「大学生になったら本を読め」とよく言われるけれど、何を読めばいいのか分からない──そんな方、多いですよね。
でも、本を読むことは知識を増やすだけでなく、自分の世界を広げる大切な行為なんです。
悩んでいる時、一冊の小説が心の支えになることもあります。
今回は、大学生のうちにぜひ読んでおきたい小説を5冊ご紹介します。
どれも“人生の節目”に寄り添ってくれるような、心に残る本ばかりです。
電子書籍なら、通学時間や寝る前の5分でも読めますし、Audible(オーディブル)なら“耳読書”でストレスなく物語の世界へ。
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大学生が小説を読むと得られる3つのこと
大学生のうちに小説を読むことは、単なる“趣味”にとどまらないんですよね。
感情を動かし、世界を知り、自分を深めるきっかけにもなります。
想像力・共感力が育つ
登場人物の心の動きに寄り添うことで、まるで自分がその場にいるように感じられる瞬間があります。
それは人の痛みを理解する力──社会で必要な「共感力」なんです。
知識と語彙が増える
物語の背景や言葉づかいに触れることで、自然に語彙力や表現力が育ちます。
エッセイやレポートを書く時にも、自分の言葉がより豊かになるんです。
心のリセットになる
試験や人間関係で疲れたとき、物語の世界に浸るだけで、心がふっと軽くなる。
読書は“静かな癒し”でもあるんですよね。
大学生が読むべき本おすすめ小説5選
どんな本を読めばいいかわからない──そんなときは、まず“心が動く”一冊から。
ここで紹介する5冊は、どれも読むたびに気づきや勇気を与えてくれる名作です。
竜馬がゆく/ 司馬遼太郎
新しい季節を迎えるとき、心に少し迷いが生まれることがありますよね。
そんなときに読みたいのが、坂本龍馬の生涯を描いた『竜馬がゆく』です。
行動しながら未来を切り開いていく龍馬の姿は、挑戦を恐れる私たちの背中をそっと押してくれるんです。
歴史を超えて伝わる勇気や希望のエネルギーが、きっと明日の自分を少し変えてくれますよ。
よかったら、あなたも龍馬と一緒に新しい一歩を踏み出してみてくださいね。
司馬遼太郎「しばりょうたろう」(本名: 福田定一(ふくだていいち))は1923年大阪生まれ。大阪外国語学校卒業後、学徒出陣を経験。産経新聞社を経て作家活動に専念。1960年『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『坂の上の雲』などの歴史小説で多くの読者を魅了し、日本文学に多大な影響を与えた。1996年に逝去。
こころ/ 夏目漱石
春と秋のあいだのような、少し切ない季節に読みたくなるのが漱石の『こころ』なんです。
「先生」と「私」の静かな対話の中に、人の孤独や誠実さ、そして愛の難しさが滲んでいます。
読んでいると、自分の中にも小さな葛藤があることに気づくはず。
それでも、誰かを想い、まっすぐに生きようとする姿が美しくて、心が温かくなります。
静かに心を見つめ直したい夜に、そっと開いてみてくださいね。
夏目漱石(1867-1916)本名:夏目金之助(なつめ きんのすけ)は、近代日本文学を代表する作家。東京大学卒業後、松山・熊本で教師を務め、1900年に英国留学。帰国後、『吾輩は猫である』で作家活動を開始し、『三四郎』『こゝろ』などを発表。49歳で没。
十二人の死にたい子どもたち/ 冲方丁
心が少し重たいときこそ、読んでほしい物語があります。
安楽死を望む十二人の少年少女が集まる部屋──そこにあるのは「死」ではなく、ほんとうの「生」への問いかけ。
冲方丁が描くこの物語は、絶望のなかに小さな希望を見つける力をくれるんです。
読み終えたあと、きっと「生きていることの意味」をやさしく考えたくなるはず。
疲れた心をそっと包み込むような一冊です。
冲方丁(うぶかた とう)は、1977年生まれの日本の作家。幼少期を海外で過ごし、早稲田大学在学中に作家デビュー。『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で本屋大賞を受賞。小説、ゲーム、アニメなど幅広く活躍。
冗談/ミラン・クンデラ
ほんの一言が、人生を大きく変えてしまう──そんな皮肉を静かに描いたのが『冗談』です。
チェコの厳しい時代を背景に、クンデラは言葉の重さと人間の愚かさを鮮やかに描いています。
読みながら、ふと自分の過去の“何気ない一言”を思い出すかもしれません。
後悔や誤解の中にも、希望の芽があることを教えてくれるこの小説。
言葉の力を見つめ直したいあなたに、静かにおすすめしたい一冊です。
ミラン・クンデラ(1929-2023)はチェコ出身の小説家。『冗談』で注目され、1968年の「プラハの春」後に共産党を除名、1975年にフランスへ亡命。代表作『存在の耐えられない軽さ』で世界的名声を得た。作品は哲学的洞察とユーモアに満ち、記憶やアイデンティティを探求した。
やし酒飲み/エイモス・チュツオーラ
現実の世界に少し疲れたとき、ふと異国の風を感じたくなることがありますよね。
『やし酒飲み』は、ナイジェリアの神話と現実が入り混じる、不思議な幻想譚です。
少年が旅するその道のりには、怖さと美しさが同居していて、読むほどに心が解き放たれていくんです。
言葉を超えて伝わるリズムと生命力に、きっとあなたも惹き込まれるはず。
少し疲れた夜に、心の冒険をしてみてくださいね。
エイモス・チュツオーラ(1920-1997)はナイジェリアの小説家。幼少期から働きながら学び、鍛冶屋や空軍勤務を経て執筆を開始。1952年に『やし酒飲み』を発表し、ヨルバの伝承を基にした独自の作風で注目を集めた。
読書を習慣化する3つのコツ
「本を読みたいけど続かない」──そんな悩みを抱える方へ。
読書は“続ける工夫”を少しするだけで、ぐんと身近になります。
ここでは、忙しい大学生でも無理なく読書を続けるための3つのコツをご紹介します。
① Kindleで読書をもっと身近に
スマホ一つで、どこでも本が読める時代。
Kindle Unlimitedに登録すれば、月額で何冊でも読めるんです。
電車の中、カフェ、寝る前の10分──その“すきま”が読書時間になります。
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② Audibleで「ながら読書」
「読む時間が取れない…」という方には、Audibleがおすすめ。
家事中や通学時間に“聴く読書”ができるから、ストレスなく続けられるんです。
まずは無料体験で、心地よい声の朗読を体験してみてください。
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③ 読書が続かないときのリカバリー法
読めない日があっても、焦らなくて大丈夫。
大切なのは“読むこと”より、“本を身近に感じていること”。
完読しなくてもいいんです。心が少し動いたら、それが読書の始まりなんですよね。
まとめ
大学生にとって読むべき本を見つけることは、自分を知る旅の始まりです。
どんな本を選ぶかより、「なぜ読みたいと思ったのか」が大切なんですよね。
もし心に残る一冊を見つけたら、その瞬間を大切にしてください。
それが、あなたの未来を照らす小さな灯りになるかもしれません。

