こんにちは、松風知里です。
辺境の地を旅し、そこでしか出会えない人びとの暮らしや文化を、驚きとユーモアをまじえて描くノンフィクション作家・高野秀行さん。今回は、そんな高野秀行さんの人物像に迫りながら、作品の魅力や受賞歴、さらにお得に読む方法までを、ぎゅっとひとまとめにご紹介していきますね。
・高野秀行さんのプロフィール（出身高校・大学など）
・妻・家族構成について
・『クレイジージャーニー』出演歴と冒険エピソード
・代表作と受賞歴
・電子書籍でお得に読む方法
高野秀行さんのプロフィール｜出身高校と大学
- 1966年10月21日生まれ
- 東京都八王子市出身
- 出身高校：早稲田大学高等学院（早稲田大学の系属高校）
- 出身大学：早稲田大学第一文学部仏文科卒業
- 大学在学中は探検部に所属
- タイ・チェンマイ大学や上智大学での講師経験も
大学探検部時代にすでに辺境地へ足を踏み入れ、のちの作家活動の原点となる経験を積んでおられたんですね。
高野秀行さんの妻・家族構成
高野秀行さんの奥さまは、ノンフィクション作家の片野ゆかさん。
著書『愛犬王 平岩米吉伝』では、第21回小学館ノンフィクション大賞を受賞されています。
また、高野秀行さんの母方の伯父にあたるのが郷土史家の清雲俊元さん。
ご家族の中にも文化的な土壌が育まれていることが伝わってきますね。
『クレイジージャーニー』での冒険エピソード
TBSの人気番組『クレイジージャーニー』に何度も出演されている高野秀行さん。実際に番組で取り上げられた冒険の一部をご紹介します。
幻の怪獣ムベンベを追え
大学探検部時代にアフリカ・コンゴで目撃証言のある怪獣ムベンベを探す冒険。サバイバル生活をしながら未知の生物を追いかける様子は、まさに探検の醍醐味そのものです。
ビルマ・アヘン王国潜入記
ミャンマーのアヘン王国へ潜入し、その実態を探った冒険。国境を越え、ゲリラ地帯を通過するスリリングな取材は、命がけの挑戦でした。
西南シルクロードは密林に消える
中国からインドまで、国境検問所を通らずに横断した探検記。最後にはインドで自首・国外退去となる驚きの結末も。
謎の独立国家ソマリランド
国際的には承認されていないけれど、事実上独立国家として機能するソマリランド。文化・政治の実情に迫る探査は、第35回講談社ノンフィクション賞受賞作となりました。
主な著書と文学賞受賞歴
高野秀行さんの作品は、どれも実際の探検体験をベースにしていて、読むたびに世界の見方が少しずつ広がっていくような気がするんです。
ワセダ三畳青春記
『ワセダ三畳青春記』は、高野秀行さんが早稲田大学時代を過ごした三畳一間のアパート「野々村荘」での出来事を描いた、笑いとちょっぴり切なさが詰まった青春エッセイ。
八王子出身で早稲田卒の高野秀行さんが、個性豊かな仲間たちと繰り広げる日々は、まるでドラマのよう。
破天荒な探検部の活動や、アパートの大家さんとのやりとりなど、どこか懐かしく、じんわり心に染みます。
クレイジージャーニー出演歴もある高野さんの作品は、ただの思い出話ではなく、「あの頃の自分」に戻れるような魅力があるんです。
忙しい毎日を送る大人こそ、この本を読んで、自分の青春時代を思い出してみてほしい。
あの頃の情熱や仲間との時間、大切な何かを、もう一度感じられるはず。
「読みたい！」と思った時にすぐ手に取れるのが電子書籍のいいところ。Kindleなら、懐かしい青春のひとときを、今すぐ味わえますよ。
◆2005年第1回酒飲み書店員大賞受賞
この酒飲み書店員大賞は、千葉県の本屋さんや出版社の人たちが集まって、おすすめの本を決める楽しいコンペティション。対象の書籍は発売から1年以上経った文庫本が対象で、みんなで飲みながら情報を交換し合い、「どの本が売れるかな？」と盛り上がって作られたものだそうです。
謎の独立国家ソマリランド
『謎の独立国家ソマリランド』は、まるで冒険の物語なんです。
高野秀行さんが命がけで訪れた、ソマリアの中にある「ソマリランド」という独立国家。その国の平和がどのように保たれているのか、知られざる真実を追い求める姿に、私たちも思わず引き込まれてしまうほど。
高野秀行さんが現地の人々と打ち解けながら、少しずつ明かしていくその土地の歴史や文化。
その一歩一歩がまるで映画のようで、読んでいる間に、まるで自分がその地に立っているような感覚になるんですよね。
この本を読むと、世界の見方が少し変わるかもしれませんね。
異文化を理解する大切さや、平和を保つための力強さを感じることができると思います。
忙しい毎日の中で、自分の考えを深めるきっかけになるはず。
もし、通勤中や家事の合間にこの本を手に取るなら、電子書籍Kindleが便利です。
気になる瞬間にすぐに読めるので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
◆2013年第35回講談社ノンフィクション賞受賞
◆第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞
イラク水滸伝
480ページの大著
『イラク水滸伝』は、高野秀行さんが命懸けで探検した未知の世界を描いた本です。
高野秀行さんがイラク南部の湿地帯「アフワール」を訪れ、そこに暮らす人々や歴史に迫る様子は、まるで一緒に冒険しているかのような感覚を味わわせてくれます。
知られざる文化や生活様式に触れることで、きっと自分の世界が広がるはず。
高野秀行さんの冒険心には本当に感動させられるんですが、それは高野秀行さんの探求心が、私たちに伝わってくるので、読んでいるうちに「次は自分も、もっと広い世界を知りたい！」という気持ちにさせてくれることです。
特に、アフワールでの独特な暮らしや環境問題についても触れていて、環境保護の大切さも考えさせられますよ。
もし今、次に読む本を迷っているなら、この『イラク水滸伝』は読みながら、知らない世界への扉が開かれる感覚が楽しめるので、まさにあなたにぴったり。
そして、KindleやAudibleでの購入もおすすめ。どこでも手軽に読めるので、隙間時間にさっと冒険に出かけることができますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
本書の内容はクレイジージャーニーではカットされた部分だそうです。
◆2023年第28回植村直己冒険賞受賞
◆2024年第34回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞（選考委員：桐野夏生）
📌 関連記事：
もし『イラク水滸伝』を読んで「ドゥマゴ文学賞」って何？と思われた方には、こちらの記事もおすすめです。
▶︎ ドゥマゴ文学賞歴代の受賞作品からおすすめ6選！選考委員は誰？
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「Kindleってどう使うの？」「読み放題って本当にお得なの？」と気になった方はこちら。
▶︎ Amazon Kindle Unlimitedの使い方・料金・解約方法を徹底解説！初心者向けガイド
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まとめ
今回は、高野秀行さんのプロフィールから作品の魅力、電子書籍での楽しみ方までをご紹介しました。
八王子で生まれ、早稲田の探検部から世界の辺境へ。
言葉や国境を越えて人びとと出会い続ける高野秀行さんの姿勢は、どこか私たちの“心の探検”にも通じるものがあるように感じるんです。
「知らない世界を知ることは、自分を広げること」──そんな読書体験を、あなたにも届けられたら嬉しいです。
気になった作品があれば、ぜひKindleやAudibleで覗いてみてくださいね。
