山本周五郎賞と直木賞ダブル受賞作品はどれ?山本周五郎賞歴代受賞作品の中からおすすめ5選もご紹介!についてご紹介します。
山本周五郎賞と直木賞、両方をダブル受賞した作品って知っていますか?
どちらも大衆文学の名作が集まる賞なんですが、山本周五郎賞と直木賞のダブル受賞の作品は特に注目されています。
この記事では、そんな山本周五郎賞と直木賞ダブル受賞作品3作や歴代受賞作の中からおすすめ5冊を紹介します。
忙しい日々の中でも、KindleやAudibleで簡単に手に入れて、山本周五郎賞の素敵な物語に触れてみませんか?
この記事でわかること
- 山本周五郎賞と直木賞のダブル受賞とは?
- 山本周五郎賞歴代受賞作品のおすすめ5選
- 山本周五郎賞と直木賞ダブル受賞作品や歴代受賞作品のおすすめをすぐに手に入れる方法
山本周五郎賞と直木賞ダブル受賞とは?
山本周五郎賞と直木賞、このふたつの賞をどちらも受賞(ダブル受賞)した作品は、なんだか特別な感じがしませんか?
山本周五郎賞は、みんなが読みやすくて親しまれる作品に贈られる賞ですが、それに対して、直木賞は多くの人に支持されてよく売れた作品に与えられる賞なんです。
この山本周五郎賞と直木賞のふたつの賞を両方受賞することって、その作品がどれだけ素晴らしいかを証明しているんですよね。
山本周五郎賞と直木賞ダブル受賞作には、文学的な価値と、たくさんの読者に愛される力が詰まっています。
つまり、どちらも楽しく読み応えがあり、思わず心を奪われてしまうものばかり。
これまで3人の作家が山本周五郎賞と直木賞ダブル受賞されています。それぞれの作品をご紹介しますね!
気になったら、ぜひ、チェックしてみてください。
おすすめ:>>山本周五郎賞ダブル受賞作も!山本周五郎の生涯や代表作ベスト5を略年表で解説。
邂逅の森/熊谷達也
『邂逅の森』は、阿仁地方でマタギとして育った青年・松橋富冶の成長と葛藤を描いた感動的な物語です。
富冶は若い頃、山に入って獲物を追い詰めたとき、大きな熊(コブグマ)に襲われ命を落としかけます。なんとか命を取り留めるものの、自分の力不足を痛感して、マタギとしての誇りを失うことに。
さらに、村の地主の娘との恋が発覚し、村を追われて鉱夫として新たな人生を歩むことになるんですよね。
年月が経ち、再びマタギとして生きる喜びを感じた富冶は、運命の再会となるコブグマともう一度向き合わなければならない。
この『邂逅の森』は、山本周五郎賞と直木賞という大きな賞をダブル受賞した作品です。
その理由は、ただの冒険話ではなく、自然との対峙、人間の絆、そして自己の成長がリアルに描かれているからだそうです。
特にマタギ文化を深く理解できる点が素晴らしく、登場人物たちの心の動きにも強く引き込まれます。
もし「こんな物語を読んでみたかった!」と思ったなら、すぐにでもKindleで手に入れることをお勧めします。きっと、読み終わる頃には心が温かくなって、自然や人とのつながりについて考えさせられることだと思います。おすすめですよ。
◆2004年第17回山本周五郎賞受賞/第131回(2004年上半期)直木賞受賞
熊谷達也(くまがい たつや)さんは1958年生まれの作家で、仙台市在住です。数学教師を経て作家デビューし、2004年には『邂逅の森』で山本周五郎賞と直木賞のダブル受賞を果たしました。彼の作品は自然や人間関係を深く描き、音楽活動にも積極的に参加しています。
テスカトリポカ/佐藤究
17年ぶりに山本周五郎賞と直木賞をダブルで受賞した佐藤究さんの『テスカトリポカ』、気になりますよね!
この物語は、メキシコの麻薬組織に巻き込まれた三兄弟の壮絶な運命から始まります。
生き残った三男・バルミロがジャカルタへ逃げ、日本人医師と「心臓密売」に手を染めるという、なんとも背筋がぞくっとする展開。
そして、メキシコと日本の混血少年・コシモが絡み合い、二人の運命的な出会いが物語をさらに深くしていくんです。
アステカの神々が関わる壮大な世界観と、息をのむような衝撃的なストーリー展開がとにかくすごい!確かに暴力的なシーンもありますが、その分リアルさに圧倒されて、一気に引き込まれてしまいます。
KindleでもAudibleですぐに読める(聴ける)ので、ぜひチェックして、この魅力的な物語を体感してみてください!
Audible:>>山本周五郎賞歴代おすすめ作品や、佐藤究の「テスカトリポカ」もAudibleで聴ける!忙しい日常でも耳から楽しめる朗読サービスを紹介します。
◆2021年第34回山本周五郎賞/第165回(2021年上半期)直木賞受賞
佐藤究(さとう きわむ)さんは福岡市生まれの作家で、2004年にデビュー。長い間評価に苦しんだ後、2015年にゾンビ小説が転機となり、江戸川乱歩賞を受賞。再デビュー後、『テスカトリポカ』で山本周五郎賞と直木賞をダブル受賞しました。その独自の視点で多くの読者に愛されています。
木挽町のあだ討ち/永井紗耶子
『木挽町のあだ討ち』は、永井紗耶子さんが描いた心に残る時代小説。
史上3人目の快挙の2023年の山本周五郎賞と直木賞をダブル受賞したこの作品では、江戸時代の芝居街を舞台に、仇討ちの真相を追う若侍の姿が描かれています。
物語は、雪の夜に若衆・菊之助が父の仇を討つ場面から始まります。
数年後、菊之助の縁者である若侍がその事件の真相を探るべく、芝居小屋を訪ねます。そして、事件を目撃した人々に話を聞きながら、一つ一つの証言が事件の背後に隠された秘密を明らかにしていきます。
各章ごとに違った人物が語ることで、事件の全貌が徐々に解き明かされていくのが魅力のストーリー展開です。
この物語は、ただの仇討ちにとどまらず、人々の情熱や社会の闇、そしてその背後にある優しさや切なさがしっかりと描かれているので、読み進めるうちに、きっと心が温かくなるけれど、少し切なくなります。
ぜひ、今すぐKindleやAudibleで手に取って、深く心に響く物語を楽しんでみてくださいね。
Audible:>>Audibleで山本周五郎賞と直木賞ダブル受賞作品、永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』も聴ける!忙しい時でも手軽に読書を楽しめます。
◆2023年第35回山本周五郎賞受賞/第169回直木賞
永井紗耶子(ながい さやこ)さんは、静岡県島田市出身の小説家で、歴史小説や時代小説を得意としています。慶應義塾大学を卒業後、記者として活動し、2010年に『絡繰り心中』でデビュー。多くの文学賞を受賞し、近年では『木挽町のあだ討ち』で山本周五郎賞と直木賞をダブル受賞しました。
山本周五郎賞歴代受賞作品のおすすめ5選
山本周五郎賞の歴代受賞作品の中から、特におすすめの5作品を紹介します。
それぞれが違ったテーマやスタイルを持ちながらも、心に響く人間ドラマや感情描写が魅力的な作品ばかりです。気になる作品があれば、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。読むたびに新しい発見があるはずですよ。
異人たちとの夏/山田太一
おすすめ5選の中の『異人たちとの夏』は、異国の文化と日本の風景が美しく交わる中で、主人公が成長していく姿が描かれた作品。
登場人物たちはそれぞれ違う背景を持ちながら、お互いに触れ合い、影響し合っていきます。
文化の違いや人間関係が、どんどん深くて温かい感情に変わっていく様子がポイントに。きっと心が動かされるに違いないです。
この物語は、山本周五郎賞を受賞した作品で、読み手の心に残る素晴らしいストーリーなんですよね。
もしもこの世界をもっと知りたくなったら、今すぐKindleで手に入れて、じっくり楽しんでくださいね。
◆1988年 第1回 山本周五郎賞受賞
山田太一さんは、テレビドラマの脚本家として「岸辺のアルバム」や「ふぞろいの林檎たち」などの名作を手掛けたほか、小説家としても『異人たちとの夏』で山本周五郎賞を受賞しました。社会的テーマに深い理解を示し、彼の作品は多くの人々に感動を与えました。2023年に逝去しましたが、その業績は今も輝き続けています。
TUGUMI(つぐみ)/吉本ばなな
吉本ばななさんの『TUGUMI』は、「青春」と「喪失」をテーマにした切ないけれど、心温まる物語。毎回、どこかのおすすめ本に入っていますよね。
主人公のまりあが夏休みに故郷の海辺の町へ帰り、生まれつき病弱だけど気が強い従姉妹のつぐみと再会するところから物語が始まります。
つぐみの鋭い物言いや強い意志は、一見わがままにも見えるけれど、その奥には深い愛情と覚悟が。
つぐみとまりあの絆が紡ぐ時間は、輝きと同時に儚さを感じさせるほど。読めばきっと、青春時代の思い出が心に蘇るはずです。
山本周五郎賞を受賞した歴代作品の中でも、この『TUGUMI』は特に多くの人々に愛されています。
今すぐ電子書籍Kindleで手に取れるので、おうちでのひとときを特別な時間に変えてみませんか?
「読んでよかった」と思える一冊になること間違いなしです!
◆1989年第2回山本周五郎賞受賞
吉本ばななさんは、1964年に生まれ、日常の中で感じる神秘的なことや人間関係の複雑さを美しく描く作家です。1987年に『キッチン』でデビューし、その後もたくさんの賞を受賞。彼女の作品は世界中で愛され、多くの人々に共感を与えています。
閉鎖病棟/ 帚木蓬生
帚木蓬生さんの『閉鎖病棟』は、精神科病棟での人々の暮らしと心の揺れ動きを描いた感動作。1995年に山本周五郎賞を受賞し、歴代受賞作品の中でも多くの読者に愛されてきました。
物語の舞台は、心に傷を負った人々が集う閉鎖病棟。
元死刑囚の秀丸、病と向き合うチュウさん、自殺未遂から生き直しを模索する女子高生・由紀、それぞれが抱える苦しみと小さな希望が、読み手の心に静かに深く響くんですよね。
「つらい中でも人は前を向ける」と感じられる優しい物語は5選の中でも特におすすめです。気になったら、ぜひKindleやAudibleで手軽に読んで(聴いて)みてくださいね。
きっと、新しい視点と温もりを感じられるはずです!
Audible:>>Audibleで『閉鎖病棟』や山本周五郎賞の歴代受賞作品おすすめ作品をプロのナレーションで楽しめる!忙しい日常でも耳で読書を楽しもう。
◆1995年第8回山本周五郎賞受賞
帚木蓬生(ははきぎほうせい)本名:森山成彬さんは、福岡出身の小説家であり精神科医です。東京大学と九州大学で学んだ後、精神科医として働きながら執筆も行ってきました。代表作『閉鎖病棟』で山本周五郎賞を受賞し、医療や心理に関するテーマで多くの人に支持されています。今も福岡で心療内科を開きながら、心に響く作品を生み出しています。
家族狩り/天童荒太
家族の愛と喪失、再生を深く掘り下げた『家族狩り』は、1995年に天童荒太さんが発表し、第9回山本周五郎賞を受賞したおすすめの傑作です。
連続一家変死事件を背景に、児童相談員、高校教師、刑事という3人の主人公が家族と向き合いながら再生を目指す姿が描かれているんです。
家族との関係に悩む現代の私たちにとって、胸を打つテーマと、まるで自分の気持ちを映しているかのようなリアルな心理描写が響きます。
サスペンス要素も加わり、先を急ぐみたいに読んでしまいます。
『家族狩り』は歴代受賞作品の中でも評価が高くて心にじんわりと残る一冊です。
電子書籍Kindleなら、すぐに読めるのでおすすめです。「家族って何?」と改めて考える時間を、この本でぜひ手に入れてください。
家族狩りは全5巻
- 幻世の祈り―家族狩り 第一部
- 遭難者の夢―家族狩り 第二部
- 贈られた手―家族狩り 第三部
- 巡礼者たち―家族狩り 第四部
- まだ遠い光―家族狩り 第五部
◆1996年第9回山本周五郎賞受賞
天童荒太(てんどう あらた)さんは1960年生まれ、愛媛県松山市出身の小説家です。明治大学で演劇を学んだ後、1986年に『白の家族』で作家デビュー。2009年には『悼む人』で直木賞を受賞し、人間の深い感情に迫る作品が多くの人に愛されています。『永遠の仔』や『家族狩り』なども彼の代表作です。
明日の記憶/荻原浩
荻原浩さんの『明日の記憶』は、記憶を失っていく主人公が家族と共に苦しみ、そして前向きに生きようとする姿が胸を打つ感動作です。
若年性アルツハイマー病って、ちょっと重たいテーマに思えるかもしれないけど、この作品は丁寧な描写とほんのり温かいユーモアで、どこか優しく寄り添ってくれる感じなんですよね。
それに、第18回山本周五郎賞も受賞していて、たくさんの読者の心にしっかり届いてる作品。
「もし自分だったらどうするかな?」って、つい考えてしまうような深いドラマが広がってるんです。読み終わった後には、心にほっこりとした温かいものが残る感じで、かなりおすすめす。
電子書籍Kindleならすぐ手に取れますよ。ぜひ試してみてくださいね!
◆2005年第18回山本周五郎賞受賞
荻原浩(おぎわら ひろし)さんは埼玉県出身の小説家で、広告業界から転身し、1997年に小説家デビュー。ユーモアと深いテーマを巧みに融合させた作品で、特に『明日の記憶』や『海の見える理髪店』が注目されています。直木賞や山本周五郎賞を受賞し、現在も多くの読者に愛されています。
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白い薔薇の淵まで/中山可穂
『白い薔薇の淵まで』は、29歳の普通のOL・川島とく子が、若い女性作家・山野辺塁と出会い、恋に落ちるお話です。
女性作家の塁は、不安定なところもあるけれど、どこか魅力的で、それでいて二人は何度も心がぶつかり合いながらも、どんどん引き寄せられていきます。
甘くて切ない、でも少し破滅的な関係に、どっぷりと浸かっていく彼女たち。
そんな恋愛の真髄を感じる作品なのですが、最初の1,2頁からズンズン引き込まれてゆきます。
この物語の魅力は、同性愛をテーマにしながらも、とても繊細で美しい言葉で描かれているところ。おすすめのポイントです。
感情が深くて、時には痛くて、読んでいると心がぎゅっとなる瞬間がたくさんあります。恋愛の深さ、そして人間関係のもつれに思わず共感してしまうはず。
「こういう恋、ちょっと気になる!」と思ったら、今すぐKindleで手に入れて読んでみてくださいね。
どんな気持ちになるのか、あなたの心にもきっと響く一冊だと思いますよ。
◆2002年第14回山本周五郎賞受賞
中山可穂(なかやま かほ)さんは、1993年に『猫背の王子』でデビュー後、数々の作品を発表した日本の小説家。受賞作『天使の骨』や『白い薔薇の淵まで』は、女性同士の恋愛や人間ドラマを描き、その繊細な描写で多くの読者に感動を与えています。
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山本周五郎賞と直木賞ダブル受賞作品や歴代受賞作品をすぐに手に入れる方法
山本周五郎賞と直木賞のダブル受賞作品や歴代受賞作品のおすすめを読みたくなったら、どうやって手に入れようか悩みますよね。
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すぐに購入して、どこでも読めちゃいます。さらに、忙しいときはAudibleで耳から楽しむのもおすすめ。
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自分に合った方法で、お気に入りの作品をゲットしてみてくださいね!
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まとめ
山本周五郎賞と直木賞のダブル受賞作品はどれ?山本周五郎賞歴代受賞作品の中からおすすめ5選もご紹介!について、以下の3つの事柄をご紹介しました。
- 山本周五郎賞と直木賞のダブル受賞とは?
- 山本周五郎賞歴代受賞作品のおすすめ5選
- 山本周五郎賞と直木賞ダブル受賞作品や歴代受賞作品のおすすめをすぐに手に入れる方法
山本周五郎賞の歴代受賞作おすすめは、どれも心に残る素晴らしい物語ばかりです。
特に山本周五郎賞と直木賞のダブル受賞の作品は、文学性とエンターテインメント性がしっかりと融合しています。
あなたも気になる作品、きっと見つかるはず。
今すぐKindleで手に入れて、感動の物語を楽しんでみてくださいね。
新しい読書の世界が広がりますよ!