大阪関西万博のサブテーマ「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」。
その言葉に込められた想い、あなたはどんなふうに受け取っていますか？
科学や技術だけでなく、人と人との思いやりや、違いを認め合う心──そうした“まなざし”が、未来をつくっていく鍵になるのかもしれません。
実はそのまなざし、本を読むことでそっと育まれていくんです。
この記事では、心理学書・児童書・哲学書の、読書を通じて万博の理念を体感するヒントを、一緒にたどっていきますね。
読書がつなぐ、大阪関西万博 サブテーマと理念
大阪関西万博が掲げる「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」。
そのメッセージは、実は私たちの暮らしの中にも静かに息づいているんです。
本を読むという行為は、その理念にそっと触れるきっかけになります。
物語の中で誰かの想いに共感したり、価値観の違いに出会ったり…そうした体験が、「違いを受け入れる力」や「共に生きる感覚」を育ててくれるんですよね。
読書とは、知識だけでなく、自分の中にあたたかいまなざしを育てる営み。そんなまなざしが、未来社会に向けた「共創」や「多様性」を支える小さな一歩になる。
だからこそ読書は、「理念を知る」だけでなく、「感じる」「体感する」ことへとつながっていくんです。
理念にふれる読書体験から学ぶ未来社会
本を読むことで得られる気づきは、知識を超えて心に残るんですよね。
誰かに寄り添ったり、自分の生き方をふと見つめ直したり──。 そんな時間こそが、「いのち」や「共創」の理念を、静かに感じる入り口になると思います。
- 心理学書：誰かの心の動きに気づき、そっと寄り添う。
そんなまなざしは、「いのちを救う」やさしさにつながるように思われます。 - 児童書：物語の中で自然と育まれる「思いやり」や「助け合い」の気持ち。
それは、共創の心を静かに育ててくれるんですよね。 - 哲学書・思想書：「いのちって何？」「共に生きるとは？」
そんな問いに出会うことで、未来の社会を自分ごととして考える視点が生まれてくるんです。
読書体験・あのときの一冊がくれた気づき
本を読んで心がふるえた瞬間──そんな体験が、私にとって大阪関西万博のサブテーマ「いのち」や「共創」の理念を感じるきっかけになりました。
ここでは、そんな私自身の読書の記憶を少しだけお話ししますね。
子どもの頃に出会った絵本が教えてくれた「思いやりの形」
小さな頃に出会った『あたまをつかった小さなおばあさん／ホープ・ニューウェル』という絵本。
主人公のおばあさんは、明るく穏やかに暮らしながら、困っている人や動物に、そっと寄り添うような優しさを見せてくれるんです。
特別な力がなくても、人を助けることはできる──そんなことを、子どもだった私は自然と感じていました。
あの絵本は、いまも心に残る「やさしさの原点」なんですよね。
哲学書から得た「自分だけの視点を超える感覚」
『ソフィーの世界／ヨースタイン・ゴルデル 』を手にしたとき、「哲学って難しそう…」と少し構えてしまったんです。
でも読み進めるうちに、「あなたはだれ？」という問いが、そっと心を揺らしてくれて。哲学者たちの言葉がやさしく語りかけてくれるようで、「今見えている世界がすべてじゃないのかも」と思えたんですよね。
私にとって、他人の想いに目を向けるきっかけをくれた、大切な一冊です。
いのちをつなぐ読書の入り口になる本10選
本を通して「他者を思いやること」や「違いを受け入れること」の大切さに触れてみませんか？
ここでは、そんなまなざしを育てる一冊一冊を、ジャンルごとにご紹介していきます。
読書の方法もさまざまです。
紙の本だけでなく、KindleやAudibleなど、デジタルな読書体験を取り入れることで、日常の中に理念を感じる時間をもっと増やすことができますよ。
心理学
人の心にそっと寄り添うこと──それは、大阪関西万博のサブテーマ「いのちを救う」ことの始まりかもしれません。
ここでは、他者の感情や痛みに目を向けることで、いのちのつながりを感じられる本をご紹介します
夜と霧／ ヴィクトール・E・フランクル
「どんな絶望の中でも、人は“生きる意味”を見いだせる──」
そんな静かな力強さを感じさせてくれるのが、この一冊です。
精神科医フランクルがナチスの強制収容所という極限状態のなかで体験した出来事を、心理学者のまなざしで綴った実話でもあります。
命の危機にさらされながらも、彼は問い続けたんです。
「人はどんな状況でも、希望を見いだせるのか」と。
その姿勢は、大阪関西万博の理念「いのちをつなぐ」にも、そっと重なります。自分の尊厳を失わず、他者を思いやる──それは、いのちをつなぐ読書の原点かもしれません。
困難や孤独のなかでも、意味を探し、誰かと心を通わせることの大切さを教えてくれるこの本は、「大阪関西万博 サブテーマ」や「いのち・共創・未来社会と本」を感じる大切な入口になるはずです。
ヴィクトール・E・フランクル（1905–1997）は、オーストリア生まれの精神科医・心理学者で、「ロゴセラピー（意味療法）」の創始者です。ナチスの強制収容所での過酷な体験を記した著書『夜と霧』で知られ、「人生には意味がある」との信念を多くの人に伝えました。
愛するということ／ エーリッヒ・フロム
「人ともっと深くつながりたい」「孤独を乗り越えたい」──そんな気持ちにそっと寄り添ってくれる一冊です。
『愛するということ』では、エーリッヒ・フロムが「愛」を、感情やテクニックではなく、人間が成熟していくために学ぶべき“技術”として描いています。
どうすれば他者を尊重し、与え、関係を育てていけるのか──そのヒントが、あたたかな言葉で綴られているんです。
「いのちをつなぐ」って、誰かと心を通わせながら、共に生きる力を見つけていくことなのかもしれません。
だからこそこの本は、大阪関西万博の理念やサブテーマ「共創」や「未来社会」への入り口として、とても深い学びを与えてくれるんですよね。
愛に迷ったとき、ぜひ手に取ってみてください。きっと、あなたの心にそっと灯りをともしてくれるはずです。
エーリッヒ・フロム（1900–1980）は、ドイツ生まれの社会心理学者・精神分析家・哲学者です。ナチスからの亡命後、アメリカやメキシコで教鞭をとり、『自由からの逃走』『愛するということ』などを著しました。人間の自由と愛、社会の在り方を深く探究した思想家です。
過敏で傷つきやすい人たち／ 岡田尊司
「些細な一言に傷ついてしまう」「人混みがつらい」──そんな繊細さに悩むあなたに、『過敏で傷つきやすい人たち』はやさしく寄り添ってくれる一冊です。
HSP（非常に敏感な人）の特性や悩みを丁寧に解説し、自己理解と具体的な対処法を導いてくれます。
自分の反応が「気のせい」ではなく、脳や神経の仕組みによるものと知ることで、安心感が生まれるんです。
そして、この本は大阪関西万博のサブテーマ「いのちをつなぐ」の理念とも深く重なります。自分の繊細さを受け入れることは、他者との「共創」や「多様性を尊重する未来社会」への一歩。
読書を通じて“ちがい”を理解することは、まさに「読書×いのち×理念」が交差する体験なんですよね。
「読書」で、自分と向き合いながら、優しい社会のかたちを想像してみませんか？
岡田尊司さん（おかだ たかし、1960年香川県生まれ）は、精神科医・医学博士。東大文学部を中退後、京大医学部を卒業。発達障害やパーソナリティ障害の専門家として臨床と研究に携わり、『愛着障害』『母という病』など著書多数。小説家・小笠原慧としても活躍しています。
児童書
児童書は、子どもたちの読書の入り口であると同時に、大人にとっても「いのち」や「思いやり」にふれる大切なきっかけになります。
ここでは、「いのちをつなぐ」「共創する心を育てる」視点から選んだ3冊をご紹介します。
100万回生きたねこ／ 佐野洋子
「何度生まれ変わっても、本当に大切なものって、なんでしょう？」
そんな問いが心にそっと残るのが、佐野洋子さんの絵本『100万回生きたねこ』なんです。
この物語に出てくるねこは、何度も命をくり返してきたのに、たった一度だけ「誰かを愛すること」を知ります。
そのとき初めて、本当の意味で「生きた」と言えるようになったんですよね。
この絵本がすすめられているのは、ちょうど“いのち”や“死”について少しずつ考え始める6歳前後の子どもたち。
でも実際には、4歳や5歳でも、親子で読みながら感じ取っているご家庭もたくさんあります。
内容がとても深いので、大人が読んでも心を打たれるんです。
ですから、年齢にとらわれず、どの世代にもおすすめできる一冊。
大阪・関西万博のサブテーマ「いのちをつなぐ」とも静かに響き合っていて、未来を見つめる今だからこそ、手にとってほしい絵本です。
お子さんと一緒に、あるいはご自身のために。
読むたびに、新しい“気づき”と“やさしさ”が心に広がっていくような、そんな物語です。
佐野洋子さん（1938–2010）は中国・北京生まれの絵本作家・エッセイスト。武蔵野美術大学を卒業後、ドイツでリトグラフを学びました。代表作『100万回生きたねこ』をはじめ、絵本やエッセイ、小説など多分野で活躍。講談社出版文化賞や紫綬褒章など受賞歴も多数あります。
ちいさいおうち／ バージニア・リー・バートン
「変わっていくものの中にも、変わらない大切なものがある」──
そんなやさしいメッセージをそっと届けてくれるのが、絵本『ちいさいおうち』なんです。
自然に囲まれた田舎で、静かに暮らしていたちいさなおうち。
でも、時代の流れとともにまわりはどんどん変わっていきます。それでも、おうちの中に流れているぬくもりや記憶は、ずっとそこにあるんですよね。
この絵本は、大阪関西万博のサブテーマ「いのちをつなぐ」にも静かに重なっていて、読書を通して“いのち”や“共創”をやさしく子どもたちに伝えてくれる物語でもあるんです。
対象年齢は、読み聞かせなら5歳ごろから、小学生になるとテーマの深い意味にも気づけるようになると思います。日本語版は少し文章が長めなので、小学生から自分で読むのもおすすめですよ。
家族でページを開いて、「何が本当にたいせつなのかな」って、一緒に考えてみる──そんな時間が、きっと心の中にあたたかく残るんじゃないでしょうか。
ヴァージニア・リー・バートン（1909–1968）は、アメリカの絵本作家・イラストレーター。詩人の母と学者の父のもとに生まれ、美術・デザインを学びながら新聞スケッチャーとして創作を始めました。代表作『ちいさいおうち』でコールデコット賞受賞。擬人化された機械や家を描き、温かい物語世界を築きました。また、テキスタイルデザイナーとしても活躍し、芸術と暮らしを結びつける活動を行いました。
エルマーのぼうけん／ ルース・クリスマン・ガネット
「子どもの“はじめての冒険”に、親子でワクワク」──そんな気持ちをそっと後押ししてくれるのが、『エルマーのぼうけん』なんですよね。
少年エルマーが、助けを求めるりゅうのためにひとり旅立つこの物語には、知恵や勇気、そして思いやりがぎゅっと詰まっていて、小さな心にもやさしく届いてくれるんです。
対象年齢としては、読み聞かせなら5歳ごろから、自分で読むなら小学校低学年、特に6〜8歳くらいがちょうどよいと言われています。
ただ、ひとり読みには少し読解力が必要なので、はじめは大人がそばで読んであげるのがおすすめなんです。
この物語、実は大阪関西万博のサブテーマ「いのち・共創・未来社会」とも重なるところがあります。
エルマーの優しさや行動力は、“いのちをつなぐ”大切さを、自然と子どもたちの心に届けてくれるのです。
だからこそ、親子でページをめくるひとときが、未来へとつながる読書の時間になるんだと思います。夜寝る前に1章ずつ。そんな静かな時間が、きっとあたたかな思い出になっていくはずです。
ルース・クリスマン・ガネットは、アメリカの著名な挿絵画家で、児童文学作家ルース・スタイルス・ガネットの義理の母です。1947年、『ミス・ヒッコリー』の挿絵を担当し、『エルマーのぼうけん』シリーズでも物語の魅力を支えました。児童書挿絵の第一人者として知られ、1979年に亡くなりました。
哲学
哲学書は、難しそうに見えて、実は誰もが一度は抱く「なぜ？」という気持ちに寄り添ってくれるものなんです。
ここでは、「いのち」や「共創」「未来社会」について深く考えるきっかけとなる4冊を、やさしい視点からご紹介します。
ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙／ ヨースタイン・ゴルデル
「わたしって、いったい誰なんだろう？」そんなふとした問いが、未来への一歩になることって、あるんですよね。
ヨースタイン・ゴルデルの『ソフィーの世界』は、14歳のソフィーが一通の不思議な手紙をきっかけに、哲学の世界を旅していくお話です。
プラトンやアリストテレスなどの思想を、手紙のやりとりを通して学んでいくうちに、「自分とは？」「世界とは？」と、深く考える時間が自然と生まれてくるんです。
この物語には、大阪関西万博のサブテーマ「いのちをつなぐ」「共創でより良い未来社会を」そんな理念にもつながるメッセージが、やさしく込められています。
自分と誰か、今と未来、そしてこの世界とのつながりを、そっと見つめなおしてみたくなったら…。
本のページをめくる時間が、きっとそのきっかけになってくれると思うんです。
ヨースタイン・ゴルデルは1952年ノルウェー生まれの作家・哲学者。高校教師を経て作家となり、代表作『ソフィーの世界』は67言語に翻訳される世界的ベストセラーに。若い読者に「考える力」と哲学の面白さを伝え続けています。
君たちはどう生きるか／ 吉野源三郎
「これから、どう生きていこう──」
そんなふうに思い悩んだとき、そっと心に寄り添ってくれる一冊があります。それが『君たちはどう生きるか』という本なんです。
主人公のコペル君は、友人との関わりや身近な問題を通して、自分なりの「生き方」を模索していきます。
その姿は、今を生きる私たちにも、たくさんの気づきを届けてくれるんですよね。
大阪関西万博のサブテーマ「いのちをつなぐ」「共創」「未来社会のデザイン」にも深く通じるこの物語には、他者を思いやることや、社会の中でどう生きるかという問いが静かに流れています。
だからこそ、「理念ある未来」を考えるための読書の入り口として、ぴったりの一冊だと思うんです。
今、迷いや不安を抱えている方も、きっとこの本の中に、自分と向き合うヒントが見つかるはず。よかったら、コペル君と一緒に“自分の生き方”をそっと見つめてみませんか？
吉野源三郎さん（よしの げんざぶろう・1899～1981）は、『君たちはどう生きるか』の著者として知られる編集者・児童文学者です。岩波書店で『世界』を創刊し、反戦・平和運動にも尽力しました。明治大学教授や岩波書店常務も務め、民主主義の発展に貢献しました。
種の起源／チャールズ・ダーウィン
「なぜ私たちは“今ここ”にいるのか」
そんな根源的な問いに、静かに光をあててくれる本があります。
チャールズ・ダーウィンの『種の起源』は、生命の進化と多様性を科学の目で捉えた一冊であり、「いのち」についての考察を深めてくれる入り口になるんです。
大阪関西万博のサブテーマ「いのちをつなぐ」と響き合うこの本は、自然選択という仕組みを通して、どのように生き物が環境に適応し、未来へと命をつないできたかを教えてくれます。
そして読んでいくうちに、自分自身がこの壮大な物語の一部なんだと、胸がふるえる瞬間が訪れるはず。
「読書」を通して、「理念」や「未来社会」を考える時間を持つこと。
それこそが、いま私たちができる“共創”の一歩なのかもしれませんね。
難しく思えるかもしれませんが、絵本版ややさしい解説もありますから、どうぞ気軽にページをめくってみてください。
チャールズ・ダーウィン（1809–1882）はイギリス出身の博物学者。祖父は博物学者エラスムス・ダーウィン、母方の祖父は陶器メーカー・ウェッジウッドの創業者という知的な家系に育ちました。若くしてビーグル号で航海し、生物観察を通じて進化論と自然選択説を確立。『種の起源』を発表し、生物学と人類の世界観に大きな影響を与えました。晩年まで研究を続け、国葬でウェストミンスター寺院に葬られました。
老子道徳経
「がんばりすぎて、ちょっと疲れていませんか？」
そんなふうに感じたとき、そっと寄り添ってくれるのが『老子道徳経』という一冊なんです。
古代中国の哲学者・老子が説く「無為自然」は、肩の力を抜いて“あるがまま”に生きることの大切さを教えてくれます。
たとえば「水のように生きよ」「争わず、他者を利せよ」という言葉には、他者と調和して生きる知恵が宿っていて、それはまさに大阪関西万博のサブテーマ「いのちをつなぐ」と響きあうものなんですよね。
評価に追われる現代で、ほんのひとときでも心を緩めて読むことで理念にふれる──そんな読書の時間が、未来社会を共創するためのヒントになるかもしれません。
哲学が苦手でも大丈夫。
老子のことばはやさしく、静かに心に染みてくるんです。
もし読書を通して、今を見つめ直したいと感じたなら、『老子道徳経』がそっと扉を開いてくれますよ。
老子（ろうし）は、紀元前6世紀ごろの中国・春秋時代の思想家で、「道（タオ）」を重視する道家思想の開祖とされています。周の書庫管理官を務めた後、『道徳経』を著して旅立ったと伝えられています。神秘的な伝説も多く、孔子との交流や仏陀との関係説も残る人物です。
「いのち」「共創」「未来社会」というテーマにふれる読書をさらに深めたい方は、こちらの記事もぜひご覧くださいね。
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大阪関西万博サブテーマを読書で体感する：理念にふれるKindle/Audible活用法
読書をもっと身近に、もっと深く味わいたいと思ったとき、KindleやAudibleといったデジタルツールはとても心強い味方になってくれるんです。
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そしてAudibleの音声読書は、目が疲れているときや移動中にも、物語や思想の世界にふれることができて、まるで誰かの語りかけを受けるようなあたたかさを感じられるんですよね。
大阪関西万博のサブテーマである「いのちをつなぐ」──その理念にふれる読書の入り口として、こうしたツールを上手に使うことは、まさに未来社会を自分の感性で体感する第一歩になるかもしれません。
読書を通して理念にふれ、未来社会を共創する｜まとめ
大阪関西万博のサブテーマは、「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」
そんな壮大であたたかな理念は、決して遠い世界の話ではありません。
私たち一人ひとりが、本を通して他者に思いを寄せ、違いを尊重しながら生きること。それこそが、「いのち・共創・未来社会と本」がつながる道筋になるのだと思うんです。
難しいことをしなくても、読書という日常の中で理念にふれることはできます。
読書はページをめくるたびに、自分とは違う人生や価値観に出会い、未来の社会をどう描くかを、そっと考える時間になるはずです。
大阪関西万博のテーマを体感するために、まずは一冊の本から始めてみませんか？
