3選
読書感想文が苦手な中学生でも安心!
2025年の読書感想文にぴったりな、書きやすくて、中学生にも読みやすい、2025年度の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に基づいた、おすすめの本を3冊ご紹介します。
登場人物に共感しやすく、感想が浮かびやすい内容なので、コピペに頼らず“自分の言葉”で感想文が書けるようになりますよ。
わたしは食べるのが下手/天川栄人
「食べるのが苦手」「給食がつらい」──そんな痛みを抱える中学生の葵と咲子。
会食恐怖症と過食嘔吐、それぞれの悩みを持つ二人が出会い、給食改革に挑んでいく姿を描いたのがこの物語です。
2025年度の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書にも選ばれていて、「食べることは生きること」だと気づいていく過程が、ほんとうにまぶしく感じられるんですよね。
思春期の“みんなと同じ”に疲れた心に、そっと寄り添ってくれるような一冊で、「食べる側」「作る側」それぞれの気持ちや、自分の価値観が変わった瞬間を綴れば、コピペに頼らず自分の言葉で書きやすいんです。
「苦手でもいい」「悩んでいい」と思える安心感。
そして、友達のSOSに気づけるやさしさも、この本からきっと受け取れます。
給食に悩んでいる人、自分の気持ちを伝えるのがむずかしい人にこそ、そっと開いてほしい一冊です。
スラムに水は流れない/ヴァルシャ・バジャージ
「水が出ること、学校に行けること…」当たり前って、ほんとうに当たり前なんでしょうか?
インド・ムンバイのスラムに暮らす12歳の少女ミンニ。
病気の母を助けるため家政婦として働きながら、学校に通い、詩を書く夢をあきらめずに生きています。
けれど、兄が“水マフィア”の不正を目撃したことから、家族は思いもよらない危機に 。
本書は、水不足・貧困・不平等といった重いテーマを、ミンニのまっすぐな視点でやさしく伝えてくれる一冊です。
私たちの日常がどれだけ恵まれているかに、ハッとさせられる場面が何度もありました。
そして、どんな状況でも夢を持ち続けるミンニの姿に、心を動かされるはずです。
「感想文、何を書けばいいかわからない…」という方でも安心してくださいね。
水の大切さ、勇気、家族との絆、異文化への気づき──感じたことを素直に書けば、あなたにしか書けない言葉がきっと生まれてきます。
どうぞ、ミンニの世界にそっと触れてみてください。新しい視点が、きっと心の中に芽吹きますよ。
鳥居きみ子:家族とフィールドワークを進めた人類学者/竹内紘子
時代の壁を越え、家族とともに未知の土地へ
『鳥居きみ子:家族とフィールドワークを進めた人類学者』は、明治から昭和にかけて活躍した女性・鳥居きみ子さんの実話をもとにした伝記です。
モンゴルや中国など異国の地で、子どもを連れて文化や人々の暮らしを調べ続けた姿は、まるで冒険物語のようです。
「母親」であると同時に「自分らしさ」も大切にしたきみ子さんの生き方には、困難に立ち向かう強さや、夢をあきらめない心が込められています。
そして何より、家族と支え合いながら進むその姿に、きっと自分自身を重ねたくなるはず。
この本は、2025年度の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書にも選ばれていて、感想文の題材としてもぴったりなんです。
歴史や異文化にふれながら、「わたしも前に進んでみようかな」──そんな小さな一歩をそっと後押ししてくれる1冊ですよ。
▶読書感想文を書いてみて、「思ったことはあるのに、うまく言葉にできない…」と感じたことはありませんか?
そんなときは、読解力を少しずつ育てていく読書の工夫が役立つんです。
中学生にぴったりの本やコツを知りたい方は、こちらも参考にしてみてくださいね。
Kindle や Audible で、すぐ読書を始めよう!

読書感想文に取り組む中学生にとって、「何から始めたらいいの?」と戸惑うこともあるかもしれません。
2025年版では、書きやすい本を気軽に手に取れる環境づくりが大切なんです。
そこで便利なのが、すぐに読書を始められる Kindle や Audible。紙の本にこだわらず、今の自分に合った方法で読書体験を楽しめますよ。
👉 Amazon Kindle Unlimitedの使い方・料金・解約方法を徹底解説!初心者向けガイド
電子書籍なら、通学時間やすき間時間にも読書がはかどります。
👉 Amazonオーディブル完全マニュアル【2025年版】|無料体験期間・メリット・解約手順
耳からの読書も、感性をひろげる手助けになりますよ。
※今回ご紹介の書籍はAudible対象外ですが、興味のある方はお試しくださいね。
中学生がKindleで読むときのご注意(保護者の方へ)
※電子書籍は手軽に読書を楽しめる反面、使い方によっては体への負担も気になるところです。
特に、長時間の使用による目の疲れや、猫背などの悪い姿勢には注意が必要です。
30〜40分ごとに休憩を入れたり、ナイトモードを活用するなど、目を守る工夫をおすすめします。
また、興味が広がる時期だからこそ、本の内容が年齢にふさわしいかどうかの確認も大切です。
健やかな読書習慣のために、ご家庭でのちょっとした声かけや見守りをお願いいたします。
▶中学生のあなたにぴったりの本を探しつつ、他の学年ではどんな本が人気なのかも気になりませんか?
学年別におすすめ本をまとめた記事も、あわせて参考にしてみてくださいね。
👉 2025年版|読書感想文の書きやすい本!小3・小6・中1・高校も学年別おすすめ本【まとめ】
まとめ
“書きやすい本”との出会いが、心の扉を開いてくれる
読書感想文を書くことは、決してむずかしい課題ではありません。
中学生向けに選ばれた “2025年版の書きやすい本” を味方にすれば、自分の気持ちや考えをゆっくり言葉にしていくことができるんです。
- 「自分らしい文章」を書くこと
- 「感情が動いたポイント」を見つけること
- 「他人の感想ではなく、自分の思い」を伝えること
そのすべてが、あなたの中にある感受性と向き合う素敵な体験になります。
もし書くことに迷ったときは、読書中に気になった言葉をノートに書き留めるところから始めてみてくださいね。
『読書でこころをほどく7日間ノート』のような、自分だけの気持ちを書けるノートがそっと背中を押してくれるはずです。
読書の力を借りて、あなたの言葉で、あなたの心を伝える感想文が生まれますように。
まずは、1冊と静かに向き合ってみませんか?