直木賞作家の今村翔吾さん。
『塞王の楯』で直木賞を受賞した作家として知っている方もいれば、『イクサガミ』や『羽州ぼろ鳶組』シリーズから気になった方もいるかもしれません。
歴史小説というと、少しむずかしそうに感じることもありますよね。
でも、今村翔吾さんの作品には、歴史の大きな流れだけではなく、そこに生きる人の迷いや覚悟、誰かを守りたい気持ちがしっかり描かれているんです。
だからこそ、歴史に詳しい人だけでなく、「熱い物語を読みたい」「人の生き方に触れたい」という方にも届いているのだと思います。
この記事では、今村翔吾さんの出身地や学歴、現在の大津市での暮らし、家族に関する公表情報、作家になるまでの経歴を整理しました。
あわせて、2026年の新刊・文庫化作品や、Amazon・Kindle・Audibleで手に取りやすい作品もご紹介します。
今村翔吾さんのプロフィール

まずは、今村翔吾さんの基本プロフィールを整理しておきます。
| 項目 | 内容 |
| 名前 | 今村翔吾 |
| 生年 | 1984年 |
| 出身地 | 京都府 |
| 現在の居住地 | 滋賀県大津市在住と紹介されています |
| 職業 | 小説家、書店経営者 |
| 主なジャンル | 歴史小説、時代小説 |
| 主な受賞作 | 『塞王の楯』『八本目の槍』『じんかん』など |
| 代表作 | 『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』『塞王の楯』『イクサガミ』『幸村を討て』など |
今村翔吾さんは、ただ小説を書くだけでなく、書店経営や文学賞のプロデュースなど、本を届ける場所そのものにも力を注いでいる作家です。
作品を書く人であり、本を読む人と本屋さんをつなぐ人でもあるんですよね。
今村翔吾さんの出身地は京都府
今村翔吾さんは、京都府出身です。
「京都出身の歴史小説家」と聞くと、それだけで少し納得してしまうところがあります。
京都は、歴史が今の暮らしのすぐそばに残っている場所です。街を歩けば、昔の人が生きた気配が、ふと立ち上がってくることがありますよね。
もちろん、出身地だけで作家の作品が決まるわけではありません。
それでも、歴史を遠い昔のものとしてではなく、「そこに人が生きていた時間」として描く今村翔吾さんの作品には、土地の記憶を大切にする感覚が流れているように感じます。
今村翔吾さんは現在、大津市のどこに住んでいる?
今村翔吾さんは、滋賀県大津市在住の作家として紹介されています。
ただし、「大津市のどこに住んでいるのか」という具体的な住所や地域名は、公表されている情報では確認できません。
ここは、無理に深掘りしない方がいいところだと思います。
作家の暮らしに関心を持つ気持ちは自然なものですが、生活の場所はとても個人的なものでもあります。
わかっているのは、今村翔吾さんが大津市を拠点にしながら、作家活動や書店に関わる活動を続けているということです。
大津は、琵琶湖があり、比叡山があり、歴史の層がとても深い場所です。
『塞王の楯』の舞台にも大津城が関わってきますし、今村翔吾さんの作品にある「土地と人の記憶」は、滋賀での暮らしともどこかで響き合っているのかもしれません。
大津市の住所は非公開
検索すると「大津市のどこ?」と気になる方も多いと思います。
けれど、現時点で確認できるのは「大津市在住」というところまでです。
この記事でも、個人の生活に踏み込みすぎないよう、住所や地区の推測はしません。
本を読むときは、作家の私生活を追いかけるよりも、作品に残された土地の気配を味わう方が、ずっと豊かな読書になる気がします。
今村翔吾さんの学歴は?

今村翔吾さんの学歴については、奈良女子大学附属中等教育学校が母校として紹介されています。
その後、関西大学文学部に進んだことも、対談記事などで触れられています。
| 時期 | 学歴 |
| 中高 | 奈良女子大学附属中等教育学校 |
| 大学 | 関西大学文学部 |
奈良女子大学附属中等教育学校は、奈良にある中高一貫校です。
奈良という場所もまた、歴史の記憶が深く積もった土地ですよね。
子どものころから歴史小説に親しみ、学生時代にも歴史や物語への関心を育てていったことを思うと、今村翔吾さんの作家としての土台は、かなり早い時期から作られていたのかもしれません。
関西大学文学部に進んだあと、すぐに作家一本の道へ進んだわけではありません。
ここが、今村翔吾さんの経歴のとても面白いところです。
今村翔吾さんの経歴|作家になるまでの道のり

今村翔吾さんは、大学を出たあと、いくつもの仕事を経験しています。
公式プロフィールでは、ダンスインストラクター、作曲家、滋賀県守山市の埋蔵文化財調査員を経て、作家になったと紹介されています。
歴史小説家と聞くと、ずっと机に向かって本を読んできた人を想像するかもしれません。
でも今村さんの歩みを見ると、人と関わる仕事、体を使う仕事、地域の歴史に触れる仕事を重ねてきたことがわかります。
この経験が、作品の熱さにつながっている気がするんです。
歴史上の人物を、遠い存在としてではなく、悩み、怒り、守り、走り続けた人間として描く。
その描き方の奥には、今村さん自身がいろいろな現場で人と向き合ってきた時間があるのかもしれません。
作家デビューと主な受賞歴
今村翔吾さんは、2017年に『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で作家デビューしました。
その後、歴史・時代小説の分野で次々と評価され、2022年には『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞します。
主な受賞歴を整理すると、次のようになります。
| 年 | 作品・受賞 |
| 2016年 | 「狐の城」で九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞 |
| 2018年 | 『火喰鳥』で歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞 |
| 2020年 | 『八本目の槍』で吉川英治文学新人賞 |
| 2020年 | 『じんかん』で山田風太郎賞 |
| 2021年 | 「羽州ぼろ鳶組」シリーズで吉川英治文庫賞 |
| 2022年 | 『塞王の楯』で第166回直木賞 |
| 2025年 | 『幸村を討て』で第13回大阪ほんま本大賞 |
今村翔吾さんの作品には、勝ち負けだけでは終わらない人間の姿があります。
守りたいものがある人。
それでも間違えてしまう人。
歴史の中で名を残した人。
そして、名も残らなかったけれど、たしかに生きていた人。
そういう人たちを、今村さんはとても熱く、でもどこかやさしく描くんですよね。
今村翔吾さんの経歴を知ると、次に気になるのは「どの作品から読めばいいのか」かもしれません。
直木賞受賞作から入るのか、シリーズものを読むのか、新刊文庫を待つのか。最初の一冊を選びやすいように、文庫で読みやすいおすすめ作品を別記事でまとめました。
家族や結婚について

今村翔吾さんの家族や結婚については、公式プロフィールなどで詳しく紹介されている情報は多くありません。
公表されている範囲では、実家がダンススクールに関わっていたことや、若いころにダンスインストラクターとして働いていたことがわかります。
また、インタビューでは、弟さんもダンスをしていたことに触れられています。
家族について知りたくなる気持ちはありますよね。
作家の背景を知ると、作品が少し近く感じられることもあります。
でも、今村翔吾さんを知るうえで大切なのは、「家族構成の細かな情報」よりも、実家の仕事や人との関わりの中で育った経験が、作品にどう息づいているかを感じることなのかもしれません。
今村翔吾さんの小説には、仲間、師弟、親子、主従、家、地域といった関係がよく描かれます。
人はひとりでは立っていない。
誰かとの関係の中で、自分の役割や覚悟を見つけていく。
そんなまなざしが、作品全体に通っているように思います。
現在の活動|書店経営や文学賞にも関わる作家
今村翔吾さんは、小説家としてだけでなく、書店経営にも関わっています。
大阪府箕面市の「きのしたブックセンター」、佐賀駅構内の「佐賀之書店」、東京・神保町のシェア型書店「ほんまる」など、本と人が出会う場所づくりにも取り組んでいます。
これは、本好きとして、とても胸に残る活動です。
本は、書かれるだけでは読者に届きません。
書店に並び、誰かが手に取り、迷って、選んで、家に連れて帰る。
その流れがあって、はじめて一冊の本は誰かの時間に入っていくんですよね。
今村翔吾さんは、その「届くまで」の場所にも目を向けている作家なのだと思います。
今村翔吾さんの現在の活動を見ていると、小説を書くだけでなく、「本が読者に届く場所」をとても大切にしていることが伝わってきます。
その思いが形になった取り組みのひとつが、日本ドラフト文学賞です。
作品を一作だけ選ぶのではなく、複数の出版社や企業がドラフト形式で原稿を見つけていく、新しい形の文学賞なんです。
日本ドラフト文学賞を創設
今村翔吾さんは、日本ドラフト文学賞にも関わっています。
この文学賞は、出版社などがドラフト形式で作品や書き手を指名するという、少し珍しい形の賞です。
第1回ではドラフト結果も発表され、複数の作品が出版社などから指名を受けました。
作家を目指す人にとって、文学賞は大きな入口です。
でも同時に、とても孤独な挑戦でもあります。
日本ドラフト文学賞のように、作品だけでなく、書き手の未来まで見ようとする場があることは、書く人にとってひとつの希望になるかもしれません。
書き続ける人の背中を押す。
今村翔吾さんの活動には、そんな熱があるんですよね。
今村翔吾さんの活動をたどっていると、日本ドラフト文学賞にも自然と関心が向いてきます。
この賞は、作品を一作だけ選ぶというより、複数の出版社や企業がドラフト形式で原稿を見つけていく文学賞です。第2回に応募を考えている方は、応募要項や締切を早めに確認しておくと安心です。
2026年に読みたい今村翔吾さんの新刊・文庫化作品
ここからは、今村翔吾さんの近年の新刊・文庫化作品をご紹介します。
今村さんを初めて読む方は、作品数の多さに少し迷うかもしれません。
そんなときは、今の自分の気分に近い入口から選んでみてくださいね。
作家で食っていく方法
2026年1月に発売された『作家で食っていく方法』は、小説ではなく、今村翔吾さんの仕事論として読める一冊です。
作家という仕事の現実、創作を続けるための考え方、人気作家であり続けるために実践していることが語られています。
小説家を目指している方はもちろん、ブログを書いている方、フリーランスで仕事をしている方、好きなことを続けたい方にも響くところがありそうです。
「書くことを仕事にする」と聞くと、夢のある言葉に見えます。
でも実際には、続けるための工夫や、届けるための努力が欠かせないんですよね。
今村さんの小説を読んできた方が、作家の裏側を知る一冊として読むのもいいと思います。
作家志望の方だけでなく、ブログや発信を続けている方にも合う一冊です。
Amazonで試し読みやレビューを見ながら、自分の今の働き方に重なるところを探してみてくださいね。
戦国武将伝 東日本編・西日本編
『戦国武将伝 東日本編』『戦国武将伝 西日本編』は、2026年3月にPHP文芸文庫から文庫化されました。
全国47都道府県から武将を一人ずつ取り上げるという、歴史好きにはたまらない構成です。
大河ドラマや歴史番組で有名な武将もいれば、あまり知られていない人物もいます。
でも今村さんの手にかかると、その一人ひとりに物語の光が当たるんです。
地元の武将から読むのもいいですし、旅行前にその土地の人物を読んでみるのも楽しそうです。
歴史を「覚えるもの」ではなく、「人として出会うもの」にしてくれる一冊だと思います。
火喰鳥 羽州ぼろ鳶組
『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』は、今村翔吾さんのデビュー作であり、人気シリーズの入口です。
2026年にはテレビアニメも放送され、改めて注目されています。
舞台は江戸。
火消たちが命をかけて火に立ち向かう物語です。
この作品の魅力は、ただ「かっこいい」だけではありません。
傷を抱えた人たちが、もう一度立ち上がり、仲間とともに前へ進んでいくところに胸を打たれます。
熱い物語が読みたい方、チームものが好きな方、人情のある時代小説を探している方には、とても入りやすい作品です。
Audible版もあるので、耳から江戸の火消の世界に入るのも合いそうです。
アニメから気になった方は、原作を読むと人物の奥行きがより深く感じられます。
Audibleで聴くと、火消たちの掛け声や緊張感が近く感じられるかもしれません。
塞王の楯
『塞王の楯』は、第166回直木賞を受賞した代表作です。
舞台は戦国時代。
「絶対に破られない楯」を目指す石垣職人と、「どんな城も落とす矛」を目指す鉄砲職人。
相反する信念を持つ二人が、大津城を舞台に向き合います。
守ることと、攻めること。
戦を終わらせたいという願いが、まったく違う形でぶつかっていく。
この構図が、とても強いんです。
歴史小説でありながら、ものづくりの物語でもあり、信念の物語でもあります。
今村翔吾さんを代表作から読みたい方には、まず候補に入れてほしい一冊です。
直木賞受賞作から読みたい方には、やはりこの一冊。
紙の本でじっくり読むのも、Audibleで長い物語に浸るのも合う作品です。
イクサガミ
『イクサガミ』は、明治時代を舞台にした活劇です。
時代小説にデスゲーム的な緊張感を重ねた作品で、スピード感のある物語が好きな方にも読みやすいと思います。
2025年にはNetflixで実写ドラマ化され、さらに注目が広がりました。
「歴史小説は少しハードルが高い」と感じる方でも、『イクサガミ』は物語の勢いに引っ張られて読みやすいかもしれません。
シリーズものなので、登場人物と一緒に走っていくような読書になります。
映像化から気になった方は、原作で人物の背景や物語の熱をたどってみるのもおすすめです。
Audible版もあるので、移動時間に少しずつ聴き進めるのも合うと思います。
今村翔吾さんの作品はKindleやAudibleで読める?
今村翔吾さんの作品は、紙の本だけでなく、Kindle版やAudible版が用意されているものもあります。
歴史小説は登場人物が多く、最初は少し身構えることもありますよね。
でもAudibleで聴くと、人物の声や場面の勢いにのって、物語の中へ入りやすいことがあります。
特に『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』『塞王の楯』『イクサガミ』のような熱量のある作品は、耳で聴く読書とも相性がいいと思います。
家事の時間、散歩の時間、通勤の時間。
本を開けないときにも、物語のそばにいられるのがAudibleのいいところです。
Audibleの料金や無料体験について知りたい方は、こちらの記事で詳しくまとめています。
Amazonオーディブルとは?料金・無料体験・使い方・解約まで総まとめ
家事や移動中に聴く読書を取り入れたい方には、こちらも参考になります。
Audibleの賢い使い方|通勤・通学・家事で楽しむながら聴き読書
電子書籍と紙の本で迷う方は、読み方の違いをこちらで整理しています。
電子書籍と紙の本どっちがいい?記憶・集中力・メリット比較
※Kindle UnlimitedやAudible聴き放題の対象作品は、時期によって変わることがあります。気になる作品は、Amazonの商品ページで最新の表示を確認してみてくださいね。
どれから読む?今村翔吾さんのおすすめ入口
今村翔吾さんの作品はたくさんあるので、最初の一冊に迷う方もいると思います。
そんなときは、読みたい気分から選んでみてください。
| 読みたい気分 | おすすめ作品 |
| 代表作から読みたい | 『塞王の楯』 |
| 熱いチームものが読みたい | 『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』 |
| 映像化作品から入りたい | 『イクサガミ』 |
| 真田幸村や大坂の陣が気になる | 『幸村を討て』 |
| 武将の短い物語を少しずつ読みたい | 『戦国武将伝』 |
| 作家の仕事論に触れたい | 『作家で食っていく方法』 |
どの作品にも共通しているのは、人が何かを守ろうとする姿です。
城を守る。
仲間を守る。
家を守る。
誇りを守る。
そして、自分が信じたものを守る。
今村翔吾さんの小説は、その熱をまっすぐ描いてくれるんです。
今村翔吾さんのよくある質問
ここでは、今村翔吾さんについて検索されやすい疑問を、公表されている情報をもとに整理しました。
出身地や学歴、現在の居住地などは気になるところですが、プライバシーに関わる部分は無理に踏み込まず、確認できる範囲でやさしくまとめています。
今村翔吾さんの出身地はどこですか?
京都府出身です。現在は滋賀県大津市在住の作家として紹介されています。
今村翔吾さんは大津市のどこに住んでいますか?
大津市在住であることは紹介されていますが、具体的な住所や地区は公表されていません。この記事でも、プライバシーに配慮して詳細な場所の推測はしていません。
今村翔吾さんの学歴は?
奈良女子大学附属中等教育学校が母校として紹介されています。また、関西大学文学部に進んだことも対談記事で触れられています。
今村翔吾さんの代表作は?
代表作には『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』『塞王の楯』『イクサガミ』『幸村を討て』『八本目の槍』『じんかん』などがあります。
今村翔吾さんの新刊はありますか?
2026年1月に『作家で食っていく方法』が刊行され、2026年3月には『戦国武将伝 東日本編』『戦国武将伝 西日本編』が文庫化されています。
まとめ|今村翔吾さんは、歴史の中に生きる人の熱を描く作家
今村翔吾さんは、京都府出身で、現在は滋賀県大津市を拠点に活動する直木賞作家です。
学歴としては、奈良女子大学附属中等教育学校を経て、関西大学文学部に進んだことが確認できます。
作家になる前には、ダンスインストラクター、作曲家、埋蔵文化財調査員など、さまざまな仕事を経験してきました。
その歩みがあるからこそ、今村さんの作品には、歴史の知識だけではない、人の体温や現場の熱が宿っているのかもしれません。
『塞王の楯』で直木賞を受賞し、『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』はアニメ化、『イクサガミ』は映像化され、ますます読者の入口が広がっています。
まず読むなら、代表作の『塞王の楯』。
熱いチームものなら『火喰鳥』。
映像化から入るなら『イクサガミ』。
新しい一冊としては『作家で食っていく方法』や文庫化された『戦国武将伝』も手に取りやすいです。
気になる一冊があれば、まずはAmazonで試し読みをしてみるのもいいですし、Audibleのサンプルを聴いてみるのもいいと思います。
歴史は、遠い昔のことではなく、誰かが必死に生きた時間なんですよね。
今村翔吾さんの作品は、そのことを熱く、まっすぐ思い出させてくれる本です。


