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萩原浩の読む順番と代表作!明日の記憶や笑う森の作品紹介も

作家

萩原浩の読む順番と代表作明日の記憶や笑う森の作品紹介をしていきますね。

萩原浩の作品をどこから読むか、迷っている方におすすめの読む順番や、彼の代表作を紹介します。

「明日の記憶」や「笑う森」など、感動や笑いを届ける作品をピックアップ。初心者でも読みやすい作品から、じっくり楽しめる深いストーリーまで、萩原浩の魅力を届けします。

萩原浩の魅力的な作品群に触れるための読む順番、新刊情報、そして彼の経歴について紹介します。

この記事でわかること
  • 萩原浩の読む順番
  • 萩原浩の文庫本新刊情報
  • 荻原浩の経歴

萩原浩の経歴

  • おぎわら ひろし
  • 1956年6月30日生まれ(既婚・お子様二人)
  • 埼玉県大宮市(現・さいたま市)出身
  • 埼玉県立大宮高等学校卒業
  • 成城大学経済学部卒業
  • 大学在学中は広告研究会に所属
  • 大学卒業後、広告代理店に入社
  • 2社の広告代理店を経て独立し、フリーのコピーライターとして築地に事務所を構えました
  • 1997年『オロロ畑でつかまえて』で作家デビュー

萩原浩の読む順番と代表作!明日の記憶や笑う森の作品紹介

作家の荻原浩さんは直木賞を受賞した『海の見える理髪店』や、映画にもなった『明日の記憶』などの小説で知られていますよね。

なので、短編やエッセイ、アンソロジーなどたくさん作品があるのですが、ここでは小説に絞って読む順番をご紹介します。

1.オロロ畑でつかまえて

日本のとても小さな村、牛穴村は、過疎化が進んでいて困っていました。そこで、倒産しそうな広告会社と協力して村を盛り上げる作戦を考えます。

この作戦をきっかけに、いろいろな騒動が起こります。

このお話は、ユーモアたっぷりに広告会社の怪しさや田舎の生活、マスコミについて描かれていて、楽しく笑いながら読める小説です。

楽しく読める一冊

1997年 第10回小説すばる新人賞受賞作品

2.なかよし小鳩組

『オロロ畑でつかまえて』の続編です。

このお話では、小さな広告会社「ユニバーサル広告社」が、倒産寸前の状態で大きな仕事を受けます。でも、その仕事の相手が暴力団だと知らず、社長や主人公の杉山たちは恐怖に立ちすくんでしまいます。

この小説は、恐怖と向き合う中で生まれる「笑い」を描いています。恐怖や悲しみがどうやって笑いに変わるのかが、面白く描かれています。

シリーズ続編!さらに楽しく読ませてくれます

3.コールドゲーム

高校3年生の夏に、中学2年生の頃にいじめられていた廣吉が、4年後に当時のクラスメイトに仕返しをし始めるお話です。

廣吉は転校後に行方不明になり、クラスメイトたちは彼が何をしているのかまったく知りませんでした。ところが、ある日からクラスメイトが次々と襲われる事件が発生します。そのため、光也たちは「北中防衛隊」を結成し、廣吉を探し始めます。

いじめられていたときの辛い出来事と、その後の驚くべき結末が描かれた青春ミステリーです。

  \興味のある方はこちらからどうぞ/

2003年第16回山本周五郎賞候補

4.明日の記憶

この話は若年性アルツハイマー病についてです。49歳の広告マン、佐伯雅行は仕事もプライベートも順調に見えましたが、突然物忘れやめまい、幻覚が起こり始めます。診察を受けると、若年性アルツハイマー病と診断されます。

この現実を受け入れられず、自暴自棄になり、病院の屋上から飛び降りようとしますが、医師の説得で思いとどまります。

その後、妻と一緒に病気と向き合う決意をし、涙を流しながら覚悟を決めます。映画でも話題でしたが、原作もとても面白いです。

何度も読み返したくなる一冊

2005年 第2回本屋大賞第2位、第18回山本周五郎賞受賞

5.あの日にドライブ

牧村伸郎は43歳で、元銀行員ですが今はタクシー運転手です。銀行を辞めた理由はわからないけれど、仕方なくタクシーの仕事をしています。営業成績はあまり良くなく、他の仕事に変えることもできません。

ある日、昔よく遊んだ街を通り過ぎたことで、「もしももう一度やり直せたら」と考え始めます。

このお話は、伸郎さんが自分の今の生活を見直し、日々の悩みを乗り越えながら、今の生活の良さを再発見する話です。

人生の岐路に立ったとき、何度でも読みたくなる

2006年 第134回直木三十五賞候補

6.四度目の氷河期

小学五年生の夏休み、僕は母の書斎で驚くべき発見をしました。母は遺伝子の研究者で、亡くなった父についての大事なデータを見つけたのです。

そのデータによれば、父は身長173cm、体重65kg、脳の大きさは約1400ccで、1万年前の氷河期を生き抜いたことがわかりました。しかし、どうして僕が今ここにいるのかはまだわからないままです。

物語の最初と最後だけが現在で、大部分は高校生までの思い出が綴られています。

一緒に謎を解いて行くドキドキ感を体験してください

2007年第136回直木三十五賞候補

7.愛しの座敷わらし

高橋一家は、お父さんの仕事の関係で東北の田舎に引っ越しました。家族はお互いにイライラして、うまくいっていませんでした。お父さんは仕事でうまくいかず、お母さんは不満を言い続け、娘はいじめに遭い、息子は心配性です。さらに、おばあちゃんは物忘れがひどくなってきていました。

しかし、引っ越し先の古い家に住む「座敷わらし」という小さな妖精と出会い、家族は次第にお互いを理解し合い、絆を取り戻していきます。座敷わらしの可愛らしさや、子どもたちが勇気を出して新しい生活に挑戦する姿が心に残ります。時代を感じるガラケーなどもあり、懐かしさを感じる良い物語です。

\読んでみたい方はコチラからどうぞ/

2008年 第139回直木三十五賞候補

8.砂の王国

物語は、元証券マンがホームレスから立ち直り、新しいコミュニティ団体を作る様子を描いています。

全財産がたった3円だった私は、大手証券会社を辞めた後、ホームレスになってしまいました。寒さや空腹、そして人々の冷たい視線に苦しむ中で、公園で出会った占い師とホームレスの人が、新しいコミュニティを作るアイデアを思いつかせてくれたのです。

ホームレス時代の話が特に面白く、競馬のシーンもとても印象的です。

面白いから一気に読める!

2011年第144回直木三十五賞候補

9.二千七百の夏と冬

ダム工事の現場で縄文時代の男性と弥生時代の女性の人骨が発見されました。その姿は二人が手を重ねて向き合っていました。その姿から推測すると、三千年前にどんな物語があったのか気になりますよね。その謎に魅了されたのは、新聞記者の佐藤香椰という人でした。

この物語は、紀元前7世紀の東日本が舞台です。

15歳の狩猟民族ウルクは、獣を追い、木の実を集め、神に感謝しながら暮らしています。最近話題の「神の実コーミー」は、災いを招くとも言われています。

そんな時、ウルクは禁忌の森でカヒィという不思議な少女と出会います。

じんわりと心に響いてきます

2014年 第5回山田風太郎賞受賞作品

10. 海の見える理髪店

この本には、家族や大切な人たちとの関係を描いた6つのお話が収められています。

まず、海辺の有名な理髪店に行く主人公の話や、画家の母から逃げていた主人公が16年ぶりに実家に戻り、母と再会する話などあります。

どの話も、家族との複雑な感情や自分の気持ちに正直に向き合う様子が描かれています。そのため、読むとまるで映画を見ているかのように情景が浮かび上がります。さらに、家族との距離や思い出の残し方について考えさせられる、心が温まる作品です。

ずっと会っていない家族にまた会おうと思いたくなる

2016年 第155回直木三十五賞受賞作品

11. 笑う森

5歳のASDの子どもが原生林で行方不明になり、1週間後に無事に保護されました。しかし、彼は「クマさんが助けてくれた」としか話せず、事件の詳細はわからないままです。

母親が批判される中、義弟の冬也が真相を探ろうとします。

真人が行方不明だった時期、4人の男女が森にいました。彼らはそれぞれ異なる理由で森を訪れ、偶然にも真人と出会っていました。冬也は彼らの行動や真人の様子から、空白の時間を解明しようとします。

この物語では、真人と4人の出会いが彼らにもたらした変化や希望の光が描かれています。長編小説ですが、読み終えた後には世界が少し優しく感じられると思います。

\ずっと大切にしたい物語です/

2024年第19回中央公論文芸賞受賞作品

萩原浩の文庫本新刊

新刊の文庫本をご紹介します。

人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集

本書は漫画です!

荻原浩によるセンチメンタルで不思議な物語が8編収められた作品集です。ある日、はるか遠い日本からの手紙がアマゾン川流域で見つかる話や、93歳の幸子のもとに懐かしい人々が訪れる感動的な物語、幼なじみの二人が桜の木の下で再会を約束するお話など、人生の美しさや儚さを描いています。

本書は日常の少し先にある不思議な世界を感じることのできる、心に響く短編集です。

直木賞作家でありながら、初の漫画本♡

集英社文庫(2023/06発売)

楽園の真下

「志手島(してじま)」は、「日本でいちばん天国に近い島」とも言われています。

フリーライターの藤間は、巨大なカマキリが発見されたというニュースを聞き、島に向かうのですが、彼は、なぜこの島で命を落とす人がいるのか、なぜカマキリが巨大化したのかを検証します。

この物語は、命の不思議さと厳しさを描いており、一度読み始めると目が離せません。

\ズンズン先へ先へと読めてしまいます/

文春文庫(2022/04発売)

それでも空は青い

この本には、いろんな人たちの物語が7つ入っています。

言葉をあまり話さない夫に疑いを持つ妻や、恋人との壁を乗り越えようとするバーテンダー、協力し合ってきた双子の関係が危うくなる話などがあります。さらに、祖父と野球をする小学生など、さまざまなキャラクターが登場します。

どの話も、時には難しいことがあっても、一緒にいたいと思える気持ちが描かれています。ほろ苦い中にも甘い瞬間があり、最後には「それでも空は青い」と感じられる気持ちになります。

自分と似ている主人公が居るかも知れない

角川文庫(2021/11発売)

ご紹介した書籍はKindle版(電子書籍)でも読むことができます。

初めての方は30日間無料体験ができるので、まずは無料でたくさん読んでみてから、書籍の購入を検討してもいいですね!

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まとめ

萩原浩の読む順番と代表作!明日の記憶や笑う森の作品紹介もについて、以下の3つの事柄をご紹介しました。

  • 萩原浩の読む順番
  • 萩原浩の文庫本新刊情報
  • 荻原浩の経歴

萩原浩さんのデビュー作から順に読む順番をご紹介しました。魅力的な作品が多いですが、どれもジャンルに捉われることなく、範囲の広さが覗えます。

これを機会に、まだ読んでいない本があれば、ぜひ読んでみてください。

きっと、荻原さんの世界にハマりますよ!

楽しい読書時間になりますように。

純文学と大衆文学の違いはコチラから
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このブログを書いている人

松風知里

★大阪在住

★本好きのアラフィフ主婦

★2024/4よりブログをスタート

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★趣味:読書、たまに小説の執筆&地元誌に川柳投稿、お風呂掃除、積読本を眺めること、プロ野球観戦

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