芥川賞・三島賞・川端賞の3つを受賞した作家と言われていることからも、上田岳弘さんの天才が認められていると言えます。
村上春樹さんを愛読し、いろんな影響を受けた作家です。
この記事ではそんな上田さんの経歴など紹介します。
上田岳弘は村上春樹に続く作家?天才といわれる由縁と結婚や経歴も
IT会社役員と作家になるまでを紹介します。
生い立ちと学歴
結婚については不明でした。
しかし、一部の情報源によれば結婚しているとされています。
もし、ご結婚についての具体的な情報があれば、公表しているはずです。
多くの作家や公人は、プライバシーを尊重して私生活を公表しないことが多いので、公式の発表がない限り、正確な情報を知ることは難しいかもしれません。
会社役員をされている現在の生活パターンは、
5時に起きて7時半まで執筆 → 出社 → 帰宅 → 22時就寝
これまでの受賞歴
2013年 『太陽』 第45回新潮新人賞を受賞・デビュー
2015年 『私の恋人』 第28回三島由紀夫賞
2016年 Granta Best of Young Japanese Novelists 2016に選出(日本の若手作家ベスト11) ↑↑↑ クリックすると「Granta JAPAN with 早稲田文学」のリンクに飛びます
2018年 『塔と重力』で第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞
2019年 『ニムロッド』で第160回芥川賞受賞
2022年 『旅のない』で第46回川端康成文学賞受賞
2024年 『最愛の』で第30回島清恋愛文学賞受賞
上田岳弘さんの受賞作品および、次の「人生で影響を受けた本3冊」はKindle版で読むことが可能です。30日間無料体験ができるので、まずは無料で読んでみてから、書籍を購入してもいいですよね!
人生で影響を受けた本
5歳くらいから「本を書く人になりたい」と思っていた上田さんが、影響を受けた本をご紹介します。
風の歌を聴け 村上春樹
海辺の街に帰省した主人公の僕の、青春の一片をドライで軽快なタッチで捉えた村上春樹の1作目の小説。
1979年4月発表の第22回群像新人文学賞受賞を受けて、同年5月発売の『群像』6月号に掲載されました。群像新人賞受賞作です。
百年の孤独 ガブリエル・ガルシア=マルケス
寒村を生きていくために農地を耕しながら、孤独に淡々と生きる一族の歴史を描いた、目も眩む百年の物語。家族、血族としての誇りは、親が子を産み、子が親になるという繰り返しから理解され、それが次第に形を変えてゆきます。捉え方は人それぞれだと思いますが、読んでみる価値はあります!
タイタンの妖女 カート・ヴォネガット
SFものですが人間の意志や運命について、読みやすい語り口で進んで行きます。
大富豪が貧乏になっていくのを、傍観している私たち読み手がいて、一体どうなるんだろうと考えながら読み進めて行きます。ただ、エピローグは非常に感動的でした!
本を読むよりも聴く方が好きな方へ
今回ご紹介した『タイタンの妖女』の書籍はAudible(オーディオブック)で聴く(朗読)ことができます。こちらも30日間無料体験ができるので、他の気になる本と併せて無料でたくさん聴けちゃいますね!
天才と言われる理由は?
村上春樹は独特の文体で知られており、シンプルで詩的な表現を好みます。
上田岳弘さんも独創的な文体を持っています。
まとめ
上田さんは、一度は小説から離れた時期もあったそうですが、IT会社に入ってから、再度挑戦しようと思ったそうです。
才能が花開き、数々の文学賞を受賞されました。
村上春樹さんはプロ野球を観戦中に「小説書こう!」と思いついたそうです。空から降ってたというべきでしょうか。
小説家になる、何者かになるというのは、誰に教えてもらうものではなく、「天から降ってきたものを受け止める」ことなんでしょうか。奥が深い話になりそうです。
上田さんの作風には深く考えさせられることが多々あります。
そんなことを感じ取りながら、読み進めるのもいいですね!
これを機会にぜひ、読んでみてください。