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柴田錬三郎賞の歴代受賞作品とおすすめ受賞作10選をピックアップ!賞の特徴や選考の流れも

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柴田錬三郎賞の歴代受賞作品とおすすめ受賞作10選をピックアップ!賞の特徴や選考の流れも 文学賞
柴田錬三郎賞の歴代受賞作品とおすすめ受賞作10選をピックアップ!賞の特徴や選考の流れも
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柴田錬三郎賞の歴代受賞作品とおすすめ受賞作をピックアップ!賞の特徴や選考の流れについてご紹介します。

柴田錬三郎賞は、エンターテインメント性の高い小説に贈られる文学賞で、多くの話題作を生み出していますよね。

この賞の特徴と言えば、幅広いジャンルの作品が対象になることと、読みやすさや物語の魅力が重視される点なんです。

この記事では、歴代受賞作品を一覧で紹介し、特におすすめの受賞作をピックアップして解説します。

また、どのような選考過程で作品が選ばれるのかも、わかりやすくまとめてご紹介しますね!

この記事でわかること
  • 柴田錬三郎賞とは?
  • 柴田錬三郎賞の特徴
  • 柴田錬三郎賞選考の流れ
  • 柴田錬三郎賞の歴代受賞作品
  • おすすめ受賞作品10選ピックアップ
  • 柴田錬三郎賞歴代の受賞作品を電子書籍Kindleでお得に読む方法
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柴田錬三郎賞とは?

  • 柴田錬三郎賞は、作家・柴田錬三郎(1917〜1978)の功績を称えて1988年に創設された文学賞
  • 特に大衆小説の分野で、多くの読者を魅了する作品や作家に贈られる
  • 柴田錬三郎はエンターテインメント性の高い作品が特徴なので、この賞も彼の精神を受け継ぎ、多くの人に愛される作品を選出している
  • 集英社主催で、年に一度、前年から当年に刊行された小説が対象となり、受賞作品には副賞として300万円が贈られる。

柴田錬三郎賞の特徴

柴田錬三郎賞の最大の魅力は、エンターテインメント性が高い作品に贈られるのが特徴の賞です。

他の文学賞が純文学やアート性を重視するのに対し、この賞では「読んで楽しい」「引き込まれる」ような物語が評価されているんです。

選考は、経験豊富な作家や評論家が審査員を務めていて、読者を魅了する作品をしっかりと選び出しています。

このように受賞作品の選出過程もユニークであり、多様なジャンルの作品から選出するため、他の文学賞とは異なる基準で評価されているのが特徴です。

柴田錬三郎賞選考の流れ

柴田錬三郎賞の選考は、どんな作品が選ばれるのか毎年、楽しみにさせてくれます。

前年7月から当年6月までに刊行された作品の中から、エンタメ性や大衆受けを基にノミネートが決定。その後、予選を通過した作品が最終選考に進み、専門家が議論を重ねながら、最も魅力的である受賞作品が選ばれます。

柴田錬三郎賞の歴代受賞作品

柴田錬三郎小学館文庫の歴代受賞作品と作家の一覧です。

歴代受賞作品一覧

第36回 2023年 『ハヤブサ消防団』  池井戸潤

第35回 2022年 『底惚れ』  青山文平

        『ミーツ・ザ・ワールド』  金原ひとみ

第34回 2021年 『類』  朝井まかて

        『正欲』 朝井リョウ

第33回 2020年 『逆ソクラテス』  伊坂幸太郎

第32回 2019年 『彼女は頭が悪いから』  姫野カオルコ

第31回 2018年 『雪の階(きざはし)』  奥泉 光

第30回 2017年 『日蝕(ひは)えつきる』  花村萬月

第29回 2016年 『赤へ』  井上荒野

第28回 2015年 『かたづの!』  中島京子

第27回 2014年 『櫛挽道守(くしひきちもり)』  木内 昇

第26回 2013年 『夢幻花』  東野圭吾

第25回 2012年 『紙の月』  角田光代

第24回 2011年 『西巷説(にしのこうせつ)百物語』  京極夏彦

第23回 2010年 『横道世之介』  吉田修一

第22回 2009年 『仮想儀礼』  篠田節子

        『ダブル・ファンタジー』  村山由佳

第21回 2008年 『愛に似たもの』  唯川 恵

第20回 2007年 『家日和』  奥田英朗

第19回 2006年 『虹の彼方』  小池真理子

第18回 2005年 『蝶のゆくえ』  橋本治

第17回 2004年 『残虐記』  桐野夏生

        『パンドラ・アイランド 』 大沢在昌

第16回 2003年 『秋の猫』  藤堂志津子

第15回 2002年 『曼荼羅道』  坂東眞砂子

第14回 2001年 『きのうの空』  志水辰夫

第13回 2000年『 夢顔(ゆめがお)さんによろしく』  西木正明

        『壬生(みぶ)義士伝』  浅田次郎

第12回 1999年 『島津奔(はし)る』  池宮彰一郎

第11回 1998年 『神々の山嶺(いただき)』  夢枕 獏

第10回 1997年 『逃亡』 帚木 蓬生

第9回 1996年 『隠れ菊』  連城三紀彦

第8回 1995年 『白蓮れんれん』  林 真理子

第7回 1994年 『機関車先生』  伊集院 静

第6回 1993年 『かかし長屋 』 半村 良

第5回 1992年 『戦鬼たちの海』  白石一郎

第4回 1991年 『破軍の星』  北方謙三

         『虎砲記』  宮本徳蔵

第3回 1990年 『薔薇忌』  皆川博子

第2回 1989年 『一夢庵風流記』  隆 慶一郎

第1回 1988年 『別れてのちの恋歌 名もなき道を 』 高橋 治

関連:>>柴田錬三郎のプロフィールやゴルフ場のエピソード『大将』のモデルとなった人との友情!柴田錬三郎の代表作や受賞作品も

おすすめ受賞作品10選ピックアップ

手に取りやすい、おすすめの柴田錬三郎賞受賞作品10冊を選定しましたので、この機会に気になる作品を読んで見てくださいね!

薔薇忌

舞台芸術の世界に心を奪われる、幻想的で美しい短編集をあなたも体験してみてはどうでしょう?

「薔薇忌」では、降りしきる薔薇の花びらに包まれて死ぬことを夢見る劇団員。

「紅地獄」では、日常に淫夢が忍び寄る歌舞伎小道具屋の娘。

「化鳥」では、かつてのスター歌手の再起に賭ける芸能プロデューサー。

それぞれの物語が、舞台を背景に繰り広げられるドラマは、現実と幻想が曖昧に交錯するので、私たちを魅了します。

この本を読み終えたとき、幸せな結末が待っているのが、なんとも心に沁みます。ハッピーエンドって、やっぱり大切ですよね。著者の温かな思いが、どんな場面でもそっと支えてくれるようで、読むうちに優しい気持ちになれるんです。

虚構と現実、生と死。それらが絶妙に混ざり合う舞台のような世界で、人々の執念が描かれる様子は、美しいけれど仄暗い感じ。その独特の雰囲気に浸りながら、あなたもこの陶酔感を味わってみてください。

幻想文学は美しい
\著者について/

皆川博子さんは1929年に朝鮮で生まれ、東京女子大学で英文学を学びました。デビュー作で児童文学に挑戦した後、サスペンスや推理小説へと活動を広げ、特に男女の奇妙な縁を描いた作品が多くの女性に愛されています。

80年代には幻想的な作品も手がけ、新本格ミステリの再評価により再び脚光を浴びています。94歳になった今も精力的に新作を発表しており、その年齢だからこその深みを持った物語が、あなたの心をきっと魅了するはずです。

第3回 1990年柴田錬三郎賞作品 

かかし長屋

かつて盗賊だった勘助は、「かかし長屋」で人々に支えられ、今では扇職人として新しい生活を送っています。そんな彼の前に、昔の仲間が現れて…。

この物語は、貧しいながらも心温かく暮らす「かかし長屋」の住人たちを描いた群像劇。登場人物が多くても、自然と物語に引き込まれ、誰が誰か迷うことはありません。派手さはないものの、最後の一行が心に響き、忘れかけていた日本の知恵をそっと思い出させてくれます。

穏やかな日常と人の温かさを感じられる一冊、ぜひ読んでみてください。

穏やかに生きていくことの意味
\著者について/

半村良(はんむら りょう)は、東京生まれの作家で、彼の人生そのものがまるで一つの物語のようです。子供の頃にお父さんを亡くし、母の故郷・能登で青春を過ごした半村。多彩な職業を経て、ついに1962年に短編小説『収穫』でデビューを果たしました。

彼の代表作『戦国自衛隊』は、まさにタイムスリップものの元祖! その後も映画化され、多くのファンを魅了しました。そして、SF作品にとどまらず、温かみのある人情小説や社会に切り込んだ作品まで、幅広いジャンルで「奇想」に富んだ物語を次々と生み出していきます。

68歳でこの世を去るまで精力的に書き続けた半村良。今も彼の作品は色あせることなく、多くの人に愛されています。奇想天外で心に響く彼の世界、あなたも体験してみませんか?

第6回 1993年 柴田錬三郎賞作品 

逃亡

戦後の混乱を背景にした物語は、時に重く感じられるかもしれませんが、この作品は全く違います。

1945年8月15日、日本が敗戦を迎え、国内外の日本人の運命が大きく動き出す瞬間。

香港で諜報活動に従事していた守田軍曹は、戦後の混乱と反日感情の高まりにより、命の危険を感じながら帰国を決意します。しかし、彼が帰国後に待ち受けていたのは「戦犯」としての烙印。

彼の逃亡劇を描くこの作品は、「国家と個人」という大きなテーマに挑みながら、リアルな戦後の姿を描いています。

一見、ボリュームに圧倒されるかもしれませんが、読み始めると主人公の運命に引き込まれ、物語の中にすっと入り込んでしまう程。戦時中のエピソードが巧みに回想され、憲兵という立場から見た敗戦のリアルな描写が新鮮です。

衣服や食べ物の描写も丁寧で、まるでその時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえるはず。

戦争を多くの視点から読んできた方でも、この作品の異色の切り口には驚かされるはずです。

作者の筆力と知識に感動し、戦争の新たな一面を知ることができるこの作品は、ぜひ手に取ってみてください。

何度も読み返したい物語

\著者について/

帚木蓬生(ははきぎほうせい)さんは、1947年に福岡県で生まれた小説家であり精神科医です。ペンネームは『源氏物語』の「帚木」と「蓬生」から取られています。東京大学を卒業後、TBSで働いた後に精神科医に転身。1979年のデビュー作『白い夏の墓標』で注目を浴び、その後も多くの医学に関する作品を執筆しています。2008年には自身が白血病を患う経験をし、2023年に開業医を引退して作家に専念しています。彼の豊かな人生経験は、読者に深い感動を与えています。

第10回 1997年 柴田錬三郎賞作品 

蝶のゆくえ

日常に潜む人間関係の闇をリアルに描いた、心に残る短編集。

子供を虐待する若夫婦、夫を失った妻、同居を機に崩れていく上流家庭の主婦。

現代社会に生きる女性たちが抱える悩みや葛藤を、鋭い視点で描き出します。

一人ひとりが抱える物語に触れることで、ふとした瞬間、周りの人々の心情が少しずつ見えてくるような感覚に。

特に最初の話「ふらんだーすの犬」は、母親の自分勝手な姿と、子どもの視点からの息苦しさが胸に迫ります。

ニュースで目にするようなテーマも多く、読み進めるうちに社会との接点が見えてくるはず。

橋本治さんの描く登場人物は、どこか身近に感じられるほどリアル。

人の心や行動がどう形成されていくのか、その過程を深く掘り下げて描いているのが特徴です。

心に刺さる一冊、ぜひ手に取ってみてください。

心のよりどころとなる一冊です

\著者について/

橋本治(はしもとおさむ)さんは、1948年生まれの日本の小説家で、随筆や評論も手がける多才な作家でした。彼のデビュー作『桃尻娘』は、ユーモア溢れる独特の文体で一躍注目を浴びました。文学だけでなく、歌舞伎や編み物など幅広い趣味を持ち、特に「男の編み物」で男性の編み物ブームを牽引しました。彼の作品には、古典の現代語訳やエッセイがあり、知識の豊富さが光ります。また、2018年にはデビュー40周年を迎え、野間文芸賞も受賞。2019年に亡くなるまで、彼は文壇で多くの人に愛され続けました。

第18回 2005年 柴田錬三郎賞作品  

虹の彼方

48歳の人気女優・志摩子と、43歳のベストセラー作家・正臣。二人が出会い、禁断の恋に落ちる。不倫という関係に身を置きながらも、どうしようもなく惹かれ合い、密かに逢瀬を重ねていく二人。

ついに全てを捨てて、逃避行を決意します。彼らが選んだ舞台は、異国情緒あふれる上海。

成熟した40代の男女が、自分の人生をかけてまで選んだ恋。その生き様には、軽蔑しつつも目が離せないスリルと、胸を打つ感動があります。

小池真理子さんの筆致は、まるで映画を見ているように、上海の喧騒や湿気までリアルに感じさせ、二人の愛の深さや揺れる心情を見事に描き出します。

大人の恋愛がこんなにも鮮烈で、美しいものだと感じさせてくれる本作。禁断の愛に迷いながらも、誰かを深く愛することの意味を、もう一度考えさせられる一冊です。

愛したのならとことん愛する

\著者について/

小池真理子さんは1952年に東京都で生まれた作家で、恋愛小説やミステリーを手がけています。エッセイ集『知的悪女のすすめ』で大ヒットし、直木賞を受賞した『恋』が有名です。夫は同じく作家の故・藤田宜永さんで、二人で文学の世界で活躍しています。近年の作品には、家族や愛する人との別れが影響しており、深い感動を呼ぶ内容が特徴です。読者の心に響く作品が多いので、ぜひチェックしてみてください!

第19回 2006年  柴田錬三郎賞作品  

横道世之介

この青春小説は、多くの人に温かい気持ちを届ける作品です。

物語は1980年代後半、バブル経済の時代に、長崎から東京に大学進学のために上京した18歳の横道世之介が主人公です。

普通の大学生で、自動車教習所に通いながらアルバイトをしている世之介ですが、彼の押しの弱さと、隠れた強さが、さまざまな人との出会いや笑いを引き寄せます。

物語では、友だちの結婚や出産、学園祭でのサンバ、恋愛、カメラとの出会いなどが描かれています。

世之介と彼の周りの人たちの20年後が交差し、心温まる感動が広がる長編小説です。この本は第7回本屋大賞で第3位に選ばれ、2013年には映画にもなりました。

心が疲れたときに読んで、人生の意味を考えるのにぴったりです。

世之介のような人にどこかで出会っているような気がして、自分の人生を振り返りたくなるかもしれません。

まずはこの一冊から読み始めて、リラックスして楽しんでみてください。

心が学生時代にワープします

\著者について/

関連:>>吉田修一さんのプロフィールやお気に入りの本。これまでの受賞歴などご紹介!

第23回 2010年 柴田錬三郎賞作品  

紙の月

読むたびに心が深く揺さぶられる作品。

わかば銀行から一億円が失踪するという衝撃的な事件が発生しました。容疑者は、41歳の梅澤梨花。25歳で結婚し、専業主婦として静かな生活を送っていた彼女は、子どもに恵まれず、生活のために銀行でパートを始めました。

真面目な仕事ぶりで契約社員に昇進した梨花が、ある日、顧客の孫である大学生の光太と出会います。

この物語は、年下の光太との禁断の恋に心奪われ、ついには銀行のお金を横領してしまう梨花の内面の葛藤を描いた作品です。結婚生活の虚しさに心が疲れた梨花が、なぜその「一線」を越えてしまったのか、その過程で夫との関係に感じるズレや違和感が丁寧に綴られています。

読むたびに心が深く揺さぶられることだと思います。

梨花の選択は決して許されるものではありませんが、彼女の葛藤や感情には共感せずにはいられません。

普通の人々の生活の中でふと訪れる非現実的な状況を、角田さんの筆が巧みに描き出すことで、まるで自分のことのように感じてしまいます。

光太との出会いから銀行の横領に至るまでの心の闇を掘り下げたこの小説は、深い感動が残ります。

ありがちなことから始まる怖さ

\著者について/

角田光代さんは1967年生まれの小説家で、神奈川県横浜市出身です。幼少期は恥ずかしがり屋でしたが、その経験が読書好きにさせました。小学校1年生のときに作家を目指し、大学で小説を書き始めます。デビュー作『幸福な遊戯』で注目を集め、その後も『対岸の彼女』で直木賞を受賞するなど、多くの作品で女性たちの心に響く物語が特徴です。彼女の作品は共感を呼び、幅広い読者に愛されています。

第25回 2012年 柴田錬三郎賞作品   

雪の階(きざはし)

昭和十年の秋、華族の令嬢・惟佐子は、親友・寿子の心中事件に疑問を抱きます。寿子が富士の樹海で遺体として発見された後、「電話をしますね」という仙台消印の葉書が届き、彼女がなぜ仙台から葉書を出せたのか疑問が生まれます。

惟佐子は、ドイツ人ピアニストや女カメラマン、兄・惟秀と共に真相を追いかけ、物語はやがて二・二六事件へと繋がります。このミステリーは、親友の死の謎を解き明かすスリリングな展開が魅力で、ページをめくる手が止まりません。

冷静で魅力的な惟佐子の姿や、当時の社会背景が描かれた美しい文章は、まるで芸術作品のようです。600ページのボリュームを感じさせない没入感に、ぜひ惹き込まれてみてください!

美しい文章を堪能してください!

\著者について/

奥泉光(おくいずみ ひかる)は1956年生まれの日本の小説家で、近畿大学で教授を務めました。山形県出身で、国際基督教大学を卒業後、研究者を目指しましたが、1986年に小説家としてデビュー。1994年には『石の来歴』で芥川賞を受賞し、以降も数々の賞を受賞しています。特に『雪の階』では柴田錬三郎賞を受賞。奥泉さんの作品は、日常の美しさや人間の心の深さを描いているのが特徴なので、女性読者にも大変人気です。

第31回 2018年 柴田錬三郎賞作品  

彼女は頭が悪いから

2019年上野千鶴子さんの東大入学祝辞やそのほか様々な媒体で取り上げられた話題作。

横浜市青葉区で育った美咲と、渋谷区広尾の国家公務員宿舎出身のつばさ。異なる環境で育った二人が偶然恋に落ちますが、つばさの心は別の女の子に向かってしまいます。つばさは美咲を「星座研究会」の飲み会に誘いますが、そこは彼女を仲間とともに傷つける場でした。美咲が逃げ出し、事件が明るみに出ると、SNSでは彼女に対する誹謗中傷が広がります。

この物語は、ブランド意識や学歴による差別の実態を描き、自分も加害者かもしれないという問いかけを投げかけます。被害者の心情に共感しつつ、加害者の視点も交え、私たちの内面を見つめ直させてくれる一冊です。

心に響くこの社会派小説をぜひ手に取ってみてください!

繰り返し読みたい一冊

\著者について/

姫野カオルコは、1958年生まれの日本の小説家で、滋賀県甲賀市出身です。幼少期から空想にふけり、小学校の頃から作家を志しました。青山学院大学を卒業後、1990年に『ひと呼んでミツコ』でデビュー。その後、『受難』や『ハルカ・エイティ』などが直木賞候補となり、2014年に『昭和の犬』で受賞しました。さらに、2019年には『彼女は頭が悪いから』で柴田錬三郎賞を受賞し、社会的な注目も集めました。彼女の独自の視点と物語の魅力は、多くの読者に愛されています!

第32回 2019年 柴田錬三郎賞作品  

底惚れ

40歳を過ぎた男は、密かに思いを寄せていた女中・芳とともに旅に出ることになります。彼女の不当な扱いに怒りを覚えた男は、芳に新たな未来を提案します。初めての甘美な夜を共にした後、芳は彼を傷つけ、姿を消してしまいました。しかし、運命のいたずらで彼は生き残ってしまいます。

芳を守るため、彼女に人の命を奪っていないと伝えるため、男は女郎屋を開く決意をします。道のりで苦しみを共にしながら、彼は芳を探し続けます。

感情移入に少し時間がかかりますが、女郎屋を始めるあたりから一気に引き込まれ、読み終わった後は心が温かくなるほど。

この物語、ぜひ手に取ってみてください!

本当に惚れていたのは…!

\著者について/

青山文平(あおやまぶんぺい)さんは、1948年生まれの魅力的な日本の小説家。横浜市出身で、早稲田大学の経済学部を卒業後、18年間経済関係の出版社で活躍していました。1992年にライターとして新たな一歩を踏み出し、デビュー作『俺たちの水晶宮』で中央公論新人賞を受賞。しかし、その後は創作活動を一時休止。その後、2011年に青山文平名義で発表した『白樫の樹の下で』が松本清張賞を受賞し、見事な再デビューを果たしました。

彼の作品は、心に響く人間ドラマと緻密なストーリーテリングが特徴です。感情を揺さぶられます。

ぜひ手に取って、彼の世界を楽しんでみてください。あなたの心に響く作品が見つかるかもしれませんよ。

第35回 2022年 柴田錬三郎賞作品 

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まとめ

柴田錬三郎賞の歴代受賞作品とおすすめ受賞作をピックアップ!賞の特徴や選考の流れについて、以下の6つの事柄をご紹介しました。

  • 柴田錬三郎賞とは?
  • 柴田錬三郎賞の特徴
  • 柴田錬三郎賞選考の流れ
  • 柴田錬三郎賞の歴代受賞作品
  • おすすめ受賞作品10選ピックアップ
  • 柴田錬三郎賞歴代の受賞作品を電子書籍Kindleでお得に読む方法

柴田錬三郎賞の特徴は、エンタメ性が高く、読んで楽しい作品が多いこと。

歴代受賞作を通して、物語の引き込まれるような面白さやキャラクターの魅力がしっかり伝わります。

また、今後の受賞作も期待できるので、受賞作品をチェックする楽しみも。

読んでワクワクするような作品に出会える柴田錬三郎賞は、まさに「次に読むべき本」を見つける絶好のチャンスです。

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このブログを書いている人

松風知里

★大阪在住

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