「本を読んでみたいけれど、なかなか続かない…」そんなふうに感じることはありませんか?
気になる本を買ったのに、そのまま積んでしまったり、読み始めても途中で止まってしまったり。
実は、私も同じ経験をしたことがあります。本を買ったのに積んだまま、読もうと思ったけれど気が乗らない。そんな経験、私にもあります。
でも大丈夫。読書が続かないのは、あなたの意志が弱いからではなく、「読書の目的」がはっきりしていないだけかもしれません。
この記事では、読書の目的を見つけて、自然と本を手に取りたくなるコツをご紹介します。
一緒に、本のある生活を楽しんでみましょうね。

この記事でわかること
- 読書の目的を決めるだけで、驚くほど変わる!
- 読書はなぜ大切なのか?得られるメリット
- 読書習慣を作る3つのコツ
- 読書の目的別おすすめ本リスト
読書の目的を決めるだけで、驚くほど変わる!
読書を習慣にするには、「なぜ本を読むのか?」という目的を持つことがとても大切なんです。目的がはっきりしていると、どんな本を選べばいいのかが分かるようになり、読書の時間がもっとワクワクするものになりますよ。
例えば、こんな目的が考えられます。
- 知識を増やしたい
- ストレスを解消したい
- 癒されたい
- 人生のヒントを見つけたい

「なんとなく読まなきゃ…」ではなく、「この本を読んで○○を学びたい!」と思えたら、読書がぐんと楽しくなるよね。

本の世界に飛び込むワクワク感が生まれて、気づけば次のページが待ち遠しくなるよ。
読書はなぜ大切なのか?得られるメリット
読書には、人生を豊かにしてくれるたくさんの魅力があります。
新しい知識を得たり、心を癒したり、自分の世界を広げたり…本を開くたびに、新しい発見が待っていてくれるんですよね。
読書は脳にいい影響を与えるの?
読書は脳にとって、まるで筋トレのようなもの。新しい情報を理解したり、考えを整理したりすることで、記憶力や思考力が鍛えられます。
おすすめ:>>読解力をつけたい大人必見!読書モチベーションを高める読書習慣と、目的に合ったおすすめ本5選をご紹介。読むだけで終わらせない、効果的な読書法をチェックしてみませんか?
読書で気持ちを落ち着けることはできるの?
読書には、心をそっと落ち着かせる力がありますよね。本の世界にふっと入り込むと、いつの間にか日々の悩みやストレスが和らいでいることも。
忙しいときこそ、ほんの少しでも本を開く時間を作ってみませんか?
読書習慣を作る3つのコツ
読書を習慣にするコツをご紹介しますね。
「読む目的」を決めると、本選びがぐんと楽しくなりますし、1日10分の小さな習慣なら無理なく続けられます。また、KindleやAudibleを使えば忙しい日でも気軽に読書が楽しめるんです。
まずは気になる一冊から始めてみませんか?
①「読む目的」を明確にする

「どんなことを知りたいのかな?」と考えるだけで、不思議と自分に合った本が見つかるようになります。
②「小さな習慣」を作る

いきなり1時間も読もうとすると、なかなか大変ですよね。でも、1日10分だけなら、ちょっとした時間にできそうじゃありませんか?
- 寝る前、ベッドに入る前の10分を読書タイムにして、心を落ち着かせる。
- 通勤電車やバスの中でスマホを見る代わりに、本を開いてみる。
- 朝のコーヒーを飲みながら、数ページだけでもお気に入りの本を読む。
- お昼休みのちょっとした時間に、短編小説やエッセイを楽しむ。
- 週末のリラックスタイムに、好きな場所でじっくり読書をしてみる。
自分に合った読書のリズムを見つけることが大切。無理なく続けられるペースで、本との時間を楽しんでみましょう。
まずは、気になる1冊を手に取ってみてください。本の世界は、いつでもあなたを待っていますよ。
③電子書籍KindleやAudibleを活用する

「毎日忙しくて、本を読む時間がなかなか取れない…」と感じている方も多いですよね。そんなときは、電子書籍やオーディオブックを活用してみるのはいかがでしょうか?
Kindle
Kindleなら、スマホやタブレットに本を入れて持ち歩けるので、通勤中やちょっとした休憩時間に、好きな本をパッと開いて楽しめますよ。「今は時間がないから読めない…」なんていう心配もなく、いつでもどこでも気軽に読書ができるんです。
Audible
Audibleなら、移動中や家事の合間に、耳から本の世界に入り込めますよ。手がふさがっていても、気軽に物語を楽しんだり、新しい知識を学んだりできるので、「読書したいけれど時間がない…」という方にもぴったりです。

私も家事をしながらAudibleを活用していますが、気づけば本の内容に夢中になって、あっという間に時間が過ぎてしまうことも。

読書のスタイルは一つじゃないので、自分に合った方法で楽しんでみてね。
でも、僕はやっぱり紙の本を座ってじっくり読みたい派だよ!
読書の目的別おすすめ本リスト

読書のモチベーションを上げるには、目的を持ち、自分に合った本を選ぶことが大切。人生のヒントを得られる小説やエッセイを読むことで、読書の楽しさが広がります。
読書習慣を続けたい方におすすめの名作をご紹介します!
旅猫リポート/有川浩
大切なものに気づかせてくれる感動の物語
「最近、読書の目的がわからなくなってきた…」そんなあなたに、ぜひおすすめしたいのが有川浩さんの『旅猫リポート』です。
あらすじ
この物語の主人公は、賢くてちょっぴりツンデレな猫・ナナと、優しくて温かい心を持つ青年・サトル。
二人は、ある事情から日本各地を巡る旅に出ます。でも、それはただの「新しい飼い主探し」ではなく、サトルがこれまでの人生を振り返り、大切な人たちと再びつながる旅でもありました。旅の終わりには、涙なしには読めない切なくも優しい結末が待っています。
「読書モチベーションが上がらない」「何を読めばいいかわからない」 そんな方こそ、この物語を開いてみてください。読んでいるうちに、自然と「本を読むって、こんなに心を動かしてくれるものなんだ」と感じられるはずです。
『旅猫リポート』は、読書の目的を見つめ直すきっかけにもなる一冊。あなたもナナとサトルの旅に寄り添いながら、大切なものに気づく時間を過ごしてみませんか?
有川ひろ(旧名・有川浩)さんは1972年生まれの小説家。2003年に『塩の街』で電撃ゲーム小説大賞を受賞しデビュー。『図書館戦争』シリーズや『阪急電車』などが代表作で、多くが映像化。2019年に現在のペンネームへ改名。
人間失格/太宰治
『人間失格』|太宰治が描く、人の弱さと孤独の物語
「本を読んでみたいけれど、何を読めばいいのか分からない…」そんなふうに悩んでいませんか?読書の目的がぼんやりしていると、本を手に取るのが少し億劫になってしまいますよね。そんなときこそ、太宰治の『人間失格』を読んでみてもいいかもしれません。
あらすじ
この物語は、「自分は人間として失格なのではないか」と感じ続けた主人公・葉蔵の手記を通して、彼の人生をたどる物語です。
幼い頃から本当の自分を隠し、周囲に合わせることで生き延びてきた葉蔵。でも、心の奥では深い孤独を抱えています。東京での学生生活、友人との出会い、アルコールや女性関係に溺れながら、彼の人生は少しずつ破滅へと向かっていくことになります。
人はなぜ苦しみ、どこに救いを求めるのか?
太宰治の筆致で鮮やかに描かれた「生きることの痛み」と「人の弱さ」が、胸に深く響く物語です。
この本を読むと、どんな目的が見つかる?
「自分は何者なのか」を考えるきっかけに!
葉蔵の苦悩を追ううちに、自分自身の気持ちや生き方について考えたくなるかもしれません。
人の弱さに寄り添い、少し優しくなれる!
「なぜこんなふうにしか生きられなかったのだろう」 葉蔵の葛藤を知ることで、人の心の繊細さを改めて感じられるかもしれません。
太宰治の文章は、難しそうに思えて実は読みやすく、一気に物語の世界に引き込まれます。「もっと文学を読んでみたい」と思えるきっかけになるはず。 『人間失格』は、ただ暗い物語ではなく、「人間とは何か?」を深く考えさせてくれる一冊です。読んでいるうちに、「自分だけじゃないんだ」と感じられる瞬間があるかもしれません。
「読書の目的が分からない」と感じているあなたも、きっと何か大切な気づきを得られるはずです。ぜひ、じっくりと味わってみてくださいね。
太宰治(1909-1948)は、日本の近代文学を代表する作家です。青森県に生まれ、東京帝国大学仏文科に進学。井伏鱒二に師事し創作活動を開始しました。「斜陽」「人間失格」などの代表作を発表し、戦後の文学界で人気を博しますが、1948年に自ら命を絶ちました。人間の弱さや社会の矛盾を描いた作品は、今も多くの読者に愛されています。
こころ/夏目漱石
この作品は、人と人との関係の中で生まれる「心の葛藤」を描いた名作。
読み進めるうちに、「人間とは何か?」 という普遍的な問いかけが、そっとあなたの心に届くはずです。
あらすじ
物語は、「私」という青年が「先生」と出会い、交流を深めるところから始まります。やがて「私」は、先生の抱える過去と、自らの運命を大きく変える告白を知ることに…。
先生の手記に綴られていたのは、友人Kとの間で起こった「裏切り」と「罪悪感」 でした。
親友であるKが想いを寄せる女性に、先生も恋をしてしまう。その想いを隠しきれなかった先生は、やがてKを裏切る選択をし、結果としてKは命を絶ってしまうのです。この出来事が先生の人生を大きく狂わせ、彼は罪の意識に苦しみ続けます。
そして、時を経て「私」に向けた遺書が、彼の最後の言葉となるのです。
『こころ』を読むことで得られる読書の目的
・「人間の心の奥深さを知る」:人はなぜ罪悪感を抱き、どこまで他人を信じられるのか?先生の心の動きを追うことで、私たち自身の心のあり方について考えさせられるんです。
・「人との関わり方を見つめ直す」:友情、恋愛、信頼…この作品には、私たちが日々直面する「人間関係の難しさ」が詰まっています。
・「日本文学の魅力に触れる」 :夏目漱石の文章は、一見するとシンプル。でも、その一言一言には、深い意味が込められています。文学の奥深さを知るきっかけにもなりますよ。
『こころ』は、時代を超えて読み継がれる理由がある作品。読後、きっと「読んでよかった」と思えるはずです。
「読書の目的が見つからない」と感じているなら、まずはこの一冊から。 きっと、新しい視点が広がる読書体験になると思います。
夏目漱石(1867-1916年)は、日本の近代文学を代表する作家。帝国大学卒業後、教師を経て英国留学。帰国後、朝日新聞社専属作家となり、『三四郎』『こゝろ』などの名作を執筆。晩年は若手作家を育成し、49歳で逝去。
羅生門/芥川龍之介
人間の本質に迫る、芥川龍之介の名作。
短編なのに、読み終わったあとに深く考えさせられる一冊です。
あらすじ
時代は平安時代末期。都は荒れ果て、人々は生きるだけで精一杯でした。
主人公・下人 も仕事を失い、「生きるために盗みを働くべきか…」と迷っています。
そんなとき、羅生門の上で老婆が死体から髪を抜く姿を目撃します。驚いた下人が理由を尋ねると、老婆は「生きるためには仕方のないこと」と言います。 その言葉に下人は何かを悟り、最後には意外な行動に出るのです。
『羅生門』を読むことで得られる読書の目的
・「人間の本質を見つめる」:追い詰められたとき、人はどう行動するのか? 自分ならどうするのか?を考えさせられます。
・「道徳や価値観について考える」:老婆の言葉は、「悪いことも生きるためなら許されるのか?」と問いかけてきます。
・「短いからこそ、深い読書体験ができる」:数ページの短編ですが、その中には鋭いテーマがぎゅっと詰まっています。
『羅生門』は、たった数ページの物語なのに、読み終えたあとに「私ならどうする?」と、ずっと考えてしまう作品です。 人間の本質に触れる、そんな読書体験をしてみませんか? まずは気軽に手に取ってみてくださいね。
芥川龍之介(1892-1927)は、日本の文学界を代表する作家です。東京帝国大学で学び、1915年に「羅生門」を発表し、翌年「鼻」で夏目漱石に認められ文壇デビュー。教師を経て専業作家となり、「藪の中」など多くの名作を生み出しました。1927年、35歳で自ら命を絶ちました。彼の名を冠した芥川賞は、今も日本文学の登竜門として知られています。
百年の孤独/ガブリエル・ガルシア=マルケス
「読書をしたいけれど、どんな本を選べばいいのかわからない…」そんなふうに迷っている方にこそ、ガブリエル・ガルシア=マルケスの 『百年の孤独』をおすすめしたいんです。
この本は、世界中の読者を魅了し続けている名作であり、私たち読書の新たな目的を見つけるきっかけにもなる一冊なんです。
あらすじ
物語の舞台は、架空の村・マコンド。
村を創ったホセ・アルカディオ・ブエンディアと、その子孫たちの数世代にわたる壮大な物語が描かれます。
マコンドでは、不思議な出来事が次々と起こるんです。土を食べる少女や、天に昇る美少女、流した血が母の元へと流れ着く青年…。
現実とは思えないような幻想的なエピソードが、まるで夢を見ているように読者を物語の世界へと引き込んでくれます。
『百年の孤独』を読むことで見つかる読書の目的
この作品は、ただの物語ではなく、読書のモチベーションを高め、新しい読書の目的を見つけるきっかけになるはずなんです。
・想像力を広げる :幻想と現実が入り混じる独特の世界観が、あなたの想像力を刺激してくれます。
・文学の奥深さを楽しむ:詩のように美しい文章や壮大なストーリー展開に、言葉の持つ力を感じることができます。
・人間の本質を考える :孤独、愛、家族の絆 -登場人物たちの運命を追うことで、私たちの生き方にも通じる深いテーマに触れられます。
・世界文学の扉を開く:ラテンアメリカ文学の代表作として、異文化の魅力にも出会えます。
この本は、一気に読めるようなシンプルな物語ではないかもしれません。でも、だからこそ、じっくり味わうことで 「読書ってこんなに奥深いものなんだ」 と感じられるはずです。
また、「何のために読書をするのか?」 そんな問いを持っている方にこそ、この本を手に取ってほしいと思っています。あなたの新しい読書体験が、きっとここから始まりますよ。
ガブリエル・ガルシア・マルケス(1927-2014)は、コロンビア出身の作家で、マジックリアリズムの代表的存在です。新聞記者を経て作家デビューし、1967年に『百年の孤独』で世界的に注目を集めました。1982年にノーベル文学賞を受賞し、『コレラの時代の愛』など数々の名作を発表。晩年はメキシコで過ごし、2024年には未完の遺作が発表予定です。ラテンアメリカ文学を世界に広めた重要な作家として知られています。
変身/ フランツ・カフカ
フランツ・カフカの『変身』は単なる奇妙な物語ではなく、「人間とは何か?」を深く考えさせられる一冊。
読書のモチベーションを高め、あなたの視点を変えてくれるかもしれません。
あらすじ
ある朝、目を覚ましたら自分が巨大な虫になっていた…。そんな信じられない状況に陥ったのは、真面目なセールスマン、グレゴール・ザムザ。
仕事に行かねばならないのに動けず、家族や上司の態度は一変。彼は次第に「厄介者」とされ、家族の中で居場所を失っていきます。
唯一優しかった妹さえも彼を見放し、やがて彼は孤独の中で死を迎えるのですが、家族はまるで何事もなかったかのように新しい生活を始めます。
この物語が描くのは、社会や家族の冷酷さ、そして人間の存在の儚さ。けれど、だからこそ「自分の価値とは?」と考えたくなる一冊です。衝撃的で、読後も心に残る名作。ぜひ手に取ってみてください。
『変身』が読書に与えるもの
フランツ・カフカの『変身』は、不思議な物語ですが、読み終えたあとに「これは私のことかもしれない」とふと考えさせられるんです。突然、虫になったグレゴールが家族から疎まれていく姿は、仕事や家庭での役割を失ったとき、人はどう扱われるのか? そんな問いを静かに投げかけてきます。
この本を読むことで、家族や社会との関わり、自分の存在意義について考えるきっかけが生まれます。そして何より、「読書の目的ってなんだろう?」と迷っている方には、まさにぴったり。答えは一つではないからこそ、あなた自身の考えを深める読書体験になるはずです。気になった方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
フランツ・カフカ(1883-1924)は、オーストリア=ハンガリー帝国プラハ生まれの作家。プラハ大学で法律を学び、労災保険局で働く傍ら執筆活動を続けました。代表作『変身』など、不条理な世界観が特徴。生前は無名でしたが、死後、友人マックス・ブロートが遺稿を公表し、20世紀文学の代表作家として評価されました。40歳で喉頭結核のため死去。
老人と海/アーネスト・ヘミングウェイ
「読書をしたいけれど、何を読めばいいのかわからない…」そんな気持ち、わかります。
でも、もし今の自分に少しでも「もうひと踏ん張りしたい」という思いがあるなら、アーネスト・ヘミングウェイの『老人と海』をおすすめします。
あらすじ
キューバの小さな漁村に住む老漁師サンチャゴ。長い間、魚が獲れず、村人たちには「運の尽きた老人」と噂されてしまいます。でも、彼は決して諦めません。ある朝、たった一人で小舟に乗り、誰もいない遠い海へと漕ぎ出します。
やがて、サンチャゴの釣り糸に信じられないほど大きなカジキがかかります。なんと、全長5メートルを超える巨大な魚。ここから、老漁師と大魚の壮絶な戦いが始まります。昼も夜も続く3日間の死闘。疲れ果て、手は傷つき、体はボロボロになっても、サンチャゴは決して手を離しません。
そしてついに、大魚を仕留めることに成功します。
しかし、安堵したのも束の間。帰る途中、血の匂いを嗅ぎつけたサメたちが次々と襲いかかってきます。サンチャゴは必死でカジキを守ろうとします。
彼の挑戦は、まるで人生そのもののように感じられます。思うようにならない現実のなかで、それでもあきらめず、ただひたすら前を向いて進む。そんなサンチャゴの姿に、私たちも勇気をもらえるのではないでしょうか。
『老人と海』が読書に与えるもの
長い間、魚が獲れず「運の尽きた老人」と言われたサンチャゴは、たった一人で海に漕ぎ出し、壮絶な戦いの末に巨大なカジキを仕留めます。
たとえ結果がどうであれ、最後まで挑み続けることの大切さを、この本は教えてくれます。
「自分はまだやれる」と思いたいとき、心を奮い立たせたいとき、『老人と海』はそっと背中を押してくれるはずです。
読書モチベーションを上げる一冊として、ぜひ手に取ってみてくださいね。
アーネスト・ヘミングウェイ(1899-1961年)はアメリカの作家で、簡潔な文体と力強いテーマで20世紀文学に影響を与えました。代表作に『日はまた昇る』『老人と海』などがあり、1954年にノーベル文学賞を受賞。冒険的な人生を送り、戦争やアウトドア経験が作品に反映されています。晩年は精神的な病に苦しみ、1961年に自ら命を絶ちました。
茶の本/岡倉天心
あらすじ
日本の美しさを味わう一冊
日々の忙しさのなかで、ふと「丁寧に生きるとは?」と考えたことはありませんか?*岡倉天心の『茶の本』は、そんなあなたにぴったりの一冊。
この本では、茶道を通じて、日本の美意識や禅の精神、自然を愛する心を紐解きます。決して難しい哲学書ではなく、美しく、心豊かに生きることをやさしく教えてくれる本なんです。
読むうちに、自分の暮らしを少し見直してみたくなるはず。心を落ち着け、美しさに気づく読書体験をしてみませんか?
『茶の本』が教えてくれる、大切なこと
岡倉天心の『茶の本』は、ただ茶道を語るだけでなく、日本の美意識や精神の奥深さを伝えてくれる一冊です。読めば、「美しく生きるとは?」と考えたくなるはず。
茶道の静かな所作のなかにある日本文化の魅力、そして東洋と西洋の違いや共通点に気づくことで、新しい視点を得られることだと思います。
歴史や芸術に興味がある方はもちろん、「もっと丁寧に暮らしたい」「自分の美意識を磨きたい」という方にもおすすめ。
この本を通じて、ただ読むだけでなく、感じる読書をしてみませんか? きっと、今までと違う世界が見えてきますよ。
岡倉天心(本名:岡倉覚三 1863-1913年)は、日本美術の発展に貢献した思想家・美術行政家です。東京大学卒業後、文部省で美術行政に携わり、東京美術学校の校長を務めました。日本美術院を創設し、新しい日本画を推進。『茶の本』などで東洋文化を世界に発信し、ボストン美術館でも活躍しました。晩年は五浦に拠点を移し、新たな創作に挑みました。
小さな幸せ46こ/よしもとばなな
「毎日が慌ただしくて、幸せを感じる余裕がない…」そんなときに、そっと寄り添ってくれるのがよしもとばななさんの『小さな幸せ46こ』です。
日常のなかにある、小さな幸せを見つけるヒントが詰まったエッセイ集。家族や友人との思い出、美味しいごはん、旅先での出来事…よしもとばななさんの温かい言葉と、タムくんのかわいい挿絵が心を和ませてくれます。
「読書の目的がわからない」と感じている方も、この本を読むことで幸せを見つける読書を体験できるはず。読書モチベーションを上げたいあなたに、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
あらすじ
よしもとばななさんが紡ぐ、小さな幸せの物語。家族や友人との絆、ペットとの時間、おいしいごはんや旅の思い出 -日常の何気ない瞬間が、ふっと心に沁みるように描かれています。
最悪の出来事も、時間が経つと宝物に変わる。そんな希望が詰まった一冊です。タムくんの可愛らしい挿絵も添えられ、眺めるだけでも癒されます。短いエッセイだから、忙しい日でもふとした合間に読めるのも魅力。
「幸せを数える」って、こんなに素敵なことなんだな。そんな気持ちになれる本です。心をふんわり温めたいとき、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『小さな幸せ46こ』がもたらす読書の喜び
「最近、何かいいことあったかな?」と考えたとき、すぐに思い浮かばないことってありますよね。でも、この本を読むと、「あ、これも幸せだったんだ」と思える瞬間がたくさん見つかるんです。
忙しい毎日の中で、ふとした出来事や身近な人との時間が、どれほど大切なものなのかを気づかせてくれます。よしもとばななさんの優しい言葉に包まれて、読み終えたときには心がふんわりと温かくなるはず。
タムくんの可愛らしい挿絵も魅力のひとつ。自分へのご褒美にはもちろん、大切な人への贈り物にもぴったりな一冊です。「小さな幸せを数える」そんな読書を始めてみるのも心が豊かになりますよね。
よしもとばなな(本名・吉本真秀子)さんは1964年東京生まれの小説家。1987年『キッチン』でデビューし、国内外で高い評価を受ける。『ムーンライト・シャドウ』で泉鏡花文学賞、2022年『ミトンとふびん』で谷崎潤一郎賞受賞。作品は30か国以上で翻訳され、現代日本の若者の心情を描く。
おすすめ:>>読書がストレス解消につながる理由とは?読書習慣を取り入れることで、心が穏やかになり、毎日のストレスを軽くする方法を紹介します!
まとめ
読書のモチベーションを劇的UP!目的を決めるだけで変わる、本を楽しむ習慣の作り方について、以下の4つの事柄をご紹介しました。
- 読書の目的を決めるだけで、驚くほど変わる!
- 読書はなぜ大切なのか?得られるメリット
- 読書習慣を作る3つのコツ
- 読書の目的別おすすめ本リスト
読書モチベーションが続かないのは、「読む目的」がまだはっきりしていないからかもしれません。
でも、大丈夫。本との出会いを重ねるうちに、自然と自分に合った読書の習慣が見つかります。KindleやAudibleを使えば、忙しい日々の中でも気軽に読書を楽しむことができるんです!
まずは気になる一冊から、あなたの読書時間を始めてみませんか?