読書感想文の書きやすい本をまとめてみました。
小学低学年・小1・小2年生向けの書きやすい、おすすめの図書を3冊選んでいます。参考になさってください。
なぜ読書感想文を書くの?
読書感想文は、本を読んで感じたことや考えたことを文章にまとめるものです。
これをすることでいろいろな力がつきます。
たとえば、自分の思っていることを分かりやすく伝える力がついたり、本の内容をしっかり理解する力がつきます。
また、本を読んで感じたことや考えたことをまとめるので、考える力が強くなります。
読書感想文を書くときに大切なこと
読書感想文を書くときには、いくつか大事なことがあります。
①本をしっかり読んで、本の内容をよく理解することが大事です。
②本を読んでどう感じたか、自分の言葉で書きます。
例えば、好きな場面や感動したところを詳しく書くようにしましょう。
③感じたことを具体的に書きます。
例えば、「面白かった」だけではなく、「○○の場面が特に面白かった」というように書きます。
④本を読んで自分がどう思ったか、自分の考えも書きます。
小学低学年向けに適した本の選び方
イラストが多くて、ストーリーが簡単で分かりやすい本がいいです。たとえば、動物が出てくる話や、冒険の話などが良いでしょう。
感想文は何枚で何文字が目安?
小学1,2年生の読書感想文は、課題読書・自由読書ともに原稿用紙2枚以内(本文 800字以内)になります。
注意したいのは、題名、氏名は文字数に含まれませんので気を付けてください。
読書感想文の書きやすい本3選
小学低学年・小1・小2年生向けおすすめ本3選のご紹介です。
ポイントを押さえて感想文を書けば、自分の気持ちや物語の学びをしっかりと伝えることができます。
アザラシのアニュー
『アザラシのアニュー』は、アザラシのアニューが主人公の心温まる物語です。簡単なあらすじと感想文に書きやすいポイントをご紹介します。
簡単なあらすじ
アニュ―は、小さなアザラシで、北極の氷の上で暮らしています。
彼の夢は、もっと広い世界を見てみたいことです。
ある日、アニューは仲間たちと一緒に冒険に出かけ、さまざまな動物や新しい景色を体験します。途中で困難もありますが、アニューは勇気を持って立ち向かい、最後には大切なことを学びます。
この物語は、アニューの成長と冒険の旅を描いています。
感想文に書きやすいポイント
1. アニューの冒険と成長
アニューがどんな冒険をして、どのように成長したかを書きましょう。
たとえば、「アニューが新しい動物たちと出会い、自分の勇気を試す場面が印象的でした」など。
2. 感動した場面
特に心に残った場面や、感動した瞬間について詳しく書きます。
たとえば、「アニューが困難に直面しながらも、あきらめずに頑張る姿が感動的でした」といった具合です。
3. アニューの気持ちと自分の気持ちの違い
アニューの気持ちや考えと、自分の気持ちを比較してみましょう。
たとえば、「アニューが冒険に出る勇気を持っていたように、自分も新しいことに挑戦する勇気を持ちたいと思いました」と書くと良いです。
4. 物語から学んだこと
この物語を通じて何を学んだかを書きます。
たとえば、「アニューが困難に立ち向かう姿から、どんな問題でもあきらめずに取り組む大切さを学びました」という内容です。
ごめんねでてこい
『ごめんねでてこい』は、内田麟太郎(うちだ りんたろう)による絵本です。
以下に簡単なあらすじと感想文に書きやすいポイントをまとめます。
簡単なあらすじ
このお話は、家族の一員である小さなカエルが主人公です。
ある日、カエルは大切な物を壊してしまい、とても申し訳ない気持ちになります。そこで、「ごめんね」と謝りたいのに、その勇気が出ずに困ってしまいます。
しかし、周りの人たちが温かく見守ってくれ、最終的には心を込めて「ごめんね」と謝ることができるようになります。
感想文に書きやすいポイント
1.カエルの気持ちを考える
カエルが物を壊してしまったときの気持ちや、その後の悩みについて書きましょう。
自分が同じような状況になったときにどう感じるかを考えてみると良いです。
2. 謝ることの大切さ
「ごめんね」と謝ることがどれだけ大事かについて、自分の考えを書きましょう。
謝ることでどうなったのか、周りの反応などについても触れてみてください。
3. 周りのサポートについて
カエルが「ごめんね」と言うために周りの人たちがどう助けてくれたかに注目しましょう。
そのサポートがどれだけ大切だったか、そしてそれが自分にとってどう意味を持つのかを書きます。
4. 自分の経験と結びつける
自分が謝ることで良い結果が得られた経験や、逆に謝らなかったことで困った経験を話してみましょう。
カエルの話を通じて、自分の経験と照らし合わせて考えることで、感想文がより具体的になります。
このように、自分の感情や経験と結びつけて考えると、感想文がより深く、具体的になります。
おちびさんじゃないよ
『おちびさんじゃないよ』は、すばる書房から出版された著者・こがようこによる絵本です。
この絵本は、小さな子どもたちが自分自身を大切にし、成長することをテーマにしています。
以下に簡単なあらすじと感想文に書きやすいポイントをまとめます。
簡単なあらすじ
物語は、小さな子ども(「おちびさん」)が自分がどれほど大切で、すばらしい存在かを学ぶお話です。
おちびさんは、自分が小さいことを気にしていましたが、周りの人々や出来事を通じて、自分の価値や特別さに気づくことができます。
最終的には、自分に自信を持ち、自分の存在を誇りに思うようになります。
感想文に書きやすいポイント
1. 登場人物とその特徴
主人公の「おちびさん」がどのような性格か、どんな悩みを持っているかについて書きましょう。
おちびさんが成長していく過程や変化した点に注目して、どのように自分に自信を持つようになったかを説明します。
2. 心に残った場面
おちびさんが成長するためにどのような出来事があったか、特に感動的だったり、自分に影響を与えた場面を選んで、それについて詳しく書きます。
例えば、おちびさんが誰かに励まされた場面や、自分を認めてもらった場面などがあると良いでしょう。
3.自分の感じたこと
本を読んで自分がどう感じたかを書きましょう。
自分も「おちびさん」のように悩んでいることがあるなら、それにどう共感したかを説明します。
本を読んで自分自身に対してどのような気持ちになったか、自分が何を学んだかについても触れます。
4. 教訓や学び
この本から学べること、例えば「どんなに小さくても自分は大切である」というメッセージについて、自分の言葉で説明します。
どうしてその教訓が大切だと思うのか、自分の経験と結びつけて書くと良いでしょう。
このように、登場人物の成長、心に残った場面、自分の感じたこと、そして学びについて書くことで、感想文が充実し、読んで楽しい内容になります。
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まとめ
本のあらすじを簡単にまとめて、次にその本を読んで感じたことや考えたことを書いてみてくださいね。
時間をかけて丁寧に書くことが大切です。
読書感想文を書くことで、考える力や自分の意見をうまく伝える力が育ちます。そして、日常的に本を読む習慣は、心を豊かにしてくれるんです。
本を読むことで、たくさんの知識や新しい世界に出会えるから、楽しいですよ!