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コジコジは宇野千代の子!? 第5話「手紙を書こう」の誤解エピソードとさくらももこの遊び心

コジコジは宇野千代の子!_ 第5話「手紙を書こう」の誤解エピソードとさくらももこの遊び心 作家・作品ガイド
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「えっ、コジコジの母親が宇野千代ってどういうこと?」

『コジコジ』を見ていて、思わずそう驚いた方もいるのではないでしょうか。

もちろん、コジコジが作家・宇野千代さんの子供という設定ではありません。

宇野千代さんと荒井注さんの名前が登場するのは、アニメ『さくらももこ劇場 コジコジ』第5話「手紙を書こう」で交わされる、コジコジと次郎くんのユーモラスなやりとりです。

公式作品リストによると、第5話「手紙を書こう」は1997年11月1日に放送されました。

この記事では、

「なぜ宇野千代?」
「荒井注はどう関係するの?」
「本当にコジコジの両親なの?」

という疑問を整理しながら、この不思議な名前の組み合わせを楽しんでみたいと思います。

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コジコジは宇野千代の子供ではない

最初に結論からお伝えすると、コジコジは宇野千代さんと荒井注さんの子供ではありません。

そもそもコジコジは、メルヘンの国で暮らす宇宙生命体。

公式作品紹介でも、第1話から「コジコジはコジコジ」という独特の存在として描かれています。

では、なぜ「宇野千代」「荒井注」という実在する人物の名前が出てくるのでしょうか。

その理由が、第5話「手紙を書こう」の言葉遊びにあります。

第5話「手紙を書こう」で宇野千代と荒井注が登場

第5話「手紙を書こう」では、手紙をテーマにした物語が展開します。

その中でコジコジが両親の名前を思い出そうとし、次郎くんとの会話がどんどん思わぬ方向へ転がっていきます。

コジコジが母親の名前について「う」や「ち」が入っていたような気がすると話したことから、次郎くんが連想したのが「宇野千代」

さらに父親についても名前を連想していくうちに、今度は「荒井注」という名前へ。

そして「ではコジコジは宇野千代と荒井注の子供なのか?」という、とんでもない話になっていくんです。

このやりとりは、コジコジ公式作品リストで確認できる第5話「手紙を書こう」のエピソードに登場します。

真面目に答えを探しているようで、会話がどんどんずれていく。

この脱線の仕方が、なんとも『コジコジ』らしいんですよね。

宇野千代と荒井注はどんな人?

ここで、「そもそも宇野千代と荒井注って誰?」と思った方もいるかもしれません。

宇野千代さんは、『おはん』『色ざんげ』などで知られる小説家です。

小説だけでなく雑誌出版やきものの仕事にも取り組み、明治から平成までを生きた作家として知られています。

一方、荒井注さんは、ザ・ドリフターズの元メンバーとして知られるコメディアン・俳優です。

つまり、実際にはまったく別の分野で活躍した二人。

その二人を突然「コジコジの両親かもしれない」という話へ結びつけてしまうところに、このギャグのおもしろさがあります。

さくらももこの「言葉遊び」として読むのが自然

以前この記事では、

「さくらももこさんは宇野千代さんを敬愛していた」
「宇野千代さんから影響を受けていた」

という形で紹介していました。

ただ、今回あらためて確認したところ、その関係を裏付ける信頼できる公開資料は確認できませんでした。

ですので、「宇野千代という名前を出したのは文学へのリスペクトだった」と断定するのは避けたほうがよさそうなんです。

確認できたのは、

第5話「手紙を書こう」に、宇野千代さんと荒井注さんの名前を使った言葉遊びが登場する

というところまでです。

でも、それだけでも十分おもしろいんですよね。

「う」と「ち」から宇野千代。

そこから父親まで有名人へ。

何気ない言葉を拾って、予想もしなかったところまで会話を転がしてしまう。

そうしたズレや脱線は、『コジコジ』の笑いの魅力のひとつだと思います。

コジコジの「自分らしさ」と宇野千代を重ねて読んでみた

ここからは、作品の公式な設定ではなく、私自身が読んで感じたことです。

最初にこのエピソードを知ったときは、

「なんで宇野千代?」

と、ただ笑ってしまいました。

けれど宇野千代さんの本を読んだあとで、もう一度コジコジを見ると、少し不思議な重なりを感じたんです。

コジコジは、周囲から何を言われても、無理に誰かになろうとしません。

「コジコジはコジコジ」。

第1話から描かれているこの姿勢は、『コジコジ』という作品の大きな魅力でもあります。

一方、宇野千代さんも、恋愛や仕事、結婚と離婚を経験しながら、自分の人生を何度も動かしてきた人でした。

もちろん、

「コジコジは宇野千代をモデルにしている」
「二人には意図的な共通点がある」

という意味ではありません。

あくまで、一人の読者として二つの作品世界に触れたとき、

「自分自身でいること」

というところに、少し似た響きを感じたということなんです。

文学と漫画。

まったく違うところにあるように見える作品同士が、読んだ人の中でふっとつながる。

そんな読書の楽しみ方もあっていいのかもしれませんね。

「宇野千代 子供」「荒井注」と検索される理由もコジコジだった

実際、「宇野千代」と検索すると、

「宇野千代 子供」
「宇野千代 荒井注」
「宇野千代 コジコジ」

といった、一見すると不思議な組み合わせが出てくることがあります。

でも、ここまで読んでいただくと理由がわかりますね。

コジコジ第5話の言葉遊びから生まれた組み合わせで、実際の家族関係ではありません。

宇野千代さん自身に実の子供はいなかったことや、夫・結婚歴については別の記事で詳しく整理しています。→ 宇野千代に子供はいた?4度の結婚歴と夫・恋愛遍歴を年表で解説

検索から「本当に宇野千代の子なの?」と来た方は、こちらで実際の宇野千代さんの家族について確認してみてくださいね。

コジコジから宇野千代を知ったなら、まず『おはん』から

コジコジのエピソードがきっかけで、

「宇野千代ってどんな作家なんだろう」

と気になった方もいるかもしれません。

そんな方に最初の一冊としておすすめしたいのが、『おはん』です。

宇野千代さんの代表作で、妻のおはんと愛人のおかよ、その間で揺れる一人の男の心を描いた作品。

コジコジとはまったく違う世界ですが、人間というものの不思議さをじっと眺めるようなところに触れると、

「こんな作家だったんだ」

と、新しい出会いになるかもしれません。

宇野千代さんの代表作をもう少し選んでみたい方はこちらへ。→ 宇野千代の代表作おすすめ4選|『おはん』『色ざんげ』など初心者向け名作案内


人物像やエッセイ、恋愛観までまとめて知りたい方はこちらで全体を案内しています。→ 宇野千代の代表作・エッセイ・恋愛観まとめ|女性に刺さる名言と人生哲学

まとめ|コジコジの「宇野千代と荒井注」は楽しい言葉遊び

コジコジは、宇野千代さんと荒井注さんの子供ではありません。

二人の名前が登場するのは、アニメ『さくらももこ劇場 コジコジ』第5話「手紙を書こう」で描かれる、コジコジと次郎くんのユーモラスな会話です。

そこから、

「宇野千代の子供ってコジコジ?」
「荒井注とはどんな関係?」

という不思議な検索につながっているんですね。

さくらももこさんが宇野千代さんを特別に敬愛していたからこの名前を使った、ということまでは確認できません。

だからこそ、無理に深い意味を決めつけず、

「こんなところに宇野千代の名前を持ってくるなんて」

と、まずは言葉遊びそのものを楽しむのが『コジコジ』らしいのかもしれません。

そして、その笑いがきっかけで一冊の文学へつながったなら。

それもまた、本とのちょっと不思議な出会いですよね。

◆今日の一冊が、あなたの心に少しでも響いていたら嬉しいです。
もっと心に寄り添う本を探してみたくなったら――➡「柚香の森」で探す

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このブログを書いている人

 

本と心をつなぐ、言葉の案内人

松風知里(まつかぜ ちり)

読書ブログ『本と歩む日々』を運営。
読書の悩みや心のモヤモヤに、やさしく寄り添う記事を書いています。

日本読書療法学会 会員。
古本のオンライン書店を営みながら、小説・詩・エッセイも少しずつ書いています。

★X(Twitter)でもブログ情報を発信中@chiri_matsukaze

 

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