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大人になってからの読書でおすすめの小説5選!読みやすい作家とポイントも

読書のあれこれ

この記事では大人が読みやすい小説と読みやすい作家の作品をご紹介します。

最近、本を読む機会が減ってしまった方や、また読書を楽しみたいと思っている方にぴったりの内容です。

小説の世界に再び浸ることで、日常のストレスを忘れ、心をリフレッシュする時間を作りましょう。大人になると、忙しい日々の中で読書の時間がなかなか取れなくなりますよね。でも、だからこそリラックスできる時間に、気軽に楽しめる小説を手に取ってみませんか?

これから紹介する大人になってからの読書でおすすめの小説5選や読みやすい作家と作品が、あなたの読書ライフに新しい楽しさをもたらしてくれることを願っています。

ぜひ、次の一冊を見つけて、心ゆくまで楽しんでくださいね。

この記事でわかること
  • 大人になってからの読書でおすすめの小説5選
  • 大人になってからの読書で読みやすい作家とポイント

大人になってからの読書でおすすめの小説5選!読みやすい作家とポイントも

  • 難しい言葉や専門用語は使わず、わかりやすくシンプルな言葉で書かれた物語。
  • 読みやすく、ストーリーがわかりやすい小説。
  • 人間関係や日常生活の悩み、成長など、誰もが経験することがテーマになっていると、共感しやすく感情移入できるので読みやすいです。
  • 短い章や段落、対話がたくさんある構成は、ページがサクサクめくれるので読みやすいです。

大人になってからの読書でおすすめの小説5選

大人になってからの読書でおすすめの小説5冊と、それぞれに読みやすいポイントを入れて、ご紹介します。

1Q84   村上春樹  

この物語は、現実と非現実が交錯する不思議な世界で、自分の人生の意味を探し続ける主人公たちの物語です。人生の悩みや挑戦が描かれており、読者を引き込む内容となっています。

物語は、10歳の天吾と青豆が静かな教室で黙って手をつなぎ、目を見つめ合う場面から始まります。二人はその後、別々の道を歩むことになりますが、1984年4月には、異なる世界「1Q84年」に迷い込むことになります。

1984年4月、青豆はスポーツインストラクターとして働きながら、暴力から女性を守るための暗殺者としても活動しています。彼女の持つ特殊な技術の背景には、親友が自ら命を絶ったという辛い過去があります。なので、1984年の春、異なる世界にいることに気づいた青豆の心は揺れ動きます。

一方、天吾は予備校で数学を教えつつ、小説家を目指して執筆を続けています。彼が見つけた少女の書いた小説『空気さなぎ』が大ヒットし、その影響で、天吾の周りの世界も次第にその物語に似ていくのです。

物語は、青豆と天吾それぞれの視点で進み、BOOK3では彼らを調査する牛河の視点も加わり、「1Q84年」の世界が三つの視点から描かれていきます。

この物語を読むと、過去の選択や出来事が必然だったのか、あるいはより良い選択肢があったのかを考えさせられます。青豆と天吾の行動や決断が、自然な流れであったのか、それとも他に良い選択肢があったのかを探ることができます。

※全6冊あります。

・『BOOK1』≪4月~6月≫

・『BOOK2』≪7月~9月≫

・『BOOK3』≪10月~12月≫

全6巻セット(新刊)があるのはAmazonのみです
大人になってから読みやすいポイント
  • 文が長すぎず、読みやすい。簡潔な表現で、余計な言葉や複雑な構文がない。
  • キャラクターに感情移入しやすく、リアルで魅力的。登場人物がわかりやすく描かれている。
  • 会話が自然でリアル。キャラクターの個性が会話を通じてしっかり伝わる。
  • 段落が適切に分かれており、読みやすい。
  • 場面や状況がイメージしやすく描かれている。
  • 感情や心情がしっかり描かれており、読者が感情的に反応しやすい。
  • 物語の進行がスムーズで、ダレることがない。
  •  物語のテーマやメッセージがはっきりしているので、理解しやすい。

白夜行   東野圭吾  

このミステリーは、幼少期の事件が引き金となり複雑な人間関係が描かれています。

1973年夏、大阪の古いビルで質屋が命を奪われる事件が発生しました。容疑者の西本文代はガス事故で亡くなったので、娘の雪穂は親戚の家に預けられることになります。

その後、優秀な雪穂は名門の女子校に進学しますが、貧しかった過去が原因でいじめられます。いじめっ子を助けることで秘密を握り、成長後は裕福な男性・篠塚と結婚することに成功します。

一方、事件が発生した時に小学5年生だった桐原亮司は、大人になって裏の仕事に関わり、雪穂を脅そうとします。

雪穂と亮司は幼なじみであり、お互いに助け合いながら生きていました。雪穂は成功した実業家として、高級ブティックを開店しますが、亮司はその近くで警察に見つかり、自ら命を絶ちますが、雪穂は亮司のことを気にせずに順調な人生を送ります。

物語は、過去の事件がどう影響したのかを読者に想像させる形で終わります。雪穂と亮司の内面が最後まで描かれないことで、読者の想像力をかき立てられるラストです。

800ページ超の物語でも、さすがの東野圭吾の筆力で読みやすかったです。

大人になってから読みやすいポイント
  • 物語の中心にある事件とその関連人物が明確で、話の流れがつかみやすい。
  • 登場人物たちの背景や動機が詳しく描かれており、彼らの行動や感情が理解しやすいです。
  • 物語がスムーズに展開し、飽きが来ない。サスペンスや驚きの要素が適度に散りばめられ、ページをめくる手が止まらなくなります。
  • 物語は複数の視点から描かれることが多いですが、それぞれの視点が明確に区別されており、混乱しにくい。
  • 東野圭吾の筆致は、難解な言葉や複雑な表現を避け、誰でも理解しやすい言葉で書かれています。
  • 登場人物たちの感情や行動がリアルで親近感があり、物語に引き込まれやすいです。

 

海辺のカフカ   村上春樹  

本書は村上春樹の10作目の長編小説で、15歳の少年「田村カフカ」と知的障害を持つ60歳の老人「ナカタさん」の物語が交錯する幻想的な作品です。

田村カフカは、父から「母と交わり父を殺す」という呪いをかけられ、家出して高松に向かいます。そこで図書館の司書や館長と出会い、不思議な体験を重ねます。

ナカタさんは猫と話す能力を持ち、「入り口の石」を探す旅に出ます。彼の旅とカフカの物語が交わり、二人の運命が絡み合っていきます。

この物語は、現実と幻想が混ざり合う独特の世界観を持ち、ギリシャ悲劇や日本の古典文学から影響を受けています。

「上下合本版」(新刊)があるのはAmazonだけです
大人になってから読みやすいポイント
  • ストーリーが複雑すぎず、明確な筋が通っている。
  • 文が長すぎず、簡潔でわかりやすい表現を使用する。
  • キャラクターの個性がしっかり描かれているので感情移入しやすいため、登場人物に共感できる。
  • キャラクターの会話が自然でリアル。対話を通じてキャラクターの性格や関係がわかりやすく伝わる。
  • 長い段落を避け、視覚的に整理されていて情報ごとに段落が別れているので読みやすい。
  • シーンや設定が簡潔に描写され、読者がイメージしやすいようになっている。
  • 物語がスムーズに進行し、ダレることがない。
  •  物語のテーマやメッセージが具体的に伝わる。

罪と罰 フョードル・ドストエフスキー  

この作品は、倫理や人間の心理を深く描いたもので、主人公の内面の葛藤がとても印象的です。

サンクトペテルブルクに住む貧しい青年ラスコーリニコフは、自分が特別な存在だと思い込み、悪い人を取り除けば世の中が良くなると考えます。そして、お金を持つ老婆アリョーナを襲い、そのお金を社会のために使おうとしますが、偶然にも彼女の妹も巻き込んでしまいます。その後、罪の意識に苦しむようになります。

翌日、ラスコーリニコフは警察から借金の督促を受けますが、昨夜の事件の話を耳にして、驚きます。その後、友人や家族が訪れ、特に妹の婚約者ルージンの存在が気になりましたので、ラスコーリニコフは彼が怪しいと感じ、追い出します。

そんな中、ソーニャという女性と出会い、彼女に罪を告白します。一方で、別の人物スヴィドリガイロフが命を絶つ中、ラスコーリニコフは刑事ポルフィーリから自首を勧められます。最終的にラスコーリニコフはソーニャの支えを受けて自首し、シベリアでの流刑を受け入れることになりますが、そこでソーニャへの愛を再確認します。

複雑な人間関係と深いテーマが描かれており、一度は読んでおく価値のある作品です。

もっと読みやすくするためのポイント
  • ロシア文学の特徴として登場人物の名前が複雑で長いため、最初に登場人物の関係や役割をメモしておくと理解しやすくなります。
  • この作品では「倫理」と「内面の葛藤」が重要なテーマです。主人公がなぜそのような行動を取ったのか、そしてその結果どのように苦しむのかを意識して読むと、物語の流れがつかみやすくなります。
  • 主人公の心の動きや葛藤が物語の中心です。感情の変化や内面の対話に注目することで、物語がより深く理解できます。
  • この作品は長く、内容も深いので、無理せず少しずつ読むとよいです。章ごとに区切って読み進めると、内容が整理されやすくなります。

火花 又吉直樹  

この作品では、お笑い芸人としての苦悩や友情、夢を追い求める姿がリアルに描かれており、深い感情がひしひしと伝わってきます。

売れない芸人・徳永は、熱海の花火大会で先輩芸人・神谷と出会い、その強烈な存在感に魅了されます。神谷に弟子入りを志願する徳永は、「俺の伝記を書く」という条件で彼に受け入れられます。

奇想天外でありながら人間味あふれる神谷の生き方に、徳永はどんどん惹かれていきます。神谷もまた、徳永に心を開き、笑いの哲学を伝授しようとします。

神谷の生き方は、真似したくないし、真似できないものでしたが、芸人としての哀しさを体現している彼に、少しだけ羨ましさを感じる徳永。

自分の笑いを追求することと、芸人として売れることとの葛藤が続く中、最後に二人が披露した漫才は感動的で、神谷の生き様にはおぞましさすら感じる。

大人になってから読みやすいポイント
  • 複雑な文章を避け、主語と述語が明確な簡潔な文章
  • 段落ごとに話題を整理し、文章がスムーズに流れるので内容の把握がしやすい
  • 難解な言葉や表現がなく、誰にでも理解しやすい言葉で書かれている
  • 読み手が飽きないように、短い文と長い文をバランスよく組み合わせ、リズム感を出している。
  • 感情的な描写を強調しているので、読者が共感しやすい
大人が快適に読書するための読書術はコチラです

大人になってからの読書で読みやすい作家とポイント

5人の読みやすい作家のプロフィールと作品の紹介。読みやすさの理由や、作品の魅力について。

大人におすすめの作家とその作品をいくつかご紹介しますね。

村上春樹 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

この物語は、二つの異なる世界が交わる幻想的で冒険的な話です。

主人公は暗号を扱う「計算士」として、老博士の秘密研究所で「シャフリング」という技術を依頼されますが、帰宅後に一角獣の頭骨を発見し、博士の襲撃を知ります。そして、自分も謎の二人組に襲われ、「世界の終わり」が迫っていると告げられます。

まるで長い詩を読むような感覚で、比喩が物語の世界観を作り上げています。

朗読もひとつの魅力でした。

Audibleだと大森南朋の声が味わい深いです

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村上春樹はどんな人?

村上春樹(むらかみ はるき)は、1949年に京都で生まれて、兵庫県で育ちました。若い頃、大学に通いながらジャズ喫茶を開いていました。

1979年に『風の歌を聴け』で作家としてデビュー。

平易で親しみやすい文章を書いているので、物語としてとても読みやすいです。

◆1985年 第21回 谷崎潤一郎賞受賞作品

谷崎潤一郎賞はこちらです

東野圭吾 容疑者Xの献身

「ガリレオ」シリーズの第3弾である本作は、2003年から文芸誌『オール讀物』に連載され、2005年8月に文藝春秋から出版されました。2008年8月には文庫版も登場しています。

この作品は、第6回本格ミステリ大賞第134回直木三十五賞を受賞し、さらに日本人としては史上2度目となるエドガー賞の候補にも選ばれました。

物語は、弁当屋で働く美人の花岡靖子が、一人娘の美里と穏やかに暮らしているところから始まります。しかし、靖子の元夫・富樫慎二が現れ、再び彼女たちの生活を脅かします。彼を避けるために、靖子と美里は彼の命を奪ってしてしまい、絶望に陥ります。その時、隣人である天才数学者・石神が助けに現れ、警察の捜査から逃れるための計画を立てます。

一方、警察は富樫の遺体を発見し、花岡母子に疑いをかけますが、2人のアリバイが完璧すぎて捜査は難航します。草薙刑事が友人である天才物理学者・湯川に助言を求めると、彼と石神が大学時代の友人であったことが判明します。

湯川は事件に深く関わることを避けていましたが、やがて石神が犯行に関与していることに気づき、自ら解明に乗り出します。

本作は、タイトル通りの「献身」がテーマであり、ラストでは全てが明らかになり、私たちを驚かせます。

虚無感を残す結末ですが、その分深い感動を与える名作です。

東野圭吾はどんな人?

1958年2月4日、大阪市生野区に生まれる。実家は時計メガネ貴金属の小売店で、幼少期の街が後の作品『白夜行』や『浪花少年探偵団』の舞台に影響を与えました。

小中学校時代は読書に興味がなく成績も平凡だったが、高校2年で推理小説に目覚めたのです。大学に進学後、就職を経て推理小説執筆に注力。

1985年『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞。小説家としてデビューしました。

斬新なストーリーと予測不能な展開、意外な結末がエンターテインメント性を高め、さらに魅力的なキャラクターと共感しやすいテーマが読者の心を強く惹きつけます。

吉本ばなな キッチン

大切な人が亡くなったとき、悲しみと孤独が心を包みます。残された私たちは、時間がその悲しみを癒してくれるのを待つしかありません。

時には一人になりたいと思うこともありますが、家族や友人と共に過ごす時間が大切だと気づかされる作品です。この物語は、家族の絆と再生を描き、読み続けられるロング・ベストセラーです。

吉本ばななはどんな人?

吉本ばななは東京都出身で、小学校4年生のときに『赤い橋』という作品を書きました。

1987年、大学の卒業制作で書いた「ムーンライト・シャドウ」が評価され、同じ年に「キッチン」で新人文学賞を受賞しました。1988年には初の単行本『キッチン』が出版され、次に『ムーンライト・シャドウ』で文学賞を受けます。

彼女は神秘的なテーマが好きで、ホメオパシーを愛し、前世の記憶があるとも言っています。

大切な人を失った悲しみや孤独、そして家族や友人との時間の大切さが描かれているため、感情移入しやすいです。

宮部みゆき 火車

現代社会の問題を鋭く描いた社会派ミステリーです。

休職中の刑事、本間俊介は、行方不明になった関根彰子を探すことを頼まれます。彼女は自ら失踪し、足取りを完全に消していました。

なぜ彼女は自分を消さなければならなかったのか?その謎を解く鍵は、自己破産者たちの悲惨な人生に隠されています。

結末には賛否がありますが、現代社会にも通じる問題が描かれていると感じる作品です。

Audibleのナレーションは三浦友和さん♬

宮部みゆきってどんな人?

宮部みゆき(1960年生まれ)は、東京都江東区で生まれました。子どものころから本を読むのが大好きで、たくさんの本を読んでいました。

大人になってからは、OLや法律事務所で働きながら、小説を書き始めました。

1987年に 『我らが隣人の犯罪』で作家デビューし、その後『龍は眠る』や『火車』などの本で多くの賞をもらいました。ミステリーや時代小説、ファンタジーなどいろいろなジャンルの本を書いています。

物語の主な要素(主人公、失踪、謎、結末)が簡潔にまとめられており、内容がすぐに理解できます。

星新一 ボッコちゃん

星新一の代表作であるショートショートには、短いながらも深いテーマが詰まっています。

物語は近未来を舞台に、バーで働く女性型アンドロイド「ボッコちゃん」と、それに恋する男性客の絶望を描いています。

発表当初のタイトルは『人造美人』で、星の最初の作品集の表題にもなりました。短い物語ながらも、読み終えたときには大きな満足感を得ることができます。

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星新一ってどんな人?

星新一は1926年、東京で生まれた日本の有名な作家です。

小学校から中学校まで東京の学校に通い、大学では農業と科学を学びました。父親が亡くなると、家業を引き継ぎましたが、その後作家になることを決めました。

1957年に日本初のSF同人誌「宇宙塵」を作り、デビュー。結婚後はSF作家クラブに参加し、「ショートショートの神様」として知られましたが、1997年に亡くなりました。

ショートショート形式で短時間で読め、飽きずに集中できるうえに、近未来やアンドロイドといったSF的な要素が読者の好奇心をくすぐり、さらに予想外の展開も楽しめます。

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まとめ

大人になってからの読書でおすすめの小説5選!読みやすい作家とポイントでは、以下の2つの事柄をご紹介しました。

  • 大人になってからの読書でおすすめの小説5選
  • 大人になってからの読書で読みやすい作家とポイント

それぞれの作品は気軽に楽しめる内容で、読んでみるときっと満足感が得られると思います。

ぜひ、紹介した本を読んでみたり、新しい作家を探してみたりしてみてくださいね。

次回の読書に役立ててもらえたら嬉しいです。

楽しい読書時間になりますように!

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