永方佑樹の字滑りはどんな作品?詩人で大学院卒の経歴や詩集√3と不在都市もご紹介! についてご紹介します。
永方佑樹(ながえ ゆうき)さんは詩人として活動をスタートし、芥川賞候補に選ばれた注目の作家さんなんです。
彼女の小説『字滑り』は、繊細な言葉で日常の奥深さを描き、多くの人の心を揺さぶっています。
この記事では、永方さんの経歴や詩集、話題作『字滑り』の魅力をわかりやすくお届けします。
きっと彼女の作品を手に取りたくなりますよ!
永方佑樹とはどんな人?
永方佑樹(ながえ ゆうき)さんは東京都出身の詩人で、小説『字滑り』が芥川賞候補に選ばれた注目の作家です。
フランス・パリ留学中にエドガー・アラン・ポーの詩に感動し、言葉の美しさと可能性に目覚めた彼女は、帰国後に大学院で日本文学の古典を学びながら詩作を始めたそうです。
さらに、書店で出会った『枕草子』に心を奪われ、1000年前の日本語が持つ鮮やかさに感銘を受け、自分の表現を追求する道へ。
現在は名古屋芸術大学の非常勤講師として活動しつつ、テクノロジーを取り入れて五感を拡張する新しい詩の形を追求しています。
永方佑樹の作品の楽しみ方
はじめての方にも楽しめる、永方佑樹さんのおすすめの読む順番をご紹介します。
まずは詩集『√3』を手に取って、彼女の詩的な表現に触れてみてください。そのあと、『不在都市』を読むことで、彼女が描く都市の世界観に深く入り込めます。
最後に『字滑り』を読めば、詩人としての視点がどのように小説の中で生かされているのかが見えてきますよ!
√3
永方佑樹の詩集『√3』は、読むだけじゃなく五感で楽しむ新しい体験をくれる本です。
「√3」は「ルート3」を意味し、日本語のひらがな・漢字・カタカナを組み合わせて表現される詩の工夫も魅力のひとつ。一見シンプルな数字から、宇宙や時間、存在について考えさせられる内容になっています。
QRコードで詩と景色がつながる作品もあり、自分が詩の一部になるような体験ができます。
言葉はわかりやすく、数学初心者やいろんな年代の人にも楽しめる一冊です。
不在都市
永方佑樹さんの『不在都市』は、東京の今と昔が重なり合う詩集なんです。明治や大正、江戸時代の記憶が、現代の街並みの中に息づいているんです。
読むと、いつも見ている風景に隠れた歴史や感情を感じ取ることができ、時間がただの線じゃないことに気づかされます。
また、独特の言葉遣いに触れることで、言葉の力の深さを再発見することもできるんです。まるで都市が語りかけてくるような、そんな作品です。
ぜひ、読んでみてくださいね!
きっと新しいものが発見できると思いますよ。
四季彩図鑑 〜写真でつづる日本の伝統色
『四季彩図鑑 〜写真でつづる日本の伝統色』は、写真家の北山建穂さんと詩人の永方佑樹さんが、日本の伝統色と四季の美しさを紹介する作品です。
105の色を通して、自然との調和や日本人の色彩感覚を感じることができます。
美しい写真と詩が一体となり、色にまつわる物語が綴られているこの本は、自然の豊かさを再発見し、日本文化への理解を深めてくれる一冊です。
◆第3回写真出版賞大賞受賞
永方佑樹さんは、この本には、100色以上の美しい写真と色の名前があり、それに詩をつけるのはとても難しかったと語っています。
また、本書の詩に使う言葉は、言葉を学び始めた子どもから大人まで伝わるように心がけたそうです。
写真とともに添えられた解説文は五感を刺激し、あらゆる年齢の人が楽しめます。
「読む人によって、どんな言葉が心に残るかがとても興味深いです」とも、おっしゃっています。
永方佑樹さん曰く、
「最終的に、本を読むことは身体全体で感じる行為だと気づかされます。」
字滑り
『字滑り』は、自己と向き合うことの大切さを教えてくれる素敵な物語です。
主人公が不思議な出来事に巻き込まれながら、自分自身を見つめ直していきます。
読んでいるうちに、変化を恐れずに受け入れる勇気が湧いてきたり、新しい自分に気づいたりできるかもしれません。
永方佑樹さんの優しい言葉選びが、誰にでも響く作品で、言葉の力を改めて感じさせてくれます。難解すぎず、幅広い年齢層が楽しめる魅力的な一冊です。
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まとめ
永方佑樹の字滑りはどんな作品?詩人で大学院卒の経歴や詩集√3と不在都市もご紹介!について、以下の2つの事柄をご紹介しました。
- 永方佑樹とはどんな人?
- 永方佑樹の作品の楽しみ方
永方佑樹さんは、詩人としての感性と大学院卒ならではの知性をあわせ持つ新進気鋭の作家です。
芥川賞候補作『字滑り』は、その才能が凝縮された一冊といえるでしょう。ぜひ、詩集や小説を通じて彼女の世界に触れてみてください。
それが、日々の風景を少し違った視点で見つめるきっかけになるはずです。