こんにちは、松風知里です。
震災三部作とハゲタカシリーズで有名な真山仁さん、彼の小説は読むたびに心を揺さぶられますよね。
特に、阪神淡路大震災の経験をもとに描かれたこのシリーズは、被災者や社会の葛藤をリアルに映し出しています。
真山仁さんの震災三部作への思いは、自身の阪神淡路大震災で被災したことによるものであり、現在も、各地で起こる震災にも携わっています。
Kindleやを使えば、どこでも気軽に真山仁さんの震災三部作やハゲタカシリーズなどの作品を楽しめるのが嬉しいところ。
さらに、「震災三部作」とともに「ハゲタカシリーズ」もあわせて読むと、真山仁さんの物語世界がより深く味わえます。
一緒に見ていきましょう!
真山仁の妻や家族&読み方は?
- 真山仁さんが小説家を志したのは高校生の時だけれど、なんとなく思い始めたのは小学生6年生の頃だそう。両親の話や、ニュースを見るうちに、世間の矛盾や筋の通らないことや、出来事が沢山ありすぎると感じるようになったから。
- 1995年1月17日阪神淡路大震災で被災。この体験がライフワークとして震災三部作を書く原点となりました。
- 真山仁さんの妻や家族については調べてみましたが、不明。残念ながら公表されていませんでした。
真山仁の震災三部作
真山仁さんが阪神淡路大震災の体験から書き始めた作品。震災三部作のご紹介です。
そして、星の輝く夜がくる
真山仁さんの震災三部作のひとつ。
『そして、星の輝く夜がくる』は、真山仁さんが阪神淡路大震災と東日本大震災をテーマに描いた連作短編集です。
この本は、震災という大きな出来事の中で、苦しみながらも未来に向かって生きようとする人たちの姿を丁寧に描いています。
主人公の小野寺徹平は、東日本大震災の被災地に派遣された「よそ者」の教師。でも、彼自身も阪神淡路大震災で大切な妻と子どもを失った経験があり、被災地の痛みや悲しみを他人事とは思えない人なんです。
その経験が、震災三部作のこの物語に深い共感を与えてくれます。
私も読んでいて、震災が私たちの生活や心にどれほど深い爪痕を残すのか、改めて考えさせられました。でも、それだけじゃなくて、人の温かさや希望を感じられる場面もたくさんあって、涙が自然とこぼれるんですよね。
忙しい毎日でも、震災三部作を読むと、自分の心が少し整理されたり、新しい視点を持てたりする気がします。
ぜひ、一緒に真山仁さんの物語を味わってみませんか?
海は見えるか
『海は見えるか』は、真山仁さんが震災をテーマに描いた震災三部作の一冊です。
この物語では、阪神淡路大震災で最愛の妻と娘を失った主人公が、東日本大震災後に被災地の高校へ赴任し、生徒たちとともに復興へ向けて歩んでいく姿が描かれているんです。
津波で流されてしまった二宮金次郎像を修復するプロジェクトや、「てんでんこ」という命を守るための教訓など、どれも胸に深く響くエピソードばかり。
震災を経験した人たちがどのように生きてきたかを後世に伝えることの大切さを、震災三部作である本書はメッセージにしていると思います。
震災の記憶を忘れないことの重要性や、そこに生きる人たちの強さ、絆の力を真山仁さんの作品を通じて感じられるのではないでしょうか。
「悲しみの中にも必ず希望はある」そんなメッセージが優しく心に届く、真山仁さんの震災三部作の一冊なんですよね。
私自身、この作品を読んで、震災という大きな出来事に対してただ知識を得るだけでなく、自分の生き方を少し考え直すきっかけにもなりました。
それでも、陽は昇る
真山仁さんの震災三部作のラスト『それでも、陽は昇る』は、震災後に人々がどのように希望を見出し、前に進んでいくのかを丁寧に描いた感動的な物語です。
この作品を通して、私たちはただ物理的な復興だけでなく、心の復興の重要性についても考えさせられるんです。
阪神淡路大震災で大切な人を失った主人公が、東日本大震災後の被災地で新たな使命を見つけ、傷ついた人々とともに歩む姿には心が打たれますし、真山仁さんの言葉が、心に響きますよ。
震災の記憶を風化させず、そこから学ぶべきことを未来に伝えていく。真山仁さんの震災三部作にはそんな大切なメッセージが込められています。
震災三部作を読めば、きっとあなたも、今私たちがしなければならないことが何かを感じ取るはずです。
真山仁の代表作ハゲタカシリーズを読む順番
真山仁さんのハゲタカシリーズはとても人気のあるシリーズですよね。
ハゲタカシリーズはたくさん出版されていますので、読む順番をご紹介します。ハゲタカシリーズを楽しんでください!
ハゲタカ(上・下)
ハゲタカシリーズ第一作目の作品です。
銀行の人間模様や取引にものすごくリアリティがあり、登場人物もくせ者ばかりで魅力的です。日本社会や経済の勉強にもなる一冊です。
ハゲタカⅡ(上・下)
サクサク読み進められるし、続きを読みたくなるハゲタカシリーズ第二弾でオススメです!
4巻続けて読むことにより面白さがきわだちますよ。
- 2007年NHKでテレビドラマ化(大森 南朋主演)
- 2009年にはその続編を映画化
- 2018年にはテレビ朝日で再度テレビドラマ化(綾野 剛主演)
レッドゾーン(上・下)
ハゲタカシリーズ第三弾『レッドゾーン』は、ビジネスにおける準備の大切さや駆け引きの重要性が描かれているんです。
- 『ハゲタカ』は株式を買収する手法の基礎や面白みを中心に描かれています(第一作目)
- 『ハゲタカⅡ』は日本のビジネスの難しさが描かれています(第二弾)
- 『レッドゾーン』は世界規模に発展するんです(第三弾)
ハゲタカシリーズの『レッドゾーン』は①、②、③と話しのレベル、スケールが上がってくるので、第一作目から順番に読むことをおすすめします。
ハゲタカIV グリード(上・下)
世界規模で繰り広げられたビジネスの戦いはここで、ひと区切りがつきます。壮絶さが伺えるハゲタカシリーズですよ。
◆第35回吉川英治文学新人賞候補作品
ハゲタカⅤシンドローム(上・下)
ハゲタカシリーズ最新作。
以後、続きますよ。
ハゲタカ4.5 スパイラル【番外編】
ハゲタカシリーズに出てくる人で、同時並行で動いていた話と捉えるとストーリーは面白みがあるけれど、そうじゃない場合もしかり。
ある意味どうしても「ハゲタカ」の世界を愛してやまない人にはもってこいだと思います。
ハゲタカ2.5 ハーディ(上・下)【番外編】
ハゲタカシリーズ第三弾の『レッドゾーン』と番外編の『スパイラル』がほぼ同じ時間軸で物語が描かれています。
他に経済小説を執筆された作家では、山崎豊子 代表作:『華麗なる一族』/池井戸潤 代表作:『下町ロケット』、半沢直樹シリーズなど
真山仁の震災三部作を電子書籍Kindleでお得に読む方法

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真山仁の新境地「星列車で行こう」
- これまで経済小説を中心に書いてきた真山仁さんですが、坂東玉三郎さんからオファーを受けたことがきっかけで脚本の執筆を始める。
- 主な舞台は、乗ると夢が見つかるという伝説の列車「星列車」
- 夢を求めて集まった若者たちが織りなす人間ドラマが、往年の名曲やダンスシーンを交えて展開される
- 舞台や映画が好きな人、夢を追いかけている人、人生の岐路に立っている人におすすめ
真山仁と坂東玉三郎とのエピソード
真山仁さんは、歌舞伎を見たこともなく、玉三郎さんへの予備知識もないままインタビューしました。時間30分のなかで玉三郎さんは、「ファストフードが日本をダメにしている」など、社会問題への鋭い指摘をしています。
このインタビューで、真山仁さんは玉三郎さんから「人間が分からないと歌舞伎は分からない」という言葉を受け、真山仁さんは伝統文化を守る記事を書いたそうです。
取材後、玉三郎さんから食事に誘われたのですが、真山仁さんは「食事することは仕事ではないので」と断ったそう。
真山仁さんの正直な態度が玉三郎さんに気に入られ、その後も「取材を受けるなら真山仁さんから」とおっしゃっているそうです。
まとめ
真山仁の妻や家族&読み方は?震災三部作とハゲタカシリーズの読む順番もについて、以下の6つの事柄をご紹介しました。
- 真山仁の妻や家族&読み方
- 真山仁の震災三部作
- 真山仁の代表作ハゲタカシリーズを読む順番
- 真山仁の震災ハゲタカシリーズハゲタカシリーズを電子書籍Kindleでお得に読む方法
- 真山仁の新境地「星列車で行こう」
- 真山仁と坂東玉三郎とのエピソード
震災三部作は心に響く物語です。どんな震災のエピソードよりも胸を撃たれました。
そんな真山さんが初めて書いた、夢のある音楽劇の脚本では新しい真山さんの一面を見ることができますよね。
これを機会に気になるシリーズを読破してみるのもいいですね!