![知里](https://matsukazechiri.blog/wp-content/uploads/2024/05/17097877353808215078688455449971.jpg)
ジャンルを問わずいろんな分野を書かれていますね。
舞台となる土地も日本にとどまらない。
どこから発想を得ているのか知りたくなります。
![ヨメキチ](https://matsukazechiri.blog/wp-content/uploads/2024/03/17071765529172866186098900860524.jpg)
日替わりでひとつずつ読んでみたいよね!
・坂崎かおる(さかさきかおる)
・1984年 東京都生まれ
坂崎さんのWEBページには「小説書いたり、家事したりしてます」とあるので、ご結婚されているかもしれませんね。
小説書くあい間に家事、なのか。それとも家事のあい間に執筆活動をするのか。また、どういうふうに物語が浮かんでくるのか?知りたいところです。
坂崎さんは何かのインタビューでこう答えていました。以下抜粋してます。
「自分から遠いもの、ある程度遠い国の昔の出来事のほうが書きやすいのかもしれません。自分に近い立場の知識は逆に足枷になるというか。丁寧に資料を集め、事実の描写などの責任を負うことで、物語をしなやかに書ける感覚がありますし、自分の書ける世界が広がっている気がします」
では、これまでの作品と受賞歴を見てゆきましょう!
過去作品と受賞歴
これまでの受賞した作品や単行本化している本をいくつかご紹介します。
リモート
※「リモート」は、2024年に河出書房新社から刊行された短編集『嘘つき姫』に再録されています。
2020年第1回かぐやSFコンテスト審査員特別賞受賞
電信柱より
2021年第3回百合文芸小説コンテストSFマガジン賞受賞
ファーサイド
2021年第1回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト日本SF作家クラブ賞受賞
あたう
作品の閲覧ができます。
↓↓↓
2022年第28回三田文学新人賞佳作受賞
嘘つき姫
戦争の中で嘘が姉妹を繋ぐ標題の「嘘つき姫」、電気椅子ショーに挑む魔女と技師「ニューヨークの魔女」その他に書き下ろし2篇を含む全9篇となります。
2022年第4回百合文芸小説コンテスト大賞受賞
僕のタイプライター
2023年第1回幻想と怪奇ショートショートコンテスト優秀作受賞
渦とコリオリ
2023年第6回阿波しらさぎ文学賞受賞(後に受賞辞退されています)
『徳島新聞』2023年8月26日掲載
いぬ
幻想短篇アンソロジー『水都眩光』に収録されています
こちらからも購入できます(中古本)
↓↓↓(管理人運営の古本屋「柚香の森」)
ベルを鳴らして
2024年第77回日本推理作家協会賞短編部門受賞 『小説現代』2023年7月号
海岸通り
2024年 第171回芥川龍之介賞候補
『文學界』2024年2月号掲載
まとめ
在宅で仕事をすると、外で仕事するより忙しいはずです。なんてったって家の中のあらゆることが目につくのですから。
そんな中、特定のジャンルに囚われずに書けるのは、小説としての完成度の高さが評価されていると思います。それが坂崎さんの作品の特徴だからだろう。
どの作品も含みを持たせた終わり方が絶品なのです。
まだ読んだことのない方はこの機会に気になる本を読んで見てはいかがでしょうか。
知らなかった世界を覗くことができるかもしれません。