芥川賞作家である津村記久子さんを知っている方も多いかも知れませんが、彼女のプライベートな面に触れることで、さらに作品が読みやすくなります。
津村記久子さんの引っ越しのことや結婚のこと。また、魅力的なおすすめエッセイ集の数々がお人柄を伝えています。
たとえば、津村記久子さんは普段は紅茶を好んで飲みます。それはコーヒーに比べると眠りのリズムが狂わなくていいのだそう。日々の些細な事を大事にして、想いを寄せる。そんな彼女のことをご紹介をします。
津村記久子の経歴
津村記久子の作風と好きなもの
津村記久子の引っ越しや結婚のこと
彼女のプライベートな面を知ることで作品が読みやすくなります。
とあるインタビューで話していたのを簡略にまとめてご紹介します。
津村記久子の引っ越し後の新しい生活について
2021年ごろ、大阪から兵庫県へ引っ越し、初めての一人暮らしをします。
一戸建てからマンションに引っ越してからは、虫がほとんど部屋に入ってこなくなって良かったと思います。反面、引っ越してから、まだ本の入った段ボールが部屋に積まれたままになっているのですが、それは本棚を買いたくない理由からだそうです。
段ボールの中身(本)はリストにしてあるので不便はありませんが、いざ、本棚を使うと、奥行きが広くて、本を前後に並べることになり、後ろの本を忘れてしまうことが多い。なので本棚は要らない。
よく読む本は本棚ではなく床などに置いてあることが多く、そんな生活が9年続いているので、今では本棚が欲しいとは思わなくなったとおっしゃっています。
津村記久子の結婚
結婚に関する情報は公表(更新)されていないことと、インタビューを読む限り、現在もシングルだと考えられます。
津村さんは器用ではないため、20代から35歳くらいまでは仕事と会社員の両立で忙しく、専業作家になっても出会いがありませんでした。
友達が結婚しているので婚活も考えましたが、本名で仕事をしているため、恥ずかしさがあったそうです。
津村さん自身、その恥ずかしさを乗り越えるほど強い気持ちがないと感じていたみたいです。
子供は好きだけど、結婚や子供を持つことに対して強い願望はなく、けれども結婚したくないわけではなく、強く結婚したいとも思っていないのが本音だとおっしゃっています。
津村記久子は紅茶派?
津村さんはコーヒーをあまり飲みません。というのも、カフェインが強すぎて眠れなくなってしまうからだそうです。
津村さんは1日に8時間起きて、4時間寝るという生活をしているため、コーヒーはそのリズムに合わないと言っています。その代わりに普段は紅茶を飲んでいますが、紅茶はカフェインの量がちょうど良く、作るのも簡単だからです。
外出時にはたまにコーヒーを飲むこともありますが、眠れなくなるのが心配なので、家では控えているそう。
関連:>>津村記久子さんの魅力は、日常の些細な出来事や人々の心の変化を繊細に描くことです。彼女の作品をご紹介します。
津村記久子エッセイ集から見る人柄
津村さんのエッセイには、面白いことがたくさん詰まっています。
普通の出来事をシンプルに書きながらも、津村さんは物事の大切な部分をしっかり見抜いています。日常生活を大切にして、季節の変化や日常のささやかな出来事を通じて、生活の中で感じる喜びや悲しさをやさしく綴っているのです。
津村さんは、自分のことを「親しみやすい顔」と言っており、どこにいても道を訊かれるそうです。時には布団に感謝したり、編み物に夢中になったりと、身近なことをテーマにしている点がわかりやすくて、親しみやすいですよね。
また、家族や友だち、仕事の仲間との関係についても綴られており、人とのつながりの難しさや、心が温かくなる瞬間が丁寧に描かれているのも魅力のひとつです。
そんな身近な視点で書かれたエッセイ集です。
津村記久子おすすめエッセイ本
津村記久子さんのエッセイは、読むと「そうだなぁ」と思えることがたくさんあります。
毎日の中にあるちょっとした幸せや大変なことに気づかせてくれる内容で、読むと心がホッとするような作品ばかりですので、ご紹介します!
やりたいことは二度寝だけ
この本は、普通の会社員として働きながら、夜に小説を書いている津村記久子さんの日常を描いたエッセイです。
彼女は気になる単語をすぐに検索したり、ノートを集めたり、ハーブティーを飲んでリラックスしたりしています。
喫茶店では隣の人の話に耳を傾け、ドラクエで自分の20年を振り返ったりしています。普通の毎日や小さな出来事を、面白くてちょっと変わった視点で書いています。
特別なことはないけれど、読んでいるとほっこりするような本です。
(講談社2012年6月 / 講談社文庫2017年8月)
ダメをみがく “女子”の呪いを解く方法
「女性はこうあるべき」といったプレッシャーが仕事や家族、恋愛でかかることがあります。でも、できないことはしょうがない!
「パソコンの文字を変える」や「帰り道の地下街を楽しむ」などの小さな工夫で、ダメな自分でもどうにか生きていく方法を、芥川賞作家の津村さんと人気コラムニストが教えてくれる本です。
生きづらさを感じている女性に向けて、具体的なアドバイスをしてくれる実用書だと思います。
(集英社文庫2017年1月)
二度寝とは、遠くにありて想うもの
前作『やりたいことは二度寝だけ』に続いて、日常のことや感じたことを書いています。
作家の津村さんが会社を辞めて専業作家になった話もあり、二度寝ができるようになったかどうかも気になります。
木下晋也さんのイラストも素敵です。津村さんは「道を訊かれる顔」としても有名で、私も道を訊かれることがあると感じています。
(講談社2015年4月 / 講談社文庫2019年3月)
枕元の本棚
津村さんが好きな絵本や事典、いろいろな本を紹介しています。津村さんは『図鑑を作ろうとしたことがある』と述べており、独自の選び方で58冊の本を紹介しています。
全6章で「この本を読んでみたい」「頭がよかったらなあ」といったユニークな分類になっています。
津村さんの本の読み方や考え方に興味が湧く内容で、読んでみると楽しくて心が温まります。また、作家さんならではの読み方が面白いです。
(実業之日本社2016年7月 / 実業之日本社文庫2019年10月)
まぬけなこよみ
季節の行事や風物詩についての面白い話がたくさん書かれています。正月が終わるのが寂しいと感じたとき、自分らしさを取り戻したいときにぴったりです。
バンドTシャツを着て自分を主張しながら、季節にまつわる楽しい思い出をほのぼのと語っている津村さんを感じながら読んでいると、季節の行事が楽しみになること間違いなしです!
(平凡社2017年4月 / 朝日文庫2023年1月)
関連:>>津村記久子さんの作品に興味がある人のために、彼女の最高傑作や新刊、彼女の本をさらに楽しむためにわかりやすく説明しています
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まとめ
津村記久子の引っ越し先は兵庫県?結婚相手や紅茶好きな理由もについて、以下の6つの事柄をご紹介しました。
- 津村記久子の経歴や作風
- 津村記久子引っ越しや結婚について
- 津村記久子は紅茶派?
- 津村記久子のエッセイからみる人柄
- 津村記久子おすすめのエッセイ集
- 津村記久子を電子書籍Kindleでお得に読む方法
津村さんの作品は心が温まる話しが多いのが特徴です。人の些細な出来事に寄り添ってくれるように思います。常に一冊はお守りのように置いておきたいですね。
エッセイでもわかるように普通の出来事をわかりやすく書きながら、生活の大切なことをしっかり伝えています。
日常のささやかな出来事を通じて、喜びや悲しさを優しく書いている、まだそのような作品を読んだことがない方は、この機会に読んでみてはいかがでしょう。きっと、緊張から解き放たれます!
どうぞ楽しい読書時間になりますように。