こんにちは、松風知里です。
「本の読み方がわからない」「読んでも頭に残らない」──そんなお悩みを抱えていませんか?
読書をもっと楽しみたいのに、気づけば内容を忘れてしまったり、そもそも何から読めばいいのか迷ってしまったり…。
でも、大丈夫。
実はその“もやもや”には、ちゃんとした原因と解決のヒントがあるんです。
この記事では、「頭に残らない原因」や「本の読み方の種類」、そしてその上手な使い分け方まで、やさしく解説していきます。
あなたにぴったりの読書スタイルが見つかれば、本との時間がもっと楽しく、もっと身近になりますよ。
頭に残らないのはなぜ?本の読み方がわからないと感じる原因とは

読書をしても内容が頭に入ってこない──そんなとき、落ち込まなくていいんです。
まずは「なぜそうなるのか」を知ることが、読書の第一歩なんですよね。
頭に残らない読書の主な原因
- 集中できる環境が整っていない(音や通知、忙しさ)
- 読書の目的がはっきりしていない(なんとなく読んでいる)
- 受け身の読み方をしている(ただ文字を追ってしまう)
- 予備知識が不足している(内容が難しく感じる)
- 疲れているときに無理して読む(記憶が定着しづらい)
これらの原因に気づくだけでも、「本の読み方がわからない」という感覚が、少しずつほぐれていくはず。
そして次に大切なのは、自分に合った読み方を知ることなんです。
本の読み方はひとつじゃない!3つの読み方を知ろう
「読書はこうしなきゃ」という思い込みを手放すと、心がふっと軽くなります。
ここでは、あなたに合う読み方を見つけるヒントとして、3つのスタイルをご紹介しますね。
1. じっくり読み
小説やエッセイなど、感情を味わいたい本にぴったり。
一文ずつ味わいながら読むことで、登場人物の心の動きや風景の描写が、ゆっくり心に染みてきます。
▶ 感情移入がしやすく、記憶にも残りやすくなるんです。
2. 流し読み
全体の流れをつかみたいときや、情報をざっくり取り入れたいときにおすすめ。
ビジネス書や自己啓発書でよく使われるスタイルです。
▶ ポイントを押さえることで、必要な情報だけを効率よく吸収できます。
3. 目的読み
「これが知りたい」というテーマを持って本を開く方法。
たとえば、料理本でレシピだけを見るような読み方です。
▶ 必要な知識をピンポイントで得られるので、実生活にすぐ活かせます。
『檸檬』を読み方別に体験してみました
実際にこの3つの読み方を使って、梶井基次郎の『檸檬』を読んでみたんです。
同じ作品でも、読み方ひとつで印象がガラリと変わる──それが読書の面白さなんですよね。
じっくり読み
檸檬の色や香り、手触りが鮮明に心に残り、主人公の感情がすぐそばに感じられました。
「美」と「無常」のテーマが浮かび上がってきて、深い余韻が残りました。
流し読み
ストーリーの展開や場面転換がすっと入ってくる反面、細やかな心理描写や美しい言葉は少し見逃してしまう感覚も。
目的読み
「檸檬って何を象徴しているんだろう?」という視点で読むと、檸檬が主人公の閉塞感や解放への欲求を象徴していることに気づけました。
📝コラム:『檸檬』に込められた意味
檸檬は、鮮やかな色と冷たさで、主人公の心の奥にある“モヤモヤ”をそっと震わせる存在。
現実の重さを軽くしてくれるような、小さな革命だったのかもしれません。
読書をもっと楽しむために|気楽に、自由に
「読まなきゃ」と思うと、読書って苦しくなってしまうこともあるんですよね。
でも、本来、読書はもっと自由なもの。
- 5分だけ読む
- 興味があるところから読む
- 途中でやめてもOK
こうした「ゆるい読書」だって、立派な読み方なんです。
大事なのは「自分のペースで読むこと」。
「読めない」と感じていた方も、きっと「読んでみようかな」に変わるはずです。
▶︎ 読解力を鍛える大人のための無料アプリ3選!メリット、デメリットや口コミも
読んだ内容がもっと頭に残るようにしたい方へ。読解力を高めるアプリを使って、読書の理解力を底上げする方法をご紹介しています。
本の読み方を変える、ツールという選択肢

「本を買いに行く時間がない」「読みたいのに手元にない…」そんなときは、読書ツールを活用してみませんか?
たとえば、
- スマホにKindle無料アプリを入れて、通勤やスキマ時間に読む
- Audibleで家事や散歩中に耳から読書を楽しむ
読む時間も、読む場所も、読むスタイルも自由になると、読書のハードルがぐっと下がります。
▶︎ Amazon Kindle Unlimitedの使い方・料金・解約方法を徹底解説!初心者向けガイド (Kindleってどう使うの?そんな方に向けて、料金や登録・解約手順まで詳しくまとめています)
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まとめ|「本の読み方がわからない」を卒業するために
「読んでも頭に残らない」「本の読み方がわからない」──
そんな悩みには、きちんと原因があります。
でも、自分に合った「読み方」を知って、少し視点を変えるだけで、読書の世界はぐっと広がるんです。
焦らず、比べず、あなたのペースで大丈夫。
読書は、あなたの心をやさしく整えてくれる時間です。
今日からまた、一冊と向き合う楽しさを、あなた自身の方法で見つけてみてくださいね。
── 松風知里