荻堂顕さんの世界に引き込まれたことはありますか?
新作『飽くなき地景』が直木賞候補となり話題ですが、それだけでなく、荻堂顕さんのデビュー作『不夜島』や、心に残る代表作品にも触れてみたいですよね。
荻堂顕さんの独特な作風は、読むほどに深みが増していくもの。
電子書籍で手軽に読むことができるので、今すぐKindleでお気に入りの一冊を見つけてみませんか?
荻堂顕はどんな人?
- 荻堂 顕(おぎどう あきら)
- 1994年3月25日生まれ
- 世田谷区成城出身
- 早稲田大学系属早稲田実業学校中等部・高等部卒業
- 早稲田大学文化構想学部卒業
カズオ・イシグロさんの小説の書き方を紹介したNHKの番組をきっかけに作家を目指し始めた荻堂顕さん。
第二回新潮ミステリー大賞に応募し、最終選考には残らなかったものの誌面に名前が載り、それが励みとなり就職活動をせずに創作活動に専念しました。
デビューは26歳の時で、その間、ライターや映像編集、新宿ゴールデン街でバーテンダー、格闘技ジムのインストラクターなど、多様な仕事を経験。
人々との出会いが大きな収穫だったと振り返っています。
荻堂顕さんの作品は、日常の中に隠れた小さな幸せや、人の優しさ、弱さに焦点をあてていて、『飽くなき地景』や『不夜島』では、美しい風景を通して登場人物の心の葛藤が描かれています。
読んでいると自分の気持ちとも重ねて考えさせられることが多いんですよね。
荻堂顕さんの物語は、まるで心に寄り添ってくれるような温かさがあり、静かな感情の波を感じさせてくれます。
荻堂顕の新作『飽くなき地景』の魅力
『飽くなき地景』は、荻堂顕さんならではの魅力が詰まった作品で、第172回直木賞候補作です。
都市開発を家業とする家族の物語の中、過去の美しさに魅せられた主人公が、自らの運命に立ち向かう姿に心惹かれます。
時代背景にはオリンピックや高度経済成長期の東京が描かれ、無銘の刀を巡るミステリーと歴史が絡み合い、深みのあるストーリーが展開していきます。
美と血のノワール小説の要素を取り入れた本作は、ミステリーと歴史のファンにもおすすめ。
さらに、主人公が運命に抗う姿が現代社会にも通じるテーマを感じさせてくれるので、読み進めるたびに共感できる部分がたくさんある一冊です。
主人公・治道は、昭和の旧華族・烏丸家の嫡男。家業や都市開発には興味を持てなかったものの、祖父が所有する美しい宝刀に心を奪われます。
時代はオリンピックや高度経済成長に向かって進んでいき、治道は次第に家族や家業に引き寄せられていくのですが、そこには宝刀に隠された家族の秘密と愛憎が明かされていきます。
治道は祖父の遺言の真相を知り、皮肉な現実を受け入れていくんです。
関連:>>荻堂顕さんの『飽くなき地景』が注目される直木賞候補作!第172回の発表日やノミネート作品の詳細をチェックしてみませんか?
荻堂顕の不夜島とデビュー作や代表作品をチェック!
荻堂顕さんの『不夜島』やデビュー作の『擬傷の鳥はつかまらない』デビュー作の次に高評価の代表作品『ループ・オブ・ザ・コード』をそれぞれご紹介します。
もっと荻堂顕さんを知ってくださいね!
不夜島
荻堂顕さんの『不夜島((ナイトランド))』は、戦後の混乱を描いたサイバーパンク小説で、深いテーマが込められています。
全身サイボーグ化された主人公を通じて、人間らしさやアイデンティティについて考えさせられるんです。
また、台湾や琉球の歴史も絡みながら、過去を振り返り、これからの未来にどう向き合うかを教えてくれる作品。
サイバーパンクな世界観の中で繰り広げられるアクションも、見逃せませんよ。
もし読みたくなったら、Kindleで今すぐ手に入れてみてくださいね!
◆2024年第77回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞
擬傷の鳥はつかまらない
荻堂顕さんのデビュー作『擬傷の鳥はつかまらない』は、新宿歌舞伎町を舞台にしたハードボイルド小説です。
物語は、「アリバイ屋」を営む女性が主人公で、社会の片隅で必死に生きる人々の複雑な心情が描かれています。
荻堂顕さんは自身が新宿ゴールデン街でバーテンダーをしていた経験を活かし、リアルな描写とファンタジー要素を織り交ぜながら物語が進行。
社会の厳しさとSFの要素が絶妙に絡み合い、何度読んでも新しい発見がある一冊です。
電子書籍Kindleで手軽に読むことができるので、ぜひ体験してみてください。
※新宿ゴールデン街でバーテンダーとして働いた経験を活かし、リアルな描写とファンタジー要素がうまく融合している点が、貴志祐介さんをはじめとする審査員に高く評価されたそうです。
◆2021年(投稿時の原題『私たちの擬傷』)第7回新潮ミステリー大賞受賞・デビュー
ループ・オブ・ザ・コード
荻堂顕さんの『ループ・オブ・ザ・コード』は、デビュー作に続き高い評価を受けた話題作。
※反出生主義をテーマにしたサイエンス・フィクション作品で、「ポスト伊藤計劃」として、小島秀夫をはじめとする著名な人物から絶賛されたそうです。
『ループ・オブ・ザ・コード』は、近未来を舞台に、人類の未来や生命倫理に深く切り込みながらもエンターテイメント性を損なわないSFミステリーです。
歴史や文化が〈抹消〉された国イグノラビムスで、主人公アルフォンソが奇病の謎に挑み、自分の価値観と向き合う姿が描かれているんです。
その斬新なテーマで「ポスト伊藤計劃」と絶賛され、サイエンスとドラマの両面で未体験の感動ができますよ!
電子書籍Kindleですぐ手に取れるので、この歴史ハードボイルドの超大作の世界に飛び込んでみませんか?
◆2022年第36回山本周五郎賞候補
電子書籍で荻堂顕の作品を手軽に読む方法
「荻堂顕さんの本を読んでみたい」と思った瞬間に、一番簡単に手に入れる方法は電子書籍です。
特にKindleは便利で、すぐにダウンロードして読むことができるんです。
直木賞候補作である新作『飽くなき地景』も電子版Kindleで販売されており、手軽にその魅力を味わうことができます!
通勤・通学の時間や、自宅でのリラックスタイムに、手軽に荻堂顕さんの物語世界に浸ってみませんか?
電子書籍を活用することで、新しい読書体験が広がりますよ。
Kindle:>>荻堂顕さんの新作『飽くなき地景』も楽しめるKindle Unlimitedを始める方法をわかりやすく解説!登録から解約まで安心して使えるポイントをご紹介します。
まとめ
荻堂顕の新作飽くなき地景の魅力とは?不夜島やデビュー作と代表作品のご紹介について、以下の4つの事柄をご紹介しました。
- 荻堂顕はどんな人?
- 荻堂顕の新作『飽くなき地景』の魅力
- 荻堂顕の不夜島とデビュー作や代表作品をチェック!
- 電子書籍で荻堂顕の作品を手軽に読む方法
荻堂顕さんの直木賞候補作である新作『飽くなき地景』は、忙しい日常に癒やしと新しい発見をもたらしてくれる一冊。
深い物語性が魅力で、通勤やリラックスタイムにもぴったりです。
電子書籍Kindleで簡単に手に入るので、この機会に荻堂顕さんの物語の世界を楽しんでみませんか?
日常に特別な彩りが加わるかもしれませんよ。