「図書館に行ってみたいけれど、どこから始めればいいのかわからない…」そんな不安を感じたこと、ありませんか?
学校図書館と公共図書館、それぞれに役割や使い方の違いがあるんです。
でもご安心くださいね。
この記事では、図書館初心者さんでも安心して一歩を踏み出せるように、基本ルールから便利な活用法まで、やさしくお伝えしていきます。
学校図書館と公共図書館の違いとは?

図書館には2つのタイプがあり、それぞれ目的や利用できる人、置かれている資料も異なります。
学校図書館:学びの時間を支える身近な場所
学校図書館は、授業や学習活動を支えるために設けられた図書館。
主に生徒や教職員が対象で、授業に合わせた本や調べ学習に役立つ資料がそろっています。
日常的に使われる場所なので、図書委員が運営に関わっている学校もあります。
公共図書館:地域のみんなが使える文化の広場
一方、公共図書館は誰でも利用できる地域の共有スペース。
児童書から専門書、雑誌や新聞まで多彩な資料がそろっていて、読書の楽しみだけでなく、調べ物や文化活動、イベント参加などにも使えます。
土日祝日も開館している館が多く、幅広い年代に開かれた場なんですよ。
初めての図書館で知っておきたい基本ルール

図書館をスムーズに使うために、最初に知っておくと安心なことをまとめました。
図書カードの作り方と持ち物
公共図書館を利用するには、まず図書カードの作成が必要です。
運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など、本人確認ができるものを持っていけばすぐに登録できますよ。
学校図書館では、学生証や生徒名簿に基づいて貸出カードが用意されている場合が多いです。
担任の先生が案内してくれることもあります。
本の借り方・返し方の流れ
借りたい本を見つけたら、カウンターで貸出手続きをします。
最近では自動貸出機がある図書館もありますよ。
返すときはカウンターに直接持っていくか、閉館後なら「返却ポスト」に入れてOK。
ただし、CDやDVDなどのAV資料は壊れやすいため、カウンターへの返却が基本になります。
学校図書館では、返却方法が学校ごとに違うことも。
わからないときは先生や図書委員さんに聞いてみてくださいね。
館内マナーを知っておこう
図書館は、みんなが心地よく過ごせる場所。
静かな環境を保つために、通話や大きな声での会話は控えましょう。
公共図書館では飲食が禁止されているところも多く、ペットボトルなどの飲み物もNGな場合があります。
学校図書館では、多少の会話が許されることもありますが、周囲への気配りは忘れずに。
図書館はどうして無料なの?
図書館は「誰もが自由に本と出会える場所」として、国や地方自治体が税金を使って運営しています。つまり、利用料は必要ありません。
本に触れたい気持ちがあれば、どなたでも歓迎される場所。
それが、図書館なんですよね。
図書館にもあるちょっとした注意点

便利でありがたい図書館ですが、知っておくと安心なポイントもあります。
- 人気の本は予約が必要な場合が多いです
- 返却期限を守る必要があります。延滞には注意を
- 書き込みやメモができないので、学習にはノートの併用がおすすめ
- ごくまれに古い本にホコリやカビがあることも。気になる場合は司書さんに聞いてみてくださいね
▶ 読み終わった本の置き場所に困っていたら、こちらの記事も参考になります → 読み終わった本はどうしてる?いらない本を図書館に寄付する方法や断捨離も
初心者さんでも安心!図書館の活用術

図書館には、本を読むだけじゃない楽しみ方がたくさんあるんです。
本を探すなら「OPAC」でらくらく検索
「どこにあるんだろう?」と迷ったら、まずは館内にある検索端末(OPAC)を使ってみましょう。
キーワードや著者名、タイトルで検索できて、どの棚にあるかもすぐに分かりますよ。
図書館の本は「NDC」という番号順に並んでいるので、ちょっと覚えておくと便利です。
▶ 本の探し方がよくわからない…そんな方にはこちらの記事もおすすめです → 本の探し方がわからない?本屋や図書館で欲しい本が見つかるコツ
困ったときは司書さんに相談を
「〇〇について調べたいけれど、どんな本がいいかな?」そんなときは、ぜひ司書さんに声をかけてみてください。
親切に案内してくれるので、迷ったときの頼れる味方です。
電子書籍やネット予約も活用しよう
最近は、図書館の電子書籍サービスも増えてきました。
家にいながら電子書籍を借りられるだけでなく、スマホやパソコンから本の予約もできます。
登録が必要な場合が多いですが、利用は簡単。
借りられる冊数や貸出期間には制限がありますので、詳しくは各図書館の公式サイトでチェックしてみてくださいね。
▶ 図書館とあわせて使いたい電子書籍サービスの基本はこちら →Amazon Kindle Unlimitedの使い方・料金・解約方法を徹底解説!初心者向けガイド
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まとめ:あなたにぴったりの図書館の使い方を見つけましょう
学校図書館と公共図書館には、それぞれの魅力と役割があります。
学びを深めたいときには学校図書館、休日にリラックスした読書を楽しみたいときには公共図書館──そんなふうに、生活スタイルに合わせて使い分けるのもおすすめです。
図書館は、誰にとっても開かれた場所。
そして、一冊の本との出会いが、あなたの心をふっと軽くしてくれることもあるんです。
まずは気軽に、近くの図書館をのぞいてみてくださいね。
きっと、あなただけの“お気に入りの一冊”が、そっと待ってくれているはずです。